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40年近くギターを弾き続けてきて本当にコピーをしたいと思ったギターソロ6件ご紹介します

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僕がギターを手に取ったのが14歳。中学生の時でした。一時期本気でプロになろうと思った事があるほど、ギターにのめり込みました。そんな僕が長くギターを引き続けることが出来たのは、素晴らしいギタープレイを聴いて、これを弾けるようになりたい!と気持ちでした。今回は僕がコピーしたい!と思ったギターソロをご紹介したいと思います。

Contents

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あまりにも衝撃的だったリッチー・ブラックモアのハイウェイ・スター

Made in Japan

僕が本気でプロになりたいと思ったきっかけは何と言ってもディープ・パープルのハイウェイ・スターです。初めてライブ・イン・ジャパンを聴いて、ハイウェイ・スターのうるさい音楽と言い、イアン・ギランのボーカルと言い、そしてリッチーのハイウェイ・スターのギターソロと言い、当時高校1年生だった僕は見事にノックアウトされました。今更ながらですけれども、ハイウェイ・スターのギターソロは、当時ポール・マッカトニーしか聴いたことがなかったので、ものすごく衝撃的で、背中に電流が走ったのはこの時でした。今は、なんとか弾けるようになりましたけれども、当時はこんなギター、速すぎて弾けるわけがないと思いましたし、このソロを弾けるようになりたい!と必死で泣きながらコピーをしました。今でもライブ・イン・ジャパンのハイウェイ・スターを聴くとゾクッとします^^

これどうやってるの?とやはり刺激を受けたエディ・ヴァン・ヘイレンのデビューアルバム

Van Halen

ヴァン・ヘイレンもかなり衝撃的で、彼らのデビューシングルは、ユー・リアリィ・ガット・ミーで、そこでエディ・ヴァン・ヘイレンのライトハンド奏法はびっくりでした。これ、どうやって弾いてるの?と言うのはギターをやっている友人の中ですごく話題になりました。また、ライトハンド以外にエディ自体のテクニックが当時のレベルを相当超えるもので、なんてすごい人達が現れたんだ!とびっくりでした。ヴァン・ヘイレンがブレイクするのは、ジャンプからですけれども、僕はファーストとセカンドが好きです。理由は、ファーストとセカンドはハードロック色が強くて、デイブ・リー・ロスも真面目に歌を歌っているのもいいです笑

9thコードが新鮮だったジェフ・ベックのブロー・バイ・ブロー

ブロウ・バイ・ブロウ

高校2年製の時に聴いたジェフ・ベックのブロー・バイ・ブローのオープニング曲「You Know What I Mean」の、イントロにも衝撃を受けました。今までメジャーコードしか弾いたことがなかった僕にとって、9thのコードの和音がものすごく新鮮で、友達がそれを弾いてるのを見て、それどうやってやるの?と必死で教えてもらった記憶があります。このアルバムは、ScatterbrainやCause We’ve Ended As Loversといった名曲が収録されていて、このアルバムも必死でコピーをしました。ジェフ・ベックの場合は、指の運びが特徴的なので大変でしたが^^今でもこのアルバムは聴きます。

もう一つジェフ・ベックでは大好きなソロがあって、コージー・パウエルもいた第2次ジェフ・ベック・グループのハイウェイという曲のオープニングのソロが実にかっこいい。このソロも当然コピーをしました。

圧倒的な速弾きにレスポールまで買ってしまったアル・ディ・メオラのエレガント・ジプシー

エレガント・ジプシー(期間生産限定盤)

僕が高校2年くらいには、フュージョンミュージックが流行しました。僕にとって刺激的だったのは、今まで聴いてきたハードロックとは全く別次元のテクニックでした。特にこれはすごいと思ったのが、アル・ディ・メオラのエレガント・ジプシーです。このアルバムは全曲凄いテクニックなのですが、これは絶対に弾けないけど、弾けるようになりたいと思ったのが、Race With Devil On Spanish Highway、Flight Over Rio、Mediterranean Sundanceです。Race With Devil On Spanish HighwayとFlight Over Rioはアル・ディ・メオラとヤン・ハマーの掛け合いが素晴らしいし、Mediterranean Sundanceでのアル・ディ・メオラとパコ・デ・ルシアの掛け合いは緊張感がありすぎて、本当に圧倒される。Mediterranean Sundanceに影響を受けたギタリストはたくさんいると思いますね。それほど素晴らしい演奏でした。僕がどれだけこの人にのめり込んでしまったのかといえば、本物ではないけれども、レスポールカスタムを買ってしまったほどです^^

 

ジョン・サイクスのギターが素晴らしいの一言、サーペンス・アルバス

1987 (REMASTERED)

ホワイトスネイクの代表作は何と言ってもサーペンス・アルバスですが、その中で最も力を発揮したのは僕はジョン・サイクスだと思ってます。ただ、ジョン・サイクスはデヴィッド・カヴァーデイルと対立してしまってクビになってしまいましたけれども、ホワイトスネイクのことを考えると、ジョン・サイクスの脱退は痛かったと思うのですが、デヴィッド・カヴァーデイルもジョン・サイクスで個性の強いギタリストには凝りちゃったんじゃないかと思うんですよね。その理由としては、ホワイトスネイクはその後ジョン・サイクスを超えるギタリストを迎えてないというか、どちらかと言えばデヴィッド・カヴァーデイルの従順な人がバンドに参加しているという感じがするからです。サーペンス・アルバスについて言えばどの曲も良く出来ていますし、それに併せてジョン・サイクスのギターも冴えています。特にCrying in the rainのギターソロは名演としか言いようのない素晴らしいソロで、起承転結があるソロだし、速弾き以外にもライトハンドなど様々なテクニック詰め込んでいて、本当に素晴らしい。この曲はサーペンス・アルバスでセルフカバーをしているのですが、ギタリストが違うだけでこんなに曲が変わってしまうの?と言うくらい変わっていて、これもジョン・サイクスの創造力を見せつけている感じです。

最初のCrying in the rainはこちら。昔のホワイトスネイクの路線はこうでした。

そしてサーペンス・アルバスに収録されているCrying in the rain

バンドってギタリストが変わるだけでこんなに変わるんですよね。このアルバムではジョン・サイクスの実力が本当に発揮されていると思います。本当はデヴィッド・カヴァーデイルとジョン・サイクスが和解してくれると、ものすごいものが出来るんだけど、お互い個性が強いから無理っぽい。最強のコンビになることは間違いないんですけどね。

あと、ジョン・サイクスに関しては、前回話題になりましたが、フォロワーの方からお褒めをいただいて大変うれしかったです。その記事はと言うと、

ヤングギターのスクープ!ジョン・サイクスが17年ぶりに僕らの前に登場してくれた件

50過ぎてドリーム・シアターのジョン・ペトルーシに驚愕する件

ブレイキング・ザ・フォース・ウォール(ライヴ・フロム・ザ・ボストン・オペラ・ハウス)【2DVD】

僕の音楽の嗜好としての要件はというと、

  • 曲が良い
  • 演奏がすごくうまい
  • バンドの一体感
  • 大作主義

などです。これに一番近かったのは、ロニー・ジェイムス・ディオがいた頃のレインボーだったり、ロニーが率いたディオだったりするのですが、この2つのバンドはリーダーの個性が強すぎるということもあって、バンドが安定せず、僕にとって大事な要件であるバンドの一体感が残念ながらありません。

ところが、ドリーム・シアターに関しては、何回かバンドメンバーの入れ替えがあったにせよ、30年以上活動を続けています。そんなドリーム・シアターは名前しか知らなかったのですが、あるきっかけで彼らを知り、正に僕が望んでいる要件を持ち供えていることもあり、一気にファンとなりました。

その頃聴いたアルバムが、「Breaking the forth wall」。このアルバムは、ボストンでオーケストラと共演したライブなのですが、ものすごく完成度が高い素晴らしいライブです。ここで演奏されているジョン・ペトルーシのギタープレイは凄いテクニックで、大変なギターを弾いています。どの曲も素晴らしいのですが、僕がこれはコピーをしたい!と思ったのは、「The Enemy Inside」。

このアルバムではありませんが、前に日本に来日した時のライブアルバム「Live At Budokan」の「Hollow Years」もすごいプレイを聴くことが出来ます。

後は古いプロジェクトですけれども、ジョン・ペトルーシ、ジョーダン・ルーデス、マイク・ポートノイにキング・クリムゾンのトニー・レヴィンのリキッド・テンション・エクスペリメントの「Acid Rain」の完成度の高さは、本当に素晴らしい。

早くこんな上手に弾けるようになりたいと、まだまだ頑張ろうと思っています^^

それ以外にギター・ソロについて

今回ご紹介したギターソロは、聴いた時点で絶対にコピーが出来ないと思い、是非これらの曲を弾けるようになりたい!と思ったことが、結果的に僕がギターを楽しめた原因だと思っています。今までご紹介したソロ以外に印象的だったのは、やはりジミーペイジだったり、エリック・クラプトンだったり、ハードロックではオジー・オズボーン・バンドのギタリストはいい人ばかりでしたね。ランディ・ローズとか、ジェイク・E・リーとかすごく好きです。フュージョン系では、ラリー・カールトンは好きだし、リー・リトナーも好き。日本人で言うと、Charには昔ロッキングエフという雑誌でギター講座をやっていたのですが、Charの時はよく読んで練習しました。お陰で指が早くなったのは、この人のスケール練習のおかげだと今でも感謝しています^^