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2017年に僕が入手したアルバムと僕にとってベスト3をご案内しますその3 独断と偏見で決めた今年のベスト3

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僕は基本的に上手な人が好きだし、ソロ活動しているよりもバンドの方が好きです。そんな中新作でも旧作でも僕にとっては本当に邂逅といえるような素晴らしいアルバムとの出会いがありました。では早速ですが今年のベスト3をご案内します。

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今年のベスト3ーデヴィッド・ギルモア Live At Pompeii

LIVE AT POMPEII [2CD]

僕とピンク・フロイドの出会いはものすごく最近で、The Division Bellからでして、したがって、狂気とかWallといった古い名盤はリアルタイムでは聴いていないのです。

この頃のピンク・フロイドは、デヴィッド・ギルモアが完全に音楽的な実験を握っていて、ボーカリストとしても素晴らしいし、ギタリストとしても渋いブルースギターを聴かせてくれます。僕はギター弾きなので、タイプはデヴィッド・ギルモアとは全く違いますけれども、渋いギターはすごく好きです。

彼のソロライブでは、ピンク・フロイドのナンバーも楽しめますし、デヴィッド・ギルモアの渋いボーカルとギターが、壮大なスケールの中で楽しめることが出来るので、この人のライブに行ったら、きっと圧倒されるんだろうなあと思いながら、このライブアルバムを楽しんでいます。今、一番見てみたいアーティストの一人なので、ぜひぜひ日本に来日して欲しいです。

今年のベスト3ーSons Of Apollo Psychotic Symphony

Psychotic Symphony

僕にとってSons Of Apolloは、大変ありがたいバンドが登場したと言うことで、結成のニュースを聞いた時には飛び上がって喜んでしまいました。このバンドはマイク・ポートノイとデレク・シェリニアンが中心になって結成されたバンドで、メンバー的には全く申し分のないバンドだし、マイキーもこのバンドはパーマネントなバンドだと言っているように、とても気合が入っているのは、彼のFacebookでの書き込みを見るとよくわかります。

https://www.facebook.com/mikeportnoyofficial/

マイキーがドリーム・シアターを脱退したのは、マイキーは、色々な活動をしていることもあって、ジョン・ペトルーシとかに怒られたんだと思うんですよね。もっとドリーム・シアターに専念してほしいということは絶対言われたと思うのです。そこは、マイキーは子供っぽいところがあるから、それで喧嘩してやめてしまったと言うのは、僕はマイキーのドリーム・シアター脱退の真相だったんじゃないかと勝手に解釈してます。

また、もしマイキーがやめても、彼はドリーム・シアターのリーダーだったから、結局新しいドラマーを見つけられずに頭を下げてくるという思惑がマイキーにあったかどうかはわかりませんが、マイキーよりはテクニック的にもうまいマイク・マンジーニがドリーム・シアターに加入してしまったので、マイキーはドリーム・シアターにも戻りたくても戻れなくなってしまい、そこにデレク・シェリニアンが一緒にやろうという流れになって、Sons Of Apolloが結成されたのかなあと思いますね。

マイキーはやはりドリーム・シアターのような大作をやりたいんだと思うんですよね。それはマイキーのバンドである、Mike portnoy’s shattered fortressは、ドリーム・シアターのカバーをしてるし、shattered fortress自体がドリーム・シアターの楽曲です。それだけ、マイキーはドリーム・シアターにものすごく未練を持っていると思うのです。

ドリーム・シアターのように、あれだけのスケールの大きい楽曲を演奏するには、メンバーのテクニックがものすごくないと難しい。そんなところに、キーボードがデレク・シェリニアン、ベースがビリー・シーン、ボーカルにジェフ・スコット・ソート、ギターがロン・サールと言うすごい布陣になりましたので、マイキーも納得の行くメンバーが集ってくれたんだろうと思います。ちなみにこのアルバムの詳細をチェックすると、音楽的な中心はデレク・シェリニアンで、すべての曲を手がけていますね。この人のことは僕はよく知らなかったのですが、その後ソロ・アルバムとか、聴いてみると、この人はキーボードプレイヤーにしてはアグレッシブな人で、ギタリストのようなキーボードを弾く面白い人です。ソロ・アルバムでは、アル・ディ・メオラやイングヴェイ・マルムスティーンとかとジョイントしているので、何も知らない僕はびっくりしてしまいました。

こういう凄いバックグランドのある人なので、この人が中心メンバーである以上、Sons Of Apolloは相当強力なものになってます。

Sons of Apolloの良いところは、たくさんありますが、曲が良いのは言うまでもないのですが、僕が個人的に良いのなあと思ったのは、ジェフ・スコット・ソートのボーカルです。PVがYouTubeにアップされているので、張っておきますね。

演奏がうまいとすごいことになりますよね。そういう部分は、ドリーム・シアターとものすごく共通点のあるバンドです。後は、ビリー・シーンが何気なくベースを演奏することに集中しているのも、このバンドの凄みかなあと思います。ギターのロン・サールは、ギタリスト的にはエディ・ヴァン・ヘイレンやスティーブ・ヴァイタイプですね。凄いなあと思ったのは、ロン・サールはツインネックのギターを弾くんですけれども、


フレットレスギターを弾いてるんです。フレットレスベースは多くのベーシストが使っていますが、ギターというのはとても珍しい。

是非来日して欲しいバンドです。

今年のベスト3ーEvening With John Petrucci & Jordan Rudess

Evening With John Petrucci & Jordan Rudess

Evening With John Petrucci & Jordan Rudessは、新作ではなくて、2004年に発表されたアルバムです。僕はジョン・ペトルーシもジョーダン・ルーデスも大好きなのですが、このアルバムの存在は全く知りませんでした。たまたまジョン・ペトルーシの名演と言う記事を書いたときに、

僕のギターヒーロー、ジョン・ペトルーシのベストプレイベスト3を独断と偏見でご紹介します^^

こういうアルバムがあるよと教えられて、早速聴いたら、ジョン・ペトルーシとジョーダン・ルーデスのテクニックも素晴らしいけれども、曲も素晴らしく、何よりも演奏しているのが、ジョン・ペトルーシとジョーダン・ルーデスだけというものすごい斬新なスタイルで、以前アル・ディ・メオラが今は亡きパコ・デ・ルシアとのアコスティックギターバトルに通じるところがあるほど、極めて緊張感の高い演奏をしています。この二人は、ドリーム・シアターのメンバーですが、もともと音楽の下地のある人なので、実にテクニカルな演奏の出来る人たちです。この二人のすごいところは、ロック界では別格のテクニックがあるにも関わらず、テクニックに引きずられないところです。あえて名前は出しませんが、音楽はトータルなところが大事なので、当然のことながらTPOが大事です。この場合、演奏に関しても、俺達はテクニカルだから、こんなことも出来るんだぞということを誇示するのではなくて、曲の中で必要なところで、凄いところを見せるということなんです。実はそういうことをわかっている人はあまりいなくて、ジョン・ペトルーシとジョーダン・ルーデスはそういうことをわかっている珍しいタイプのミュージシャンだと思います。

このアルバムも、オープニングがアコスティックギターとアコスティックピアノで始まり、途中でジョン・ペトルーシがマジェスティでガンガン弾きまくるところけれども、ジョーダン・ルーデスはピアノを淡々と弾くようなところもあり、非常に面白いアルバムです。

今年最も心を揺さぶれた曲A Change of Seasons

Live Scenes from New York

僕はもういい年なので、色々と経験をしてきてるということもあり、感動が減ってしまうことにものすごく危惧感を感じています。やはり、音楽を聴くということは感動が伴うので、そういうことがなくなってしまうと困るなと。

今年は、何と言ってもドリーム・シアターが来日してくれたので、本当に心から音楽を楽しむことが出来たのですが、そんな中で僕が最も揺さぶれた曲は、ドリーム・シアター(こればっかですいません)のA Change of Seasonsという曲です。この曲は、今年のドリーム・シアターのライブのアンコールで演奏される曲なのですが、25分という大変長い曲です。ただ、曲自体には起承転結があり、スローなところから、ハードなところまで実にドラマチックな展開で、しかも、ジェイムス・ラブリエのボーカルだけではなく、ジョン・ペトルーシの泣きのギターも素晴らしいし、ジョーダン・ルーデスの壮大なスケールのキーボード、ジョン・マイアングのハーモニックスを多用したベース、意外と渋い喉のマイキーと、悪いところが全くないという素晴らしい曲です。これを9月のドリーム・シアターのライブが終わってから、1日2回は聴いています。この曲のライブ音源は色々とあるのですが、ニューヨークでのライブは実に素晴らしいのです。この曲でどれだけ心が晴れやかになったかわからないくらい素晴らしい曲で、今でも毎日聞いてます。ちなににこのライブの動画がYouTubeにアップされているのですが、ジェイムス・ラブリエやジョン・ペトルーシは、まるで王子様みたいに美しく、ジョーダン・ルーデスはハイドンのような髪型。ジョン・マイアングのみ全く変わらずで、おかしいです笑

以上が、今年僕の感受性を大いに刺激したアルバムでした。来年もますます良いものが発売されることを心から待っていようと思います。