圧倒的な3日間を体験することの出来たSon Of Apolloライブが凄すぎて、只今SOAロスに陥ってます
9月11日から13日の3日間日本で素晴らしいライブをしてくれたSons Of Apollo。あまりにも素晴らしいライブだったので、只今SOAロス中です。そのロスを解消するために、僕が写真を撮影もしましたので、その写真をご紹介しながら、メンバーに焦点を当ててブログを書きたいと思います。
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年甲斐もなく興奮したSons Of Apolloのライブ
Son Of Apolloのライブは、大阪のBig Catで1回、東京のLiquidroomで2回行われました。僕は海外のミュージシャンがライブハウスで演奏するのを見るのは初めてでしたが、日本武道館のアリーナで見るよりもずっとエネルギッシュで、メンバーが身近に見れることもあって、年甲斐もなく本当に興奮しました。僕はクリエイティブマンの3Aの会員なので、一般販売よりも早くチケットを購入することが出来ました。初日の大阪はチケットの整理番号が110番台だったので、前から3番目位。東京の初日はなんと整理番号が一桁だったので、一番前でしたが、ドリンクを買うという暴挙に出てしまって、ビリー・シーンの前でした。最終日は、整理番号が200番台ということもあり、旅と連日のオールスタンディングの疲れということもあって、後ろの方で見ましたが、それでもメンバーの顔はしっかり見えて、ライブハウスでのライブの恩恵をしっかり受けることが出来て、本当に良かったです。
Son Of Apolloのライブについては、まずメンバーの演奏力が桁外れであるということと、ものすごくハードロックしているということと、ステージがものすごく近いということ、そして何よりも僕がSon Of Apolloの大ファンであるということもあり、年甲斐もなく燃えました。
大阪行きを含めて3連ちゃんのオールスタンディングのライブは、自分の体力が持つのかということは当初心配をしていましたが、結局それはなんとかクリア出来て、ライブは本当に楽しめました。これが今Son Of Apolloがヨーロッパに行ってしまって、ロスになっている原因かと思います。
今回のライブに関しては、さすがに写真はだめ!という味気のないことはなく、そこはSon Of Apolloとプロモーターの懐の深さを感じましたが、そのおかげで500枚以上iPhoneで写真を撮る事が出来ました。そこで、メンバーへの思いを含めて、僕が撮影したメンバーの写真をご披露します。
スタンドマイクの持ち方がすごくかっこいいジェフ・スコット・ソート
Son Of Apolloのメンバーで一番誤解を受けているのが、ジェフ・スコット・ソートだと思うし、僕もあの速弾きギタリストのバンドのボーカルというイメージをずっと持っていたのですが、実際にSon Of Apolloのライブを見ると、フロントマンとして素晴らしいMCだったし、何よりもかっこよくて上手い。ジェフ・スコット・ソートの地声は野太いので、Son Of Apolloの音楽がすごく力強さを感じられるのですよ。
あとSons Of Apolloのライブでは、ジェフ・スコット・ソートがクイーンのカバーをしたのですが、本当に素晴らしいパフォーマンスで、ボーカリストの「ソロ」というのはとても珍しい。日本公演ではありませんが、今回のツアーでジェフ・スコット・ソートが独唱しているパフォーマンスがYouTubeにアップされていたので、ご案内します。本当に素晴らしい。
実際にツイッターでチェックしてみると、ジェフ・スコット・ソートの評価がうなぎ登りなんですよね。何件か、ご紹介しますと、
ジェフ・スコット・ソートが想像を遥かに超える素晴らしさだった。
元イングヴェイのシンガーで、様々なプロジェクトで歌っている便利屋的なイメージだったんだけど、歌が上手いのは当然として、あんなに凄いショーマンだったとは。
イングヴェイの前でやったら一晩で首になりそうなくらい踊ってた。— り ょう (@R__Y__O) 2018年9月12日
僕もこの人と同じことを思っていまして、ジェフ・スコット・ソート=「便利屋」というイメージでした。ところが、Sons Of Apolloのアルバムを見ておや?と思い、今回のライブでこの人は半端ない!と思いました。
Sons Of Apolloのライブはアルバム以上に数倍楽しかった!バカテク集団だけどメンバーみんなエンターテイナーなのでライブはとても盛り上がる!そして、やっと本気のジェフ・スコット・ソートを生で観ることができた。歌、パフォーマンス全てが完璧で、その中でもQueenカバーは圧巻だった!! pic.twitter.com/zzjkVZnla8
— sekibow (@sekibow666) 2018年9月12日
全くおっしゃる通り。バンドのフロントマンとして素晴らしい働きでしたし、ソロパートのパフォーマンスは完璧でした。
#nowplaying “Save Me” by Queen Sons of Apollo観て帰宅中です。想像を遥かに超えて良かった。いろいろあるけどジェフ・スコット・ソートの声、パフォーマンスには参りました。この曲でのフレディ愛にも震えた。素晴らしい。 pic.twitter.com/WIqZPzK153
— 冬 (@wint_er) 2018年9月12日
ジェフ・スコット・ソートのクイーンのカバーが素晴らしかったのは、自分なりにクイーンの曲を完全に消化していたということです。これが日本のアーティストのように安易にカバーアルバムを制作する全く違うところですね。
本当に楽しそうにドラムを叩くマイク・ポートノイ
今、実力と人気を兼ね備えているドラマーというのは、僕はマイク・ポートノイしかいないんじゃないかというくらい、この人のドラムはとても上手だし、それととても陽性な性格ですから周囲を明るくします。マイク・ポートノイを見るのは、ワイナリー・ドッグス依頼なのですが、とにかく楽しくドラムを叩くところは、彼を見ているだけでも楽しい。
この人は絵になるし、リーダーシップも半端なかったですよ。
あれだけテクニカルなドラマーなのに、本当に見てて楽しい。稀有なキャラクターだと思います。
ギターのようなキーボードを弾くデレク・シェリニアン
僕にとってデレク・シェリニアンは初めてで、ドリーム・シアターが好きになったときはキーボードはすでにジョーダン・ルーデスだったので、Sons Of Apolloを聴いて初めて知った人でしたが、キーボードプレーヤーでこれだけアグレッシブなプレイをする人は珍しくて、似てるというと昔ジェフベックと一緒にプレイしたヤン・ハマーかな。デレク・シェリニアンのキーボードソロを聴いていると、ああ、この人はギタリストが好きなんだなあと思うくらい、ギターの要素をキーボードに取り込んでいます。ライブでのソロではエディ・ヴァン・ヘイレンのソロを弾いてました。
YouTubeに動画がアップされてました。
あと、ツィッターでもデレク・シェリニアンを称賛する声が多くありました。
デレク・シェリニアンも凄かったぁ。 https://t.co/mo4VndZlqG
— ヘッド・ツルッペリン (@cpoQI48s20quIMI) 2018年9月11日
いずれにせよ、キーボードプレーヤーはよほど上手い人でも、どちらかといえばおとなしい感じの人がほとんどです。亡くなったジョン・ロードもそうだったし、現DEEP PURPLEのドン・エイリーにしても、ドリーム・シアターのジョーダン・ルーデスにしてもおとなしい感じがしますが、デレク・シェリニアンのアグレッシブなスタイルは珍しい。
本当にテクニカルなギタリスト、ロン・バンブルフット・サール
僕も少しギターを弾くのですが、ギタリストはピッキングを多用するタイプとフィンガリングを中心にギターを弾くタイプがいて、僕は単純な人間ということもあって、前者のタイプのギタリストが好きです。具体的にはリッチーブラックモア、アル・ディ・メオラ、ジョン・ペトルーシ、ジョン・サイクス、イングヴェイ・マルムスティーンなどです。後者は、エディ・ヴァン・ヘイレン、スティーブ・ヴァイ、アラン・ホールズワースが代表的で、流れるようなフレーズですね。
ジョン・バンブルフット・サールの場合は、後者のタイプですが、しっかりしたピッキングもできるし、何よりもダブルネック・ギターで、しかもフレットレスギターを弾くという、相当オリジナリティのある人で、珍しいタイプのギタリストだし、僕にはなかなか真似できないタイプのギタリストです。
ライブでは、かなりテクニカルだったし、オーバーアクションも見応えがあるし、歌もかなりうまく、相当なミュージシャンだと思うし、いい人を見つけてきたと改めて思いますし、すごいギタリストです。
職人的なベーシストに徹していたすごみのあるビリー・シーン
ビリー・シーンは、おそらくロックベーシストでは、この人の右に出る人はまずいないし、そもそもベースをビリー・シーンのように弾く人はロックの世界にはいません。(ジャズ系には結構いますが)もともとビリーは昔からベースの概念を覆してきた人で、ベースをギターのように弾く人です。
ビリー・シーンは、Sons Of Apolloでは最年長だし、どのメンバーもやんちゃな人ばかりで、ビリー・シーンも元々はそういうタイプでしたけれども、Sons Of Apolloではずっと定位置で、黙々とベースを弾くところは凄みを感じるくらい凄みを感じましたね。あれだけテクニカルなベーシストがずっとリズムを刻む様子はかっこよかったです。前の記事で書きましたが、
ホテルのロビーでSons Of Apolloのメンバーと遭遇したのですが、ビリー・シーンは絶対握手しませんでした。ああ、この人は本当にプロなんだなあと素晴らしいと思いましたね。
今後Sons Of Apolloについて思うこと
Sons Of Apolloはみんな忙しい人ばかりですが、今回ツアーを見ているとものすごく本気度が感じられるんですよね。なんだかんだ行ってもうまい人達の集団かなあと思っていましたが、それ以上にバンドの一体感があり、僕はライブで彼らの音の洪水に何度も流されてしまいました。その余韻が残っているので、ずっとセットリストをiPhoneに取り込んでずっと聞いています。こんなことになるのは、去年のドリーム・シアター以来です。
これからSons Of Apolloに望むことは、とにかくパーマネントなバンドとしてずっと活動をしてほしいですね。これだけのメンバーはあまりいないし、ライブも見てて面白いし、なかなかこういうグループはいません。
明日9月22日にブルガリアでオーケストラとジョイントするということもあり、それはビリーがFacebookにアップしていました。
DVDも発売するということもあり、これは待ち遠しい。発売されたら、すぐに買います。