お菓子考ー舟和芋ようかん
このシリーズの記事を書くときに、僕は甘いモノが全くダメで、お酒をやめてから食べるようになりました。ところで、僕がこれは無理!という食べ物が、ホクホク系がダメでして、イモ類、ゆでたまごの黄身とかは、完璧にダメ。ラーメンに卵が入っていたら、黄身を取り除きます笑
母のことを話すと、母はイモとか豆とか大好きで、戦争中もお芋が食べられたから生き残ったものだと言ってました。でも、息子はダメなのです。そんな母は、出身は栃木ですが、その後家族で上京をして、浅草の女学校に通ったということもあって、浅草が好きで、僕も子供の頃仲見世とか連れて行ってもらった記憶がある。田舎を行く時に、東武の浅草から出発してましたしね。僕も思い出深いです。
そういう母なので、おやつとして舟和の芋ようかんが好きで、よーく芋ようかんとあんこ玉のセットを買って、一人で楽しんでいました。僕は、冒頭にも書いているように、40すぎまで甘いモノをはほとんど食べなかったし、イモは嫌いだし、あんこも嫌いなので、母はどうしてそんな凄いものを食べてるんだろうと呆れていた記憶がありますね。
ところが、今の僕はこの舟和の芋ようかんを食べることが出来るのです。もちろんあんこもOK。あんこ玉はまだ食べてないので、わかんないけど、恐らく食べちゃうでしょうね。このあたりの話を友人のTちゃんに話をしたところ、それは僕の母が芋ようかんを食べるときに、僕の体を使って食べてるんだよって言ってましたけど、そうかもねって思いますね。
ただ、イモ嫌いの僕ですが、この舟和の芋ようかんはイモらしさがないし、甘さもきつくはないし、そんなに高くもないし、腹持ちがいいので僕は気に入ってます。芋ようかんは、母が好きだったし、僕が実家に帰るときはお土産でよく持っていったので、お菓子として美味しさはもちろん、別の意味で特別な食べ物です。
舟和は、有名デパートにはほぼ必ずありますが、やっぱり浅草で買うのが粋だと思うね。雷門の前の道沿いに確かお店があります。