2016/06/060 Shares

歴史のロマンを感じる須玖タカウタ遺跡の青銅鏡鋳型の発見は、大発見じゃないか

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日本経済新聞:国内最古の青銅鏡鋳型か 福岡の遺跡、製作史覆す可能性

今朝の日本経済新聞の社会面に歴史のロマンを感じる記事が掲載されました。福岡県春日市教育委員会は須玖タカウタ遺跡で紀元前2世紀ごろの青銅鏡鋳型を発見したというもので、これは歴史のロマンを感じる発見なので、早速チェックしてみました。

Contents

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今回の発見は画期的な発見

まずは、日経の記事は
国内最古の青銅鏡鋳型か 福岡の遺跡、製作史覆す可能性
この青銅鏡鋳型が画期的なこととしては、通常鏡の国内生産というのは紀元前1世紀と言われているのですが、今回の発見は紀元前2世紀ということなので、100年も古くなるということですね。しかも紀元前2世紀というと、大和朝廷などもまだ地方の豪族であったかどうかもわからない弥生時代ですから、よくそんなに古いものがよく発見されたなあと思いますね。この件に関しては、専門家は

専門家は「鏡の製作史を見直す貴重な発見」としている。

わけで、画期的な発見ということになります。すごいな^^

何故画期的な発見なのか

今回の青銅鏡鋳型の発見が画期的なのは、まとめてみると、

  • ひもを通すつまみ「鈕(ちゅう)」が鏡の裏面に複数付いた「多鈕鏡」を製作する、国内で初めて見つかったタイプ
  • 多鈕鏡は国内で12例しか出土しておらず、これまで鋳型も見つかっていなかった
  • 多鈕鏡は全て朝鮮半島から伝来したと考えられていたが、鋳型が発見されたことで国内で作られた可能性

というもので、従来朝鮮半島から伝来されたものと信じられていたことが、今回の発見でくないで生産されているということが証明されれば、今までの通説が根本からくつがえるわけですから、色々な歴史的な事象が変わる可能性もあります。それこそ邪馬台国伝説が代わるかもしれない。思いはつきませんね^^

須玖タカウタ遺跡の場所はどこか

この須玖タカウタ遺跡の場所はどこかというと、福岡県春日市須玖南1丁目のあたりになります。

インターネットではどういうことになっているのか、ツィッターでチェックをしてみると、メディアのツイッターが写真をアップしてくれてるので、まずはご紹介。

本来、朝鮮半島から伝来されていたであろうと思われていたのが、今回の発見で、鏡の国内生産をしていたんだということが、もし証明されるとしたら、弥生時代の文明というものがさらに解明されるんじゃないかと、結構僕は期待をしているのです。

青銅鏡鋳型は展示されます

今回の須玖タカウタ遺跡で発見された青銅鏡鋳型は今日5月28日から6月3日まで春日市奴国の丘歴史資料館で一般公開されます。

春日市奴国の丘歴史資料館

今回のニュースは、久しぶりに震えました^^