2018年クリスマス4泊6日パリ弾丸旅行 シテ島〜パリ左岸
パリ4日目は、せっかくクリスマスシーズンに来ているということもあり、クリスチャンではありませんが、教会巡りをしようと言うことにしました。目指す教会は、サント・シャペル、ノートルダム大聖堂、サン・シュルピス教会、サンジェルマン・デ・プレ教会、そして奇跡のメダイユ教会です。
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2年ぶりのサント・シャペル
サント・シャペルは2016年にパリに来た時に初めて訪問したのですが、あまりのステンドグラスの美しさにびっくりしました。本当は2017年にも来る予定で、しかもそのときには、サント・シャペルで行われるコンサートのチケットも入手していたのですが、諸事情があり、訪問することが出来ませんでした。今回は、行けないということはなく、雨の日でしたが、念願のサント・シャペルに来ました。
まず、簡単にサント・シャペルのことをご説明しますと、シテ島にあります。
歴史的には1248年ごろ、完成したということで、ステンドグラスはパリ最古とされています。まず1階はお土産物屋さんなどがあり、奥の方にサント・シャペルの建設を命じたルイ9世(聖ルイあるいは聖王ルイ)の彫刻があります。
1階はもともと王族や貴族の従者が控えている場所だったそうです。
サント・シャペルのステンドグラスは、2階にあるので、階段を使って2階に向かいます。
らせん階段で2階に上がると、ステンドグラスがすごいことになっています。2年前に来たときも、これはすごいと思いましたが、改めて見ると、本当に素晴らしい。
サント・シャペルのステンドグラスの見え方というのは、外の天気に大きく影響されるらしく、僕は前回来た時は曇りでしたし、今回は雨が降っていたので、全体的なステンドグラスの見え方は、やや青みがかっている感じがしました。
また、歴史的にもフランス革命の時は一部のステンドグラスが壊されたりしたそうで、フランスの教会系の建物というのは、だいたいフランス革命の一種文化革命的なもので、被害を受けているっぽく、サント・シャペルもその例外ではないようですね。
念願のサント・シャペルを見た後は、やや疲れたということもあり、近所のカフェでカフェオレを頼み、お店の人がうちのクロワッサンは美味しいよということで、食べてみると、確かに美味しかったです。
十分休憩した後、歩いてノートルダム大聖堂に向かいました。
荘厳なミサに遭遇しました@ノートルダム大聖堂
先程休憩したノートルダム大聖堂は目と鼻の先にあります。まずはメトロでカルネを買い、外に出てくると、小鳥の市をが開かれていました。
この小鳥の市というのは、毎週日曜日開かれてるんだそうです。その後少し歩くと、ノートルダム大聖堂に到着しました。
ノートルダム大聖堂の前には、大きなクリスマスツリーが飾られています。
2016年にノートルダム大聖堂に来た時は、あっさりだったのですが、今回は色々と細かいところまで見たいと思って来ました。実際にノートルダム大聖堂の中に入ると、ミサが行われていて、とても荘厳な雰囲気でしたよ。
そしてリースや、大きな星のモニュメントが飾られています。
また、クレッシュドノエルも飾られていました。こちらも初めて見ましたが、なかなか情緒があって、いいものですね。
そして有名な薔薇窓。見事ですね。
すっかりノートルダム大聖堂を満喫したので、外に出てみました。ノートルダム大聖堂は真正面から写真はよく見かけますが、横から見ても、本当によく出来ていると思いますね。
ノートルダム大聖堂は十分満喫したので、サン・シュルピス教会に向かいます。サン・シュルピス教会には、サン・ミッシェルの噴水前にあるバス停からバスに乗って向かいます。
サン・シュルピス教会〜サンジェルマン・デ・プレ教会
サン・シュルピス教会へは、まずサン・ミッシェルの噴水前にバス停があるので、そこからバスに乗って向かいました。サン・ミッシェルの教会は写真やYouTubeなどで見ていて、かなり僕にとっては身近なものだったのですが、初めて見ると、結構興奮しました^^
バスに乗ると、あっさりサン・シュルピス教会に到着。
教会の中に入ると、日曜日ですので、やはりミサをしていました。
有名なパイプオルガンも荘厳な感じでした。
サン・シュルピス教会で個人的に失敗をしたのは、結局何もサン・シュルピス教会についての知識がなかったので、ドラクロワの描いた壁画やローズライン、パイプオルガンヴェネチア共和国から送られた貝殻の聖水盤など、見どころがいろいろあるのですが、どれもスルーしてしまいました。これらのことは、日本に帰ってきて動画を作っている時に、サン・シュルピス教会のことを調べているとわかったことです。もう少し勉強していれば、もっと充実した観光ができたなあと大後悔してます。
教会の敷地には立派な噴水があり、この噴水はヴィスコンティの噴水と言います。
次にサンジェルマン・デ・プレ教会に向かいます。忙しいです^^
ただ、サン・シュルピス教会からサンジェルマン・デ・プレ教会は結構近くて、歩いて行きました。
さすがにパリ最古の教会ということもあって、建物には雰囲気がすごくありますね。どのくらい古いのかと思って調べてみると、6世紀ごろ建築がスタートしたということですから、日本の法隆寺が7世紀に創建ということを考えると、サンジェルマン・デ・プレ教会が、いかに古いのかということがわかります。ただ、残念だったのは、内装工事をしていることもあって、長居出来なかったことです。
ただ、お昼も食べずに教会巡りをしていたこともあって、ややお疲れ気味ということもありました。その後、奇跡のメダイユ教会に行ったのですが、教会自体が休憩中(?)というか、行った時間が閉館時間ということもあり、中に入れませんでした。残念TT
ランチ@ラ・メゾン・ド・ラ・トリュフのイートイン
奇跡のメダイユ教会が閉館していたこともあり、また、お腹も空いていたので、隣りにあるデパート、ボン・マルシェでランチを食べることにしました。
ここにはトリュフでも有名なラ・メゾン・ド・ラ・トリュフのイートインがあり、そこのトリュフ入りのパスタが美味しいということを調べていたので、早速注文しました^^
注文して出てきたパスタがこちら。
なかなかでした^^
デパートでお土産
お腹もいっぱいになり、ややお疲れ気味ということもあり、一旦ホテルに戻りました。ただ、まだ時間はそれほど遅くなかったですし、翌日日本に戻るので、ギャラリー・ラファイエットとプランタンに行きました。僕が宿泊しているインターコンチネンタル・ホテル・パリ・ル・グランは、本当に立地条件が良くて、目の前はオペラ座ですし、ギャラリー・ラファイエットやプランタンにも数分歩くと到着します。なので、今回の旅では用がなくても、お茶飲みにったりとかで利用していました。
ギャラリー・ラファイエットでは、まず、チョコレートを見て、
エスカレーターで上にあがり、
クリスマスなので、デパートも華やかです。
ギャラリー・ラファイエットでの買い物の後は、隣のプランタンに移動しました。
プランタンの1階はバッグなどが売っていて、
プランタンの食品フロアは上部階にあります。
お店の中を歩いていると、セクシーなサンタさんがローラースケートで店内を滑ってました。本当です^^
買い物を済まして、店外を出ると、暗くなっていました。
プランタンがピンクになっていて、とても美しいです。
いいものを見ることができました^^
最後のディナーはカフェ・ド・ラペで
この日はパリ最終日ということもあり、明日日本に帰るので、夕飯はカフェ・ド・ラペで食べようということになりました。
今回の旅では、夕飯というと、初日はチェーンレストラン、翌日は疲労のためルームサービスを頼み、3日目に至っては体調を崩して夕飯は食べませんでした。このように見てみると、観光的には今回の旅は充実しすぎているくらいなのですが、夕飯はややチィピーということもあり、カフェ・ド・ラペでディナーをすることにしました。
まずはバターが出てきます。こういうしっかりしたレストランのバターは結構おしゃれです。
バターの上にはフキンが載せてあり、とるとこんな漢字です。
当然のようにパンが出てきます。
メインはチキンフリカッセとリゾットです。抜群に美味しかったです。チーズとお米の絡み方が最高でした。
デザートはミルフィーユです。ミルフィーユはとても美味しいんだけど、食べにくいんですよね^^;
カフェオレをお願いすると、
プティフールが出てきました。小さいマドレーヌが美味しいです。
パリの最終日は、十分満喫しました^^
この日の反省点としては、まだまだ下調べが足りないということです。例えば、サン・シュルピス教会はとても有名ですけれども、何が有名なのかほとんど知りません。このパリの旅行に行く前にトム・ハンクスのダ・ヴィンチ・コードを見ましたが、それこそ、ドラクロワの絵があるということも知りませんでした。それがわかって言えば、まだまだサン・シュルピス教会を楽しむこともできたような気がします。サンジェルマン・デ・プレ教会だって、この教会が作り始められたのは6世紀だそうですけれども、それすら知らなかったというのは、いい大人が行く旅行としては残念。次回はもう少し色々なことを調べて旅行に行こうということは改めて思った最終日でした。
なお、この日の動画はすでにアップしていまして、よかったら御覧ください。