やっと終わった純と愛
今日は、純と愛の最終回ということもあって、愛が純のキスで蘇るに違いないと思っていましたが、半分は当たっていて半分ははずれました。しかし、今更ながら思うのは、NHKもよくこの半年間も公共の電波を使って、大それた実験をしたもんだと感心しつつ、半ばあきれております。
純と愛の最終回、ヒロインの夏菜がブログを更新してます。
ありがとうございました
http://ameblo.jp/natsuna-0523/entry-11501136302.html
このドラマに対して、否定的な意見が多かったのは本人もわかっているようで、それは様々なインタビューで彼女は答えていますが、今回のブログでも書いてますね。引用します。
ほんっとにたくさんの意見があった作品です。
どんな意見も私の心に響いて
純が素敵だとか、こうやって生きたいって言ってもらえたらすごく嬉しくてニヤニヤして笑、がんばろー!って思ったり。
純が否定されれば悲しくて辛くて、どうしようもない気持ちにもなったりしました。
夏菜はほんとうに頑張ったと思うけど、あまりにもドラマの質がひどかった。
特に宮古島に移転してきて、宮古島の人たちとのやり取りがあるんだけど、宮古島の人たちの演技があまりにも酷すぎたし、やはり純を襲う悲劇を見てて、実に漫画的でした。「おひさま」にしても「梅ちゃん先生」にしても、登場人物が普通にいい人たちで、そんな人達の悲喜劇が展開されて最後はハッピーエンドに終わる。
ところが、このドラマは純は性格もそうだけど、常に不運続きで、父が死んで、母親がアルツハイマーになり、旦那は脳腫瘍の手術をしたら植物人間になってしまった。しかも、手に入れたホテルは台風でめちゃめちゃになってしまう始末。普通、こういうことがあったら、本人は絶望して自殺をすると思うね。
この手のドラマが、子供向けだったらまだいいんだけど、この時間テレビを見る人達というのは残念ながら子供じゃないわけで、それも一般的には社会性のある人が見ているにもかかわらず、NHKは遊川和彦を起用して、こういうめちゃめちゃなドラマをやってしまったという事実は、実に壮大な実験だったと思うけど、それでNHKは何が得られたんですかね。
NHKというテレビ局は比較的にTwitterを多用していると思うんだけど、「#純と愛」のハッシュタグのツイートを見ていたら、否定的なことしか書かれてない。凄いのになると純は結局4つのホテルを潰したというツイートがあったけど、純の行く先は常に崩壊して、彼女が去るとすべての人が幸せになっている、結果的に。
僕の知っている人でも、その人が行くと必ず崩壊するというすごい人がいたけど、純はまさにそれで、そういうキャラクターをヒロインに仕立てた遊川和彦という人は、尋常じゃなくて、僕は悪い意味でも狂気を感じるね。今日の最終回でも中盤で延々と夏菜にものすごく長いセリフを言わせていたけど、全く無意味で遊川和彦という人は完全に破綻してるんじゃないかね。本当にそう思った。
とにかくやっと終わってよかった。今度のあまちゃんでは、宮藤官九郎さんが楽しいコメディにしたいと言ってたので、そのあたりはすごく期待してます。特に僕は尾美としのりさんが好きなので、楽しみです。