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どうして日本人アーティストは、ベストアルバムばかり出したがるのかという素朴な疑問

先日飯田橋駅で東西線から南北線の乗り換える際に、Superflyのポスターを発見しました。僕は、Superflyのファンでして、ボーカルの越智志帆さんの力量は半端ないと思っていて、基本的にはニューアルバムが出ると買ってます。買ってますが、今回のこのポスターを見るとベストアルバムのポスター。僕はベストアルバムは嫌いじゃないけど、一気に気持ちが落ちてしまいました。

どうして才能があるのにベストアルバムを日本のアーティストはだすのか

どうして、僕がSuperflyのポスターを見てがっかりしてしまったのかというと、まだまだミュージシャンとしてこれから更に成熟していくはずのSuperflyが何故この時期にベストアルバムを出すのかということです。つまり、ミュージシャンなんだから、ベストアルバムという安易なことをせずに、新作を発表してほしいということなのです、ファンとしては。穿った見方をすると、新作が作れない時間稼ぎをするためにベストアルバムを出しているのかと思ってしまうんですよね。

もちろん、ベストアルバムが新しいファンを発掘するツールでもあります。これは、興味はあるけれども、わざわざニューアルバムを買うまでもないという人たちにアピールするためにはすごくいいですよね。僕もそういうやり方で新しいアーティストをチェックして、ファンになったケースはすごくあります。ただ、この辺りは感覚的なのですが、商売の臭がするベストアルバムもありますよね。そういうのは、僕もいい年をしていますが、嫌悪感を感じてしまうのです。

僕がいきものがかりを好きになった理由はベストアルバムから

先ほどベストアルバムは新しいファンを発掘するということを書きましたが、僕にとってそれはいきものがかりがそうでした。いきものがかりの最初いきものばかりというベストアルバムを出しています。これは実に名盤でして、僕はこのアルバムで彼らに夢中になってしまいました。そのことは、今から6年前にこのブログでも記事にしています。

僕がいきものがかり好きのきっかけになった「いきものばかり」。このベストは名盤だと思う。

そのアルバムがこちら。

いきものがかりを評価できなくなったのもベストアルバムから

彼らの良さは、まずメロディが良いというのとボーカルの吉岡聖恵ちゃんの声が実に素晴らしいということにあります。ただ、メロディがあまりに良いということで、CMやドラマやアニメの主題歌に起用されることが多くなり、純粋に新しい曲を作るという作業を彼らはしなくなった感がありました。まず、例えば、このいきものばかりというベストアルバムを出して以降、なんと2枚もベストアルバムを発表しています。しかも活動休止になる直前にだした超いきものばかりに関しては4枚組というベストアルバム。8枚しかスタジをアルバムを出していない彼らが、4枚組のベストアルバムを出すというのは僕は暴挙だと思いました。

彼らは人気が出るようになってからは、昔のシンガーソングライター像から外れるようなことは結構してました。特にリーダーの水野くんの音楽に対する姿勢にはかなり疑問符が付くようなことがしばしばあります。特にこのツィート

例えば、井上陽水さんや、ユーミン、もう少し新しいところで言うと、ドリカムとか絶対にこんなことは言いません。

いきものががかりが「解散」に追い込まれたのは曲がかけなくなったから

結局これ以降いきものがかりの音楽がだめになったのは確かで、だめになったというのは、メロディが自然な感じではなく、無理やり作っている感があり、ライブも少なくなり、去年に至っては10周年ということで厚木と海老名だけでライブを行い、その年末「休止」と言う名の解散宣言をすることになったわけです。これは、恐らくですけれども、水野さんが曲をかけなくなったということだと思うんですよね。僕も彼らのファンを辞めることにして、具体的にはファンクラブを止めました。水野さんには、ポール・マッカトニーの匂いがプンプンする。音楽家ではなく音楽屋さんなんです。

いきものがかり以外にも、日本のアーティストは、ベストアルバムをよく出すのはどうしてんだろうといつも思うんです。例えば年齢的に60歳を過ぎてしまうと、そういうクリエイティブなことができなくなると言うのはよく分かるんです。出ないだろうと思います、新曲のアイディアとか、メロディのアイディアなどは、僕らのような素人が考える以上に大変なことだということは肉体的によくわかります。

70過ぎてもニューアルバムをだすローリング・ストーンズ

でも、一方でローリング・ストーンズはもう70歳になりますけれども、ニューアルバムを出してるんですよね。キースリチャーズも、あの年でまだソロアルバムを出している。僕は二枚とも買いましたけれども、素晴らしい出来です。

世界のローリング・ストーンズと、日本のアーティストはもちろん比べられないと思うけれども、音楽に対する真摯な姿勢というのは、贔屓目に見てもローリング・ストーンズのほうが上だと僕は思うのです。恐らく日本のミュージシャンの場合は、契約の問題においてベストアルバムを出すという約束をしてるんでしょうけれども、出来れば、ファンは新曲を聞きたいわけだし、ベストアルバムに収録されているアルバムは普通持っていますから、そんなことでファンの財布に土足で踏み込むようなことはしないでほしいと僕は思うんですよね。いきものがかりに話を戻せば、30になったばかりで、ミュージシャンとしてこれから花が開くはずなのに、主題歌ばっかり作って、その挙句新しい曲がかけなくなったから、その時はベストアルバムを出すということをするのは、ミュージシャンとしては失格と言わざるをえないし、それこそ、ローリング・ストーンズの爪の垢を煎じて飲めと僕は強く言いたいと思うのです。

今回は少し厳しいことを書きました。ただ、このことはもう何年も前からずっと思っていたことだったので、文章にまとめてみました。ファンの人は、不快に感じるかもしれませんけれども、僕も辞めたくてファンを辞めたわけでもないので、積年の思いを吐き出してみました。

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