2021/02/08
(夫婦漫才)ロバート・フリップ&トーヤのシュールなカバーをまとめました Toyah & Robert Fripp’s Sunday Lunch
2020年は新型コロナウィルスでほぼすべてのエンターテイメントのイベントが中止になりましたが、そんな中でプログレの王者キング・クリムゾンのリーダーであるロバート・フリップと奥さんのトーヤがYouTubeで素晴らしい動画をアップしています。しかもカバーです。そのカバーも素晴らしい選曲。こちらは個人的な忘備録ということもあって、どのようなカバーをしているのかブログにまとめてみることにしました。
Contents
ロバート・フリップというアーティスト
ロバート・フリップという人は、唯一無二と言っていいくらい前衛的なプログレッシヴ・ロックのキング・クリムゾンのリーダーであり、2018年12月にキング・クリムゾンで来日した時に、実に厳格なライブで、今まで体験したことのない圧倒的なサウンドで溶けそうになりました。次のキング・クリムゾンの動画を見てもらうとわかりますが、ロックバンドであるにも関わらず一切動きません。こんなロックバンド見たことがない。それだけストイックというか、厳格なステージングをします。
40年近くライブを見続けていますが、こんなステージングは今まで見たことありません。キング・クリムゾンのメンバーはひたすら演奏をするだけです。
ロバート・フリップという人は、ウィットに富んだとても頭のいい人だと思うのですが、実際に要望などはロックミュージシャンというよりも大学の先生という感じ。
そういう事もあって、ロバート・フリップというアーティストは、自分にも他人にも厳しいストイックな印象を持っています。
トーヤという人はというと
トーヤという女性は、ロバート・フリップの奥さんなんですけれども、調べてみると才能の豊かな人で、ミュージシャンとしてのも全英で2位になる曲を発表するだけでなく、本の出版の他、映画や舞台など女優としても活躍している、大変な才女ですね。YouTubeで動画を探してみると、ありました。いわゆるニューウェイブ系かなあという感じがしますね。
それでは、ロバート・フリップ&トーヤの見事なパフォーマンスと原曲をご紹介したいと思います。
おそらく一番最初にトーヤが動画をアップした作品「I Want To Be Free!」ロバート・フリップも登場
おそらく最初にトーヤが登場したのが、このフェイスブックの動画です。後半にロバート・フリップも登場します新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、イギリスではロックダウンが実施されていました。曲は今の願いである「I Want To Be Free!」。
ロバート・フリップとトーヤのシュールなダンス動画
2020年4月5日なると、トーヤだけでなく、ロバート・フリップも登場します。
ダンスは更にシュールな方向に進み、二人でミツバチのコスプレ。すごい。ロバート・フリップ、74歳ですよ。すごすぎる。お庭も立派だ。こちらは2020年4月11日に公開されています。
4月20日になるとタンゴを二人で踊ってます。この高齢者カップルは本当にすごい。日本人でこんなカップルいません。
ロバート・フリップ&トーヤ、デヴィッド・ボウイ「Heroes」をカヴァー
この頃から、二人はカバー曲をアップしています。最初になるだろうと思われるのは、デヴィッド・ボウイ「Heroes」。
原曲はこちら。デヴィッド・ボウイ、かっこいい^^
次にトーヤとロバート・フリップのパフォーマンス。
ロバート・フリップの表情が抜群ですね。レスポールのカスタムを弾いてます。
トーヤ、プレデターやエイリアンに登場するモンスターのモノマネ
こちらもシュールです。トーヤがプレデターやエイリアンのモンスターのモノマネをしてます。夫婦漫才度が加速して笑えます。
トーヤとロバート・フリップのパフォーマンスバトル
こちらは二人がシュールさが、更に加速していて、面白いです。トーヤが自分の曲?のパフォーマンスをすると、ロバート・フリップがキング・クリムゾンのフレーズでやり返すという、すごいパフォーマンス。
トーヤがキング・クリムゾンの曲に合わせてダンス
ファンからすると、ロバート・フリップのギターに合わせて踊る事自体すごいのですが、見事にトーヤは踊りきってます。素晴らしいです。
ギターと包丁Toyah & Robert Fripp’s Sunday Lunch
ロバート・フリップのギターに合わせてトーヤが包丁を使うパフォーマンス。ロバート・フリップのフレーズが早くなればなるほど、トーヤの包丁のスピードも加速するという、まさにプログレです。
トーヤがマウス耳でキング・クリムゾンの「Fracture」をタップダンスで表現
この動画は結構シュールで、背景にユニコーンのおもちゃがあり、トーヤはマウス耳の被り物をつけて、キング・クリムゾンの名曲「Fracture」をバックに踊っています。
まずはキング・クリムゾンの原曲です。
次にトーヤのパフォーマンス。すごいです。
トーヤのかばんの中身を見せるパフォーマンスToyah & Robert Fripp’s Sunday Lunch
すでに止まらなくなったトーヤ。ロバート・フリップもノリノリです。ユニコーンの配置も前回とは違いますね。
トーヤの楽曲「Dance in the Hurricane」Toyah & Robert Fripp’s Sunday Lunch
ロバート・フリップとトーヤがトーヤの曲を演奏しています。原曲はこちら。
こちらが二人のパフォーマンス。ライブになっているので、ファンにとっては嬉しい映像だと思います。
ロバート・フリップとトーヤが一緒に組んだバンドSunday All Over the Worldのパフォーマンス。
Sunday All Over the Worldは、ロバート・フリップとトーヤが1991年に結成して、その年に活動を停止したバンド。初めて聴きましたけれども、ニューウェイブとロバート・フリップ流の荒々しいプログレサウンドですね。
まずは原曲はこちら。
二人のパフォーマンスはこちら。こちらもライブなので、ファンにはたまらないんだと思いますね。僕もこのサウンドは結構好き。ロバート・フリップのギターが大変良いです。
くるみ割り人形のうち「金平糖の精の踊り(Dance of the Sugar Plum Fairy)」のパフォーマンス
まず、オリジナルがこちら。
トーヤとロバート・フリップのパフォーマンスはこちら。シュールです。
トーヤ&ロバート・フリップのカバー集
ナット・キング・コールなど多くのアーティストが演奏してきたスタンダードWhen I Fall in Love
まずは原曲。いい感じですよね。
トーヤとロバート・フリップのパフォーマンスは、こちら。
ロバート・フリップが歌っています。珍しい。
ジャズのスタンダードナンバー Tea For Two
この客はとても有名ですよね。僕でも知っているスタンダードナンバーです。
トーヤとロバート・フリップのパフォーマンス。天才の音楽の解釈は違うなという感じ。さすが。
トーヤが歌うクリムゾンの代表曲「21st Century Schizoid Man」
クリムゾンの21st Century Schizoid Manと言ったら、クリムゾンの代表曲というか、プログレッシヴ・ロックの代表曲です。ライブでもこの曲が塩素されるとものすごく盛り上がりました。
次にトーヤの21st Century Schizoid Man。クリムゾンよりも更にプログレしてます。
太陽と戦慄パートIV(Larks’ Tongues In Aspic: Part Four)のパフォーマンス
太陽と戦慄パートIV(Larks’ Tongues In Aspic: Part Four)は、かなり前衛的で、原曲はこちら。
トーヤとロバート・フリップのパフォーマンス。漫才というよりも芸術の領域じゃないでしょうか。すごい。この動画は結構見られていて、更にびっくり。
Van Halenのデビュー曲でもあるキンクスのYou really got me
You really got meはもう名曲中の名曲です。特にVan Halenがカバーしたことでかなり有名になりました。一応キンクスとVan Halenのものをまず貼っておきますね。
まず、キンクス。
次はVan Halen。あまりにも鮮烈で、Van Halenの代表曲になりました。
そしてトーヤとロバート・フリップ。演奏しているシチュエーションがすごい。大きな家ですね。
Deep PurpleのSmoke on the Water
ハードロックファンであれば、誰でも知ってるDeep PurpleのSmoke on the Water。ま、無用かもしれませんが本家本元のパフォーマンス。
トーヤとロバート・フリップはさらにプログレです。何故かトーヤはリアリーダーの格好をしています笑
選曲がすごい。BLACK SABBATHのParanoid
ParanoidはBLACK SABBATHの代表的な曲です。まずは原曲をどうぞ。
ロバート・フリップが弾くBLACK SABBATHというのがそもそもすごい。しかもロバート・フリップの顔や腕にはタトゥー風のペイントもされている。これはトーヤのアイディアなんでしょうね。
レッド・ツェッペリンの「Whole Lotta Love」
ディープ・パープル、ブラック・サバスに続き、ブリティッシュハードロックの大御所レッド・ツェッペリンの代表曲「Whole Lotta Love」。原曲はこちら。You Tubeでは1億回!以上再生されているという恐るべき代表曲です。
これをロバート・フリップとトーヤがカバーしてます。何故か、トーヤは鞭を床に叩きつけながら歌ってます笑
Jimi Hendrixの名曲「Foxey Lady」
選曲がすごいですね。ここに来てジミヘンというのは意外でした。まず、原曲はこちら。ジミヘンかっこいいですね。色あせてない。
ロバート・フリップとジミヘンはほぼ同世代だと思うんですよね。そのパフォーマンスはこちらです。トーヤがまとっているのは、蜘蛛の糸でしょうか。
なんとガンズのSweet Child O’ Mineをカバー
Sweet Child O’ Mineはガンズの代表曲の一つですが、流石にロバート・フリップがこの曲をカバーするというのは、驚き。共通点がないような感じがするんですよね、世代的に。ただ、オープニングのスラッシュのイントロは、ロバート・フリップが好きっぽい感じは個人的にします。
そして、二人のカバーがこちら。
演奏状況と比べると、パフォーマンスは結構普通でした。
デヴィッド・ボウイの「The Jean Genie」
デヴィッド・ボウイのロックンロール色の強い曲「The Jean Genie」です。原曲はこちら。
ロバート・フリップとトーヤのパフォーマンスはこちらです。ロバート・フリップのアンプ。僕が持っているYAMAHAのじゃないかなあ。
今度はニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」
ニルヴァーナの代表曲の一つである「Smells Like Teen Spirit」
これをあの二人がカバーすとどうなるのかというと…
トーヤのダンスがキレキレですね^^
セックスピストルズの「Anarchy In The UK」
セックスピストルズの代表曲ですよね、「Anarchy In The UK」は。原曲はこちら。演奏は下手くそだね。
セックスピストルズ以上にアナーキーなのが、ロバート・フリップとトーヤ。クリスマス前ということもあり、ロバート・フリップは、サンタクロースの格好をしていて、何故かトーヤーはチアリーダー風。アナーキーだ笑
すごいパフォーマンスです。本当のプログレだね。
アリス・クーパーのSchool’s Outをカバー
僕は個人的にアリス・クーパーはよく知らないんだけど、とりあえず原曲はこちらです。
ロバート・フリップとトーヤのカバーはかなりシュール。トーヤは完全にロバート・フリップを圧倒しています。
レッド・ツェッペリンの名曲中の名曲「Black Dog」のカバー
レッド・ツェッペリンのBlack Dogがロックバンドに与えた影響ものすごく多く、この曲調は多くのバンドが採用してますね。有名どころだとホワイトスネイクの「Still of the Night」。マイナー系ですとワイナリー・ドッグスの「Elevate」とかもそうです。それほど後世のロックミュージシャンには多大な影響を与えている曲です。原曲はこちら。
この名曲をこの二人がカバーすると、こうなります。何故かトーヤは、ヒョウ柄のコスプレ笑
しっぽを回しています。
メタリカの代表曲「Enter Sandman」
You Tubeでは4億回!再生されている、Enter Sandman。
ロバート・フリップとトーヤのパフォーマンスは、こちらです。トーヤのビーチクが何故か見えてる。本人は全く関係ない感じがしますね笑
なんとGuns N’ RoseのWelcome to the Jungleをカバー
これは結構びっくりしました。ロバート・フリップとガンズには全く接点がないと思っていたので。さすがにロバート・フリップのリフは素晴らしいと思いました。さすがです。
必要ないと思いましたが、一応原曲を。しかし、かっこいいライブ。
こちらがロバート・フリップとトーヤのライブです。相変わらずトーヤは意味不明です笑
ジョーン・ジェット&ブラックハーツ I Love Rock’Rollのカバー
この曲はジョーン・ジェットの名曲ですね。彼女がランナウェイズでデビューして、新宿厚生年金会館で一番前でライブを見た記憶があります。シンプルなリフがとってもかっこいい曲です。原曲です。
トーヤとロバート・フリップのカバーはこちら。トーヤ、ギターはあまりうまくないね^^;
今週はジミヘンのパープル・ヘイズ。ロバート・フリップのリフがかっこよすぎる
2021年2月7日に公開されたのが、ジミヘンのパープル・ヘイズ。ジミヘンの代表曲ですね。まず、オリジナルがこちら。
トーヤとロバート・フリップのカバーがこちら。さすがにロバート・フリップのリフはかっこいい。これで70代。ぼくもこういうじーさんになりたい。
Toyah & Robert Fripp’s Sunday Lunchについて
以上、できるだけまとめてみたのですが、この二人は面白いですね。特に僕はキング・クリムゾンのストイックなステージを見てるので、かなり驚いています。ただ、ロバート・フリップという人はとても頭のいい人だし、ウィットに富んでいるということもあり、イギリス風の強烈なジョークと捉えていますし、すごく面白いと思いますね。今後も毎週日曜日に夫婦漫才がアップされるようなので、引き続き、この記事にはアップしていこうと思います。