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テキトーSEO業者が崩壊する日が来たようです

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ちょっと専門のことを書きますけど、インターネットを世界中に普及させた大立役者はなんだかんだ言ってもGoogleで、検索をするということを、生活の中に完全に浸透させたということが、Googleのブランドの高さを物語っていると思うのです。

個人的には、Googleという会社は好きじゃないんだけど、この会社が偉大なのはユーザーが検索をすると、ほぼ見つけたい情報を見つけ出す事を発見したことです。検索エンジンについてはGoogleの出現を前後して、大きく変わってます。出現前はデフォルトの検索エンジンは、ヤフーでして、ヤフーは当時カテゴリー型の検索エンジンと言われていて、検索というよりも、サイトを掘り下げていくことで、ユーザーが探したいものを見つけていたというものでした。例えば、東京の赤坂でラーメンを食べたい場合は

  1. ローカル情報をクリック
  2. 東京をクリック
  3. 港区をクリック
  4. グルメをクリック
  5. 料理の中からラーメンをクリック
  6. そこで表示するリストをチェックする

そういう流れでした。

Googleに関して言うと、キーワードを入力してクリックすると、ほぼユーザーが探している情報のリストを提供できるようになった。これは上記のヤフーとどう違うかといえば、ヤフーの場合は6回クリックしないと探している情報にたどり着けなかったけど、Googleは検索キーワードさえ入力すれば、見つかった。これは今までのユーザーの手間を大きく省いたということで、Googleが検索の分野でヤフーを圧倒してしまった大きな原因なんです。

見つけたいサイトの条件というのが3つあって

  1. サイト内に関連したキーワードが網羅されている
  2. 更新頻度が多い
  3. バックリンクが多い

ということになってます。1は専門度が高い目安、2は情報が新鮮であるかどうか、3はどれだけサイトを紹介されているかということなんですが、テキトーSEO業者は、この3を販売しているところが多かったんです。この辺りを簡単に説明すると、検索エンジンの順位というのは、検索キーワードに関連したサイトの良し悪しの順位なんです。例えば「転職」で検索をしてみると1位は「マイナビ」で、これは「転職」というキーワードでは最もGoogleが評価しているということです。他には「あまちゃん」で検索をすると、トップがあまちゃん公式サイトで、2位がウィキペディアです。

で、この順位はバックリンクの多寡で変動することが出来てました。つまり、バックリンクが10個のサイトと、100個のサイトですと、100個の方がGoogleの評価が上がりました。そうすると、テキトーSEO業者はこの販売をしたんです。サイトがこのリンクを買うと今まで数個だったリンクの数が、一挙に10倍に上がるので、Googleの評価も上がる。しかも、このリンクを外されると、Googleの評価が下がってしまうので、クライアントはGoogleの評価を維持するためにも、リンクを買い続けなければいけないわけで、テキトーSEO業者にはおいしいビジネスでした。

ただ、このやり方はユーザーのプラスにはならないですよね。優れたコンテンツを提供しているにもかかわらず、バックリンクが少ないためにGoogleの評価が下がるというのは、どう考えてもおかしいし、それを改正しないといけないということは、Googleがずっとやっていることなんですね。

ところがGoogleが検索のアルゴリズムを大幅に変更したようなのです。というか、僕はこの永江さんという方のブログに刺激されて、この記事を書いているんですが、

本当に「コンテンツ イズ キング」の時代がやってきた。自称SEO業者さん壊滅の日
http://www.landerblue.co.jp/blog/?p=8944

によると、バックリンクはダメよーとGoogleが宣言したわけで、売買したバックリンクはスパムだからいくらやってもダメですって言うことなのです。これは当たり前のことだけど、中身を充実させろということなのです。
こういう仕事をしていると、お客さんから更新することがないとか、これ以上充実させられないということを言われることが多いのです。ただ、僕らから見ると、ここはこれができるんじゃないんですかということが結構多い。それに更新できなければ、出来るように頭を絞るべきなんですよ。それをGoogleが新しいアルゴリズムで、我々の評価を上げたかったら、内容を充実させないとダメよって言ってるのです。これって実に平等というか、当たり前のことですよね。

例えば、どんなにかっこいい男でも中身が空っぽだったら、中身のある女性は相手にしません。逆も同じ。もっとわかりやすく言えば、川島なお美に大した仕事が来ないけど、井上真央ちゃんにいい仕事が来るのは、女優として井上真央ちゃんが優れているから。つまり中身が大事だということで、これはウェブでも当たりまえだということなんです。

このテキトーなSEOは上場系の会社でもやってるんですよ。なんとかコンサルティングとかGMオーとか。

インターネットには良き時代になったかもしれません。