ハッピーな展開のあまちゃん最終週
今週の週刊誌の広告を見ていると、アエラでは「ついに最終週あまちゃんロスを乗り越える」という見出し。
週刊文春は名セリフ名場面の記事、
新潮は、
今後出演者特にヒロインの能年さんの今後などの記事を掲載している。僕も50をすぎてここまでテレビのドラマにのめり込んだのは、阿部寛の「結婚できない男」以来。それだけ、今回のこのドラマは面白い。
そして今週の土曜日に終わってしまうわけですが、脚本を書いた宮藤官九郎は続編はないと言ってますが、ファンとしてはやってほしいというのが正直な感想でもあります。
今週はその最終週ということで、それぞれがハッピーな展開になっていて、見てる方は本当に感情を移入してしまうほど見入ってしまってます。それは、それぞれのキャラクターが悩みや辛さを抱えて、それを時間の経過や努力によって克服をしたシーンがその日その日によって主人公が入れ替わっているという、見ている方は本当に「ああよかったねえ」という感じになってしまうのです。
今週の月曜日は、当初からアイドル志望だったゆいちゃんがアキと潮騒のメモリーズを北三陸で活動していくということを宣言するシーンがありました。ゆいちゃんもここ数年は、
- アイドルになりたい宣言
- アキを巻き込む
- 水口と出会い、アキと二人で上京することが決まる
- 父親が倒れ、母親が失踪したことで上京を延期
- グレる
- 北三陸のみんなのお陰で立ち直る
- また、上京をしようとするけれども、大震災が起こり、またもや断念
- アキが北三陸に戻り、潮騒のメモリーズ再結成
という流れです。浮き沈みが彼女にはありました。その発言に対して敏腕プロデューサーの太巻さんは、ニヤッと笑ってかっこいいねと言いました。いいシーンでした。
火曜日は春子の幼なじみである大吉が、気持ちを改めて安部ちゃんとの再婚を決めて、ポロポーズをして、安部ちゃんもそれを受け入れる。こういうシーンは、本当にいいです。人が幸せになるというのはいいものです。
そして昨日は音痴音痴と散々言われていた鈴鹿ひろみさんが、チャリティーリサイタルで潮騒のメモリーを見事に歌い切るというシーンが有りました。ここでは鈴鹿ひろみ、天野春子、太巻さんの三者それぞれわだかまりがあり、そのわだかまりが一気に解消したということがあり、実に感動的な回でした。
この場合のわだかまりというのは、鈴鹿ひろみにすれば、デビューの時に自分が音痴だったということもあって、デビューシングルは自分が歌ったものではなく、影武者がいて、それがずっとストレスになっていたというわだかまり。
春子は、自分が影武者となった相手が、日本を代表する女優になり、自分はそのためにアイドルを断念せざるを得なくなり、その後月日が経ち、今はその女優のマネージメントをする会社の社長になっているというわだかまり。
太巻さんは、一人のアイドルをデビューさせるために一人の有望な女の子の夢を断念させ、自分はその鈴鹿と結婚をするけれども、その鈴鹿はずっと自分で歌えなかったということを辛く感じていたということがわかっているというわだかまり。
その3人のわだかまりを吹き飛ばすほど、鈴鹿さんの歌は大変素晴らしく、僕も見終わってから思わず拍手をしてしまいました。
そういうシーンが、あと3回も続くということになると、どうなるのかとドキドキしている今日このごろなのです。と書いたら、なんと鈴鹿ひろみ太巻さん夫妻、大吉さん安部ちゃん夫妻、春子さん正宗さんの合同結婚式が行われました!