2018/06/27
歌物語ー薬師丸ひろ子のあまりの曲の良さに改めて驚かされます
3月に来日するローリング・ストーンズのLIVEに備えてストーンズのDVDを購入しようと思い、Amazonにアクセスをしたら、たまたまなのですが、薬師丸ひろ子さんのアルバムが目に入り、試聴をしたら、とても素晴らしいので、思わずゲットしてしまいました。
薬師丸ひろ子さんについて
薬師丸さんに関して言うと、昔のセーラー服と機関銃のデビューがあまりにも鮮烈で、僕の周りに何人か熱狂的なファンがいました。デビュー当時、力があった角川書店にサポートされたことが彼女にとってはラッキーだったと思いますし、角川も彼女を使って商売をしたと思いますね。
僕自身は別にファンでも何でもなかったし、映画「ALWAYS三丁目の夕日」でお母さん役を好演しているなあと思ったくらいでした。しかし、連続テレビ小説「あまちゃん」で僕の中での薬師丸ひろ子さん=鈴鹿ひろ美というイメージで思いっきりブランドがあがりました。
今更ながら、あまちゃんでの鈴鹿ひろ美の設定は、わがままな大女優であり、女優としての成功は「潮騒のメモリー」の大ヒット。ところが音痴というということもあって、ヒロインのアキの母春子が、鈴鹿ひろ美の影武者となって歌を歌い、その歌が60万枚のヒットとなるというものです。
その後ヒロインのアキは鈴鹿ひろ美の付き人となり、その後色々とあってヒロインのアキが映画で鈴鹿ひろ美とダブル主演をして、鈴鹿ひろ美は母の春子が社長を務めるスリージェイプロダクションのタレントになります。
それから東日本大震災が起こり、鈴鹿ひろ美が自分の歌声で東北の人たちを慰めたいということでリサイタルを開催することになり、そのため音痴を解消するべくボイストレーニングを行い、不完全なままリサイタル当日となり、関係者が心配する中、ステージが始まると、鈴鹿さんが見事に歌を歌い切るシーンがあるのですが、これが実に感動的なシーンなのです。
そんな鈴鹿さんも、役から外れると、アキに言わせるとただのおばちゃんで、CDのDをディーと言わずに、デーと言ったり、同じことを何度も言うし、寿司屋ではかっぱ巻きを食べながら焼酎を飲みながら、共演者の悪口ばかり言うという、実に面白い役を好演しました。
潮騒のメモリーで買った「歌物語」
いい仕事をすると、ブランドが上がりますよね。僕はこのあまちゃんで薬師丸さんのことを好きになったし、北三陸でのリサイタルでのボーカルがあまりにも素晴らしくて、結局「歌物語」をゲットしてしまったのです。
このアルバム、お得で2枚組で2400円弱で、いい曲を入ってるのです。曲目リストは以下のとおり。セーラー服と機関銃とかも懐かしいのですが、メインテーマとかいいですねえ。
Disk1
- セーラー服と機関銃
- 探偵物語
- すこしだけ やさしく
- メイン・テーマ
- WOMAN “Wの悲劇”より
- あなたを・もっと・知りたくて
- ステキな恋の忘れ方
- ささやきのステップ
- 瞳で話して
- 紳士同盟
- ハードデイズ ラグ
- 時代
- 語りつぐ愛に
- 風に乗って
- 夕暮れを止めて
- 僕の宝物
Disk2:
- PRIMAVERA
- A LOVER’S CONCERTO
- 紅い花、青い花
- DESTINY
- さみしい人にならないで
- 未完成
- 100粒の涙
- バンブー・ボート
- うたかた
- 天に星、地に花
- 雨は止まない
- 雨にさらわれて
- 元気を出して
- 時の贈り物
もちろん、試聴もできます。こちらからどうぞ。
とにかく薬師丸さんのアルバムは、曲があまりにも良すぎて、多くの人に愛されていたんだなあとつくづく思いました。