2019年パリ&モン・サン・ミッシェル旅行記 Vol.3 パリの教会巡り(サント・シャペル〜サン・シュルピス教会〜サン・ジェルマン・デプレ教会〜不思議のメダイの聖母の聖堂)
パリ3日目は教会巡りをします。美しいステンドグラスが有名なサント・シャペル、ダ・ヴィンチ・コードで有名になったサン・シュルピス教会、パリ最古の教会と言われているサン・ジェルマン・デプレ教会、そして不思議のメダイの聖母の聖堂です。
Contents
まずは美しいステンドグラスが有名なサント・シャペルへ
この日は、一日中教会巡りをします。今回行ってみる教会としては、サント・シャペル、サン・シュルピス教会、サン・ジェルマン・デプレ教会、不思議のメダイの聖母の聖堂です。それぞれ自分の中でこういうものを見たい、あるいは体験したいという思いで、動き回りました。もちろん、僕はクリスチャンではないのですが、やはり、フランスの教会は歴史がとても古いので、行くたびにいろいろな発見があります。ですので、今日は一日のんびりしながら、教会巡りをしようと思います。
サント・シャペルまではバスで行くのですが、モンパルナスのバスターミナルに向かう途中、マルシェが開かれていました。
バスに乗ると、20分もかからず最寄りのバス停に到着しました。今回でサント・シャペルは3回目になります。1回目も2回目も曇り空でしたが、今回は快晴。天気によって建物も随分雰囲気がかわります。
サント・シャペルの入り口で、入場手続きをして、中に入ります。1階にはルイ9世(聖ルイあるいは聖王ルイ)の像があります。ルイ9世(聖ルイあるいは聖王ルイ)は、サント・シャペルの建設を命じた国王で、1239年から収集し始めた聖遺物を納めるために建設を命じたものであるとされています。
サント・シャペルはなんと言ってもステンドグラスが本当に素晴らしく、2階に螺旋階段で登るとその素晴らしいステンドグラスを見ることが出来ます。
サント・シャペルの薔薇窓ですね。
サント・シャペルはステンドグラスで有名ですが、実は床も美しいです。このユリの紋章はフルール・ド・リス(仏語:fleur-de-lis もしくは fleur-de-lys)と言い、フランス王権の象徴です。
今まで全く気が付かなかったのですが、今回相方に教えてもらいました。この日は晴れていたので、門扉も開放されていました。
本当にここは何度も来ても(と言ってもまだまだ3回ですが^^;)素晴らしいです。パリに来たら絶対に来るべきかと思いますね。
サン・シュルピス教会を堪能しました
2018年のクリスマスに教会巡りをしまして、その様子をまとめた動画こちらでして、
このとき、サン・シュルピス教会に行ったのですが、クリスマスという時期もあってミサをしていて、色々と細かいところを見ることが出来ませんでした。サン・シュルピス教会というと、ドラクロアの絵画と映画「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍注目された「ローズライン」ということなんですが、映画「ダ・ヴィンチ・コード」を事前に見ていたこともあるのに、この2つを前回見逃すという大失態を演じてしまい、こんかいのサン・シュルピス教会は少なくとも、ドラクロアの絵画と映画「ダ・ヴィンチ・コード」で一躍注目された「ローズライン」だけは見たいと思っておりました。
こちらはサン・シュルピス教会を背中にして、広場を見たところ。
これをもう少しズームすると、
4人の枢機卿の噴水と言います。この噴水はルイ・ヴィスコンティ―作で、塔になっている4面にそれぞれルイ14世時代の説教師の像があることからこう呼ばれています。
そしてサン・シュルピス教会の中に入っていくと、ありました^^
ドラクロアの絵画です。ヤコブと天使の闘い。
この絵画は、ドラクロアが晩年2人の助手と12年かけて描いたんだそうです。典拠は旧約聖書の「創世記」第32章24~32節。この天井を見上げるとあるのが、悪魔を撃つ大天使ミカエル。
次に右手にあるのが神殿を追われるヘリオドロス。
この3つの作品は、前述したように前回来たときに不勉強ということもあり(サン・シュルピス教会にドラクロアの絵があるということさえ知らず!!!)、帰国してから知ってものすごく後悔をしました。今回は念願のこの3つの絵画を見ることが出来て、良かったです。この3つのドラクロアの絵画は大変巨大ですし、ドラクロア自身が命を削って描いた感じがします。大変迫力のある絵画でした。
次に「ローズライン」ですが、こちらも見ました^^
正面にオベリスクがありますけれども、それに対して、まっすぐ床にある白い太い線がローズラインです。ただ、何か記事で読んだのですが、サン・シュルピス教会はこの線をローズラインとは呼んでいなくて、映画のダ・ヴィンチ・コードが勝手にローズラインと言っているだけで、これは「子午線」と呼んでいるそうです。
この協会はとにかく広くて、
歴史もかなり古いので、もう少し色々と勉強してきたほうがいいかもしれないと改めて思いましたが、ドラクロアの絵画とローズラインを見ることが出来て、とりあえず当初の目的を達成することが出来てよかったです。今度はパイプオルガンを聞いてみたいなあと思ってます。
ランチはレオンブリュッセルでフィッシュ・アンド・チップス
サン・シュルピス教会は、サン・ジェルマン地区にあると思うんですけれども、そのためか、サン・シュルピス教会周辺はかなり洗練されていて、日本のMujiやユニクロ、アップルストアもありました。
中を覗いてみましたが、日本とあまり変わらなくて、価格はさすがにフランスということもあって高い感じです。でも、洗練されてるところは、パリにあっている感じがします。僕らは何も買いませんでしたが、お店の人も嫌な感じはしませんでした。
ここのアップルストアは「Apple Marché Saint-Germain 01」と言うそうです。マルシェなんだね^^アップルストアは、オペラにもありますが、特にフランスならではの商品はなさそう。持ってきてるハードはアップル製品が多いので、万が一のことがあった場合には便利かもしれませんね。ケーブルがなかったりとか、それこそiPadが壊れちゃったよということになったら、買えたりするのかもしれません。
ユニクロもありました。
ここのお店は、「UNIQLO Saint-Germain-des-Prés 01」というそうなんですけれども、サンジェルマン地区は洗練されているし、治安もいいので、ブランド的にもとてもいいと思いますね。実際にYou Tubeの動画とか見ても、ユニクロはパリの人たちには受け入れられている感じがします。
そして、今回サン・シュルピス教会に来る目的の一つに、こちらMartinez Jean-Claudeにきました。
Martinez Jean-Claudeは、NHKの旅番組で紹介されていたんですけれども、古い地図やイラスト、押し花などを売っているお店です。大変歴史を感じるセンスのいい小物があるので、サンジェルマン地区に行ったら、是非ここに来たいと思って、お店に来ました。
包装もおしゃれな感じですね。さすがという感じ。
こちらが中身です。パリのランドマークなものを購入しました。
街を散歩して、この日のランチを食べるレオン・ブリュッセルサンジェルマン店に到着しました。
レオンドブリュッセルは名前の通りベルギーのレストランですが、ムール貝で有名なチェーンレストランです。2018年のクリスマスにパリに来たときに、オペラ店で食べて、僕は結構お気に入りです。ただ、旅の途中ということもあり、貝でお腹をくだしたくないし、あまりムール貝は好きでもないので、前回も今回も頼んだのはフィッシュ・アンド・チップスです。
お腹がしっかりいっぱいになったので、斜向かいにあるサンジェルマン・デ・プレ教会に向かいました。
風格を感じさせるサンジェルマン・デ・プレ教会
サンジェルマン・デ・プレ教会はパリ最古の教会なのですが、佇まいが大変素晴らしい。ちなみにこの教会の塔の部分はこの教会が1011年に再建されたときに作られたものだそうです。つまり、1000年前のものです。すごいですよね。
内装の工事はしていましたが、内部も荘厳。こちらも、2018年に来たときはミサをしていたので、内部まで入ることは出来ませんでしたが、今回は色々とゆっくり見ることが出来てよかったです。
救いを求める人々が集う不思議のメダイの聖母の聖堂
教会巡りの最後は、不思議のメダイの聖母の聖堂です。ここは、奇跡のメダルがとても有名ですよね。このメダルを持っていると奇跡が起きるとされています。それはそれでいいんですけれども、この教会の雰囲気は、今までフランスで体験したことのない雰囲気というか、おごそかな感じがしていて、実際にお祈りに来ている人はとても多いんです。
不思議のメダイの聖母の聖堂には、キリスト教では重要な人物の銅像があります。
こちらはジャンヌ・ダルク。ジャンヌ・ダルクの人生は壮絶ですが、ウィキペディアによると、ジャンヌが死去して25年後に、ローマ教皇カリストゥス3世の命でジャンヌの復権裁判が行われた結果、ジャンヌの無実と殉教が宣言された。その後ジャンヌは1909年に列福、1920年には列聖され、フランスの守護聖人の一人となっている。
というように大変重要な人物です。
こちらは、大天使ミカエル。
そして聖母マリアの出現を目撃したフランスのカトリック修道女カトリーヌ・ラブレの像です。僕はこの時知らなかったのですが、修道女カトリーヌ・ラブレのご遺体が礼拝堂にあります。修道女カトリーヌ・ラブレは1830年になくなっているのですが、聖人なので、遺体は腐敗しないんだそうです。
不思議のメダイの聖母の聖堂で、エネルギーをもらって、隣接するボン・マルシェに移動しました。
このエスカレーターはダブルエスカレーターと言われて、インスタ映えすると大変人気の高いエスカレーターです。何件かインスタにアップされているので、ご紹介しますね。
https://www.instagram.com/p/BLO8QnBA8Xc/?utm_source=ig_web_copy_link
夕飯ル・ルレ・ドゥ・ラントレコート。本当に美味しいステーキをいただけます
パリの教会を満喫した後、夕飯を食べにステーキレストラン「ル・ルレ・ドゥ・ラントレコート」に行きました。
このレストランは僕が停まっているホテルからですと、数分かかるのですが、このレストランの界隈には歴史的に有名なカフェが多くあります。こちらはラ・ロトンドです。
ここから数分のところにステーキレストラン「ル・ルレ・ドゥ・ラントレコート」があります。ここは19時にオープンなのですが、当初口コミなどを読んでいると並ぶよと言われていたので、行ってみるとしっかり並んでいました。
それでも数分で中に入れました。店内はとてもきれいで、高級感が漂っています。
ここのレストランは、ステーキしかありません。そのためお店から聞かれるのはステーキの焼き方とドリンクとデザートだけです。注文して出てくるのは、まずサラダ、
パン。
そしてお肉です。
こちらはお肉とポテトが食べ終わると、お店の人が温かいものを持ってきてくれます。
ソースはフランス料理の命ですから、こだわりがあります。帰国してから調べてみると、このソースは秘伝のソースでハーブなど、色々なものが含まれているんだそうです。
で、お味ですが、大変美味しいです。これはソースも美味しいですけれども、お肉も美味しい。フランスのビーフなんてと前日のラ・ファイエット・カフェのまずいビーフを食べていたということもあり、あまり期待してなかったのですが、とても美味しい。今までフランスで食べたレストランで最も美味しいと思いましたよ^^
ちなみにこのレストランのホールは全員女性で、しかも全員きれいというびっくりなレストランでした。写真はないのですが、テイラー・スウィフトにそっくりのウェイトレスが、肩で風を切って歩いてるのはかっこよかった^^
この記事に連動した動画をアップしています。もしよろしければ御覧ください。