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僕が完全に自分の曲を持っていると思えるボーカリストを個人的にピックアップしてみました

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洋楽を聞くようになって、40年近くになりますが、その中でしびれるボーカリストはいろいろといましたが、この曲はこの人にしか歌えないくらい、ものすごく曲になじみ切っているボーカルってあると思うのです。つまり、この曲は他の人が歌っても表現が難しいんじゃないかということなんですけれども。そこで僕にとってどういうボーカルストが、そういう定義に当てはまるのか、考えてみました。

Contents

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ロニー・ジェイムス・ディオのスターゲイザーとヘブン・アンド・ヘル

冒頭でも書いたように音楽を楽しむようになって40年経つのですが、そのきっかけになったのは、レインボーのRisingでした。このアルバムは、リッチー・ブラックモアよりも、ロニー・ジェイムズ・ディオのボーカルとコージー・パウエルの圧倒的なドラミングが際立っていました。その結果、レインボーがリッチー・ブラックモアのワンマンバンドというよりも、実力とミュージシャンの格が競う感じになって、素晴らしいアルバムとなりました。このアルバムはロック史上名を残す作品となったと思います。

特にRisingのB面の1曲目、スターゲイザーのロニー・ジェイムズ・ディオのボーカルは本当に素晴らしく、熱唱としかいいようがない曲で、個人的にもこの40年最も多く再生した曲だと思います。

ちなみに僕がドリーム・シアターを知ったきっかけも、スターゲイザーです。ジェイムズ・ラブリエのボーカルもいいですが、ロニー・ジェイムズ・ディオのほうが圧倒的です。

演奏はさすがにドリーム・シアターのほうが圧倒的にうまいのですが、いかにもカバーという感じは否めません。ペトルーシのギターはさすがですけどね。

話をレインボーに戻すと、このあとレンボーは、オン・ステージというアルバムを発表し、その後バビロンのアーチを発表後、ロニー・ジェイムズ・ディオはレインボーを解雇。そしてブラック・サバスで復活を果たすことになります。そこで発表されたヘブンアンドヘルは、結果としてブラック・サバスの名盤だけでなく、Rising同様ハードロックの名盤になりました。この曲もロニー・ジェイムズ・ディオ以外のボーカリストが歌っているのはあまり聞いたことがありません。それだけロニーの個性がこの曲に集約されているんだと思います。

ロニーの一番状態のいいときのライブもあります。

僕はこの人のボーカルのおかげで、ハードロックが好きになりましたので、感謝しきれない存在ですが、僕はレインボ〜ブラック・サバス〜ディオの頃が一番スキです。

スティーブン・タイラーのドリーム・オン

僕の音楽的なタイプとしては、クラシカルなハードロックか、テクニカルなハードロックが好きなのですが、例外としてエアロスミスが好きです。エアロスミスに関しても、デビューのときから知っていますし、日本に初来日したときも、そのド迫力なライブに圧倒されましたし、その後何回か来日しているうちの数回は見に行っています。

また、2017年4月にソロで来日したときも行きましたが、その時の興奮した内容はブログにもアップしました。

日本武道館で行われたスティーブン・タイラーのソロライブのセットリストは、バラエティに富んだ、しかも最後の最後にサプライズもありました

このときに感激したのは、やはりドリーム・オン。エアロスミスには色々と代表曲がありますが、ソロのライブでも、エアロスミスのライブでもドリーム・オンは必ず演奏しますね。

たしか、ロニー・ジェイムズ・ディオとイングヴェイ・マルムスティーンがカバーしているのを聞いたことがあると思いまして、探すとありました。

イングヴェイ・マルムスティーンは相変わらず、曲をぶち壊していますが(笑)、ロニー・ジェイムズ・ディオが歌うとブラック・サバスっぽくなっちゃう。それはそれで個性なのですが、スティーブン・タイラーのほうが圧倒的に良いです。

ロバート・プラントの天国の階段

レッド・ツェッペリンの名曲は数多くあるけれども、最も知られているのは天国の階段だと思います。実際にロバート・プラントの特徴がよく出ているし、他の人には歌い難い、曲のイメージがあります。つまり天国の階段はロバート・プラントの曲であるということですね。

ちなみにハートもカバーしていますが、こちらはツェッペリンも質の高さをみとめています。

デヴィッド・ギルモア(ピンク・フロイド)のComfortably Numb

プログレ系で独立したボーカリストというのは、ピーター・ガブリエルとジョン・アンダーソンくらいしか思いつかないほど、演奏しながらボーカルも素晴らしいと言うのが、プログレの特徴だと思うのですが、そのうちの一人はピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアで、デヴィッド・ギルモアの声とピンク・フロイドの曲はもすごく合っている感じがします。その中でも特に素晴らしいのは、Comfortably Numb。この曲はデヴィッド・ギルモアのギターも素晴らしいのですが、それ以上にボーカルが素晴らしい。

この曲は僕の大好きなSons Of  Apolloも演奏していますね。こちらも出来もいいけど、やはりトータルでデヴィッド・ギルモアかな。

ジョン・ウェットンのStarless

前段に続いてプログレのボーカルとして、ジョンウェットはものすごく優れていると思う。僕はリアルタイムでジョンウェットがキング・クリムゾンにいたということは体験してないのですが、エイジアなどで、活躍していたということもあり、彼の声はよく知っています。アルバムレッドに収録されているのStarlessがこちら。

次の動画もStarlessですが、ジョンウェットの個人バンドなんでしょうか。

UKでカバーしているのを見た記憶があるのですが、どうしても見つからず。見つかったら、こちらにアップしようと思います。

ホイットニー・ヒューストンのGreatest Love of All

女性のボーカリストとして、歌唱力といい、声の伸びといい、透明感といい、ホイットニー・ヒューストンの右に出る人はいないのではないかというくらいの素晴らしい才能の持ち主だったと思いますね。今調べてみたら、2012年に亡くなっているんですね。今でも信じられません。彼女は色々と伝説を残していますが、僕がいちばん好きなのはGreatest Love of All。PVも好きです。

ちなみにジョージ・ベンソンもカバーしていますが、圧倒的にホイットニー・ヒューストンがいいと思います。

なお、原曲よりカバーが有名になったのは、僕はヴァン・ヘイレンのユー・リアリー・ガット・ミーだと思います。こちらはキンクスの代表曲ですが、一気にヴァン・ヘイレンの自前の曲になった感があり、今更ですが、エディ・ヴァン・ヘイレンがいかに偉大であったか、わかります。ボーカルがデイヴ・リー・ロスというのも良かったのかもしれないですね。

キンクスの原曲はこちら。

今更ですが、ヴァン・ヘイレンの方はこちらです。