2016/06/13
いきものがかり考ー中高年向けいきものがかり入門
先日、いきものがかりのサイトをチェックしていたら、今年のライブツアーのDVDが発売されるということがアナウンスされていて、僕もこのツアーには行ったものですから、やったぜ~!という感じで喜んでいるのです。最近だと、ドリカムのカバーアルバムに彼らが参加したということもあり、そちらも楽しみです。
ライブの模様はこちらにかきましたが、彼らのライブパフォーマンスは、バンドに一体感があって、大変素晴らしいのです。今や彼らは日本のトップアーティストですが、それはライブにつまっているというのことがよくわかります。
Contents
今日は中高年向けにいきものがかりの良さを伝えたい
ただ、僕の世代で彼らの良さが分かる人があまりいないというのは、大ファンのひとりとして寂しいこと。なので、今日は中高年向けにいきものがかりの良さというものを今日は書きたいと思うのです。というのは、同級生にいきものがかりはいいよ!と言っても、いまいち反応が鈍い。ま、音楽というのは人の嗜好だから、僕がaikoっていいよ!って言われても同じ反応かもしれない。
いきものがかりは、吉岡聖恵ちゃんをリードボーカルに水野良樹くんと山下穂尊くんの3人で構成される音楽ユニットです。曲は水野くんと山下くんが書いていて、僕にとってはこの二人は日本が産んだ最高のメロディーメーカーだと思います。どのくらい優れているかというと、日本では井上陽水や荒井由実時代のユーミンに匹敵すると思うのです。
ちなみに僕は元々は日本の音楽はあまり聞かない洋楽中心だったのですが、彼らのベストを聴くことで、そのあまりの曲の良さに驚き、結局すべてのアルバムを買い揃えてしまいました。そのくらい僕は彼らの音楽を愛してます。批判を受けることを承知で言わせてもらえば、メロディーメーカーとして水野くんと山下くんは、ポール・マッカトニーとジョン・レノンに似ているのです。
どう似ているのかというと、水野くんは誰もが聴きやすいポップな曲を得意としてます。シングルカットやCMで使われる曲は大体が水野くんが書いたもの。有名なところで言うと、「ありがとう」とか「歩いてゆこう」、「じょいふる」とかもそうです。
一方でジョン・レノンの曲は、特に後期の曲は渋くて味わい深い曲が多かったんだけど、いきものがかりでは山下くんがそれをになっている。特に日本語の歌詞の選び方に特徴があって、かなり文学的なのです。そのことはちょうど去年1月にそういうことを書いているんだけど、
いきものがかりのパフォーマンス
去年発売した「I」でも、山下くんらしさがはっきされていて、「恋跡」という曲の冒頭で
いつかあの人にこういわれたっけな
「紡ぐ思い出って永遠じゃないの?」って
あたしは困っちゃって少し涙して
温もるその右手を強く握り返した
という歌詞なのですが、「紡ぐ思い出」ってなかなか思いつかない日本語のキーワードだと思いませんか?僕はメロディやサウンドから音楽に入った人間なので、あまり歌詞で心をつかまれるというのはあまりないのですが、山下くんの日本語の感覚はすごく好きで、彼の歌詞はだいたいこういう少しむずかしい日本語が散りばめられていて、面白いです。
吉岡さんの煽りがすごい「じょいふる」
彼らのいいところは、曲の良さと吉岡聖恵ちゃんのクリアボイス。そしてバラードは有名な曲が多いけれども、アップテンポでいい曲もたくさんあり、その代表的な曲が「じょいふる」。ライブで吉岡聖恵ちゃんがオーディエンスをこの曲でものすごく煽ります。
いきものがかりのおすすめアルバム
一度彼らの音楽に触れてみたいと思っている人におすすめなのが、
ERJ (2010-11-03)
売り上げランキング: 648
このアルバムは僕の同世代の人も褒めてる。彼らは天才じゃないかと。僕も全く同じように思うのです。
いきものがかりの「いきものばかり~メンバーズBESTセレクション~」を聴いてみた。
http://tosaoyaji.blog104.fc2.com/blog-entry-543.html
「いきものばかり」は彼ら初のベストアルバムで、発売2ヶ月で100万枚を突破するというすごいアルバムです。僕もこのアルバムをきっかけで彼らにのめり込みました。「バラー丼」はバラードを集めたベストで、メジャーな「ありがとう」や「YELL」ももちろん収録されているんだけど、「プラネタリウム」や「茜色の約束」といった渋い選曲になってますよ。
個人的に最高傑作の「I」
個人的に最高傑作だと思うのは、去年発売された「I」。
エピックレコードジャパン (2013-07-24)
売り上げランキング: 535
このアルバムではアップテンポな曲もあれば、きれいなバラードもあり、よくまとまっています。去年のツアーはこのアルバムからたくさん選曲されていたので、とても楽しめました。個人的にはいきものがかりのアルバムでは最高傑作。
彼らも期待されているから色々と大変でしょうが、頑張って欲しい。