2016/06/12
昨日の軍師官兵衛ー忘れえぬ初恋 いきなり話が陳腐化したぞ!
昨日の軍師官兵衛では、官兵衛が子供の頃一緒になりたいねと言っていたおたつが政略結婚で別れるという内容でしたが、あの時代にそういうものが成立したのかなとやや疑問を感じた次第だし、そういう物語にあまり関係のないことを一つのエピソードとして使うのは、どうなのと正直に思うのです。
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これからの黒田官兵衛の人生
ただ、やはり黒田官兵衛という人は、もっと多くの人に知ってもらいたいし、それがこの大河ドラマで実現したということは黒田官兵衛ファンの僕としても実に嬉しいのです。この人がこれからどういう流れになっていくかというと
- 小寺家のほとんどの重臣が毛利支持であったにもかかわらず、一人織田氏を支持
- 信長と面会し歓迎される
- 信長の紹介で秀吉と出会う
- 秀吉が毛利攻略の担当となることで、黒田官兵衛も実質的の実質的な参謀となる
秀吉の参謀になってからは
- 対別所氏の三木城攻め
- 宇喜多直家調略
- 荒木村重からの幽閉
- 対吉川経家の鳥取城攻め
- 対清水宗治の高松城攻め
を主導し、
この高松城攻めの時に、本能寺の変が起こり、その報を聞いて落ち込む秀吉を励まして、急ぎ毛利家との講和をして、史上有名な中国大返しを進めたのも黒田官兵衛です。つまり、秀吉の勝利というのは、その作戦においてほぼ100%黒田官兵衛の頭脳から生まれていると言っても過言ではなく、日本の歴史において作戦家として恐らく5本の指にはいる人であることは間違いないのです。
とにかく忙しい戦国時代
前作の八重の桜では、会津戦争以降は山本家や新島家の個人的なエピソードばかりで、内容自体が実に冗長化して、はっきり言って緊張感がかけてしまってつまらなかったのですが、黒田官兵衛の方は、そんなことしてられないほど、歴史的な事件が更に続きます。
この後は
- 対明智光秀との山崎の合戦
- 対柴田勝家との賤ヶ岳の戦い
- 対家康との小牧・長久手の戦い
これで豊臣の天下が成立しますが、その後秀吉が老人ボケとなって、明国との戦いが始まりますし、その戦い半ばで秀吉が死に、そして天下分け目の戦いである関ヶ原の戦いがあるなど、非常に濃厚な時代に黒田官兵衛は存在します。その辺りをNHKはどう表現するのか、まだまだお手並み拝見というところです。