STAP細胞問題のことをわからないながら、調べてみた
今年の1月30日に理化学研究所の小保方晴子さんがSTAP細胞を作製したということで、マスコミが大騒ぎをしてましたが、ここ数日なにかいきなり小保方晴子さん叩きになっているような感じがするのですが。
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STAP細胞を作製したと発表した1月30日のニュース
1月30日の時にどのくらいマスコミが騒いだかというと、実はその日に僕が小保方晴子さんの記事を書いていたので、それを見るといかにマスコミや僕が大騒ぎしているのかわかります。
かっこいい理系女子ーSTAP細胞作製の小保方晴子さん
この記事を書いた時はかなり反響があって、多くの人に読んでもらっていて、どのくらいマスコミが騒いだかというと、
若手研究者、泣き明かした夜も 新たな万能細胞開発同センターで開かれた記者会見で、万能細胞「刺激惹起性多能性獲得細胞(STAP細胞)」を開発した小保方晴子研究ユニットリーダー(30)は「かつては研究結果を誰にも信じてもらえず、泣き明かした夜も数知れない」と振り返り、誇らしげに …
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それ以外には、こんなことも記事にしてました。
ハフィントン・ポストの記事
STAP細胞―どんな細胞にもなれる万能細胞の作成に成功 理研・小保方晴子さんら
http://www.huffingtonpost.jp/2014/01/29/stap-cells_n_4690922.html
STAP細胞「大変革」 世界が興奮、米指導教官も称賛
http://www.asahi.com/articles/ASG1Z2D3LG1ZUHBI006.html?ref=rss
STAP細胞を巡る事の経緯
事の経緯としては、(日本経済新聞3月11日朝刊より引用)
1月30日
- 理化学研究所が英科学誌「ネイチャー」に論文を発表
2月13日
- 外部から画像が不自然などの指摘を受ける
- 理研が内外の複数の専門家に調査を依頼
2月中旬
- 論文の情報だけでは、STAP細胞を作れないとの指摘が相次ぐ
2月18日
- ネイチャー誌が調査を開始と公表
3月5日
- 理研がSTAP細胞の詳細な作製法を公開
3月10日
- 山梨大の若山照彦教授が論文撤回を共著者に呼びかけ
ということになっています。
STAP細胞めぐる3月11日の報道の状況
それでは今のニュース状況はどうなっているのかというと
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STAP細胞「確信なくなった」
「STAP細胞」は、神戸市にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダーなどのグループが作製に成功したと科学雑誌「ネイチャー」に発表し、新たな万能細胞として注目を集めました。 しかし、そのあと論文に不自然な画像やデータが …
三流ニュースソースになると小保方晴子さん叩きの様相を呈してきてる。
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小保方晴子さんの「STAP細胞論文捏造疑惑」 アンチ勢力の陰
ノーベル賞級の大発見」と賞賛された小保方晴子さんの「STAP細胞論文」が急転直下、非難に晒されている。論文を掲載した英科学誌『ネイチャー』が17日、“捏造疑惑”について調査中であることを表明したことから、鬼の首を取ったような …+もっと見る
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小保方晴子さん「万能細胞」疑問噴出!論文に資料借用、実験の再現 …
短時間で効率的に、かつ簡単・安全というので、iPS細胞を上回ると世界中が注目している万能細胞STAPがおかしなことになっている。論文に添付された資料の一部が借り物であったというのに続いて、論文通りにやっても作れないという声が … -
第2の佐村河内事件? “リケジョ”小保方晴子「世紀の大発見」をめぐる …
花粉症の季節到来である。昨日(2月23日・日曜日)のゴルフは暖かかったから花粉を心配していたが、ほとんど気にはならなかった。杉の木が少なかったのか、まだそう花粉が飛んでいないのか。 この季節が来ると憂鬱になる。毎年、今年こそ …
あれだけ美人だとか、割烹着かわいいとかリケジョがどーとか大騒ぎをしたのに、その舌の根も乾かぬうちにこんなことになってる。誰がこういう記事を書いているのか、実名で記事を書けと言いたい。また、Naverまとめでも科学者の失望ツィート集がアップされていて
【衝撃】理研・小保方晴子氏のSTAP細胞論文の捏造がほぼ確定か 著名研究者らによる失望ツイートまとめ
http://matome.naver.jp/odai/2139437526768951501
いやー、逆風は怖い。
小保方晴子さんについてのTweetは
こちらに関してTwitterではどういうことになっているのかというと、
NEWSポストセブン|小保方晴子さんの「STAP細胞論文捏造疑惑」 アンチ勢力の陰 http://t.co/IYo6qcCfDT こういう見方もあるんだね。あとは小保方晴子さん自身が口を開くのか
— 花園教会 (@hanazonochurch) 2014, 3月 10
なんで日本の理科学研究所がSTAP細胞の再現に成功出来て、世界の名だたる研究機関から再現の報告がないんだろう??iPS細胞を凌駕するような世紀の大発見でしょ?小保方晴子さん 説明してくれ!!
— 山田稔 (@EnaminoY) 2014, 3月 10
佐村河内氏事件にならねば良いが小保方晴子ユニツトリーダー発表のSTAP細胞論文画像に不自然な点があり論文を一度取り下げるべきと山梨大学教授若山照彦氏が記者会見で発言マウスの通常細胞からSTAP細胞が出来る証拠が無い、、と断言ならば自分も同席の発表をしなければよかつた妬み根性か!?
— みおつくしK (@yk151115) 2014, 3月 10
この辺りはまだいいところで、かなり小保方晴子さんには思いっきり逆風が吹いている感じがすごくしますね。かなり悪意に満ち満ちている。何があったのと思う。
一連のSTAP細胞のニュースについて思うことは
素朴な疑問として、若山照彦教授が文句を言ってる部分としては朝日新聞の発言を引用すると
小保方さんが「STAPが分化した証拠」と示した写真が、博士論文で使われていた写真と同じものだった。STAP細胞の証拠写真がなくなることになる。
この発表した時に若山教授は小保方晴子さんのプレゼンテーションの時にいたし、その時になぜこれを使ってはだめ!と言わなかったのかということにまず疑問が残る。
そもそも世界的な発表をするときに、そんなテキトーな事をするのかと思うのです。その写真がなぜダメなのかわからないけれども、それを発表するのであれば、それなりの根拠があって発表するものです、普通は。
これが佐村河内のように詐欺師とは違い、小保方晴子さんは科学者であり、科学というものは事実に基づいたものを立証するものであり、それが世界的な発表をするということであれば、事実を捏造するようなことは考えにくことだと思うのです。
ただ、この問題が起きた時に小保方晴子さんが発表者として何かしらのアクションをせずに、表の舞台に出てこなくなってしまったということが疑惑を産んでしまったということはあるでしょうが、やはりマスコミが何か魔女狩りのような事をしているような感じがするのですよ。
ケチを付けるのであれば、マスコミにも科学を報道するチームがあるんだから、これがいかにおかしいかということをきちんと書くべきなのに、また、何も調べずに小保方晴子叩きになっているのは、改めて怖いなあと思うのです。このブログを書くためにTwitterで調べていたら、全く同感のツィートを発見しました。
stap細胞。そもそもマスコミが裁く問題だろうか?科学は根拠で裁かれるべき。立証に伴い営利団体に様々な利害が発生する場合もある。そしてマスコミは利害の代弁者である場合もある。でなければ裁判にも似た報道をするだろうか。今回の件でもマスコミこそ信用出来無いと確信できる。
— 銀嶺 (@zep_ryu) 2014, 3月 10
連続テレビ小説の「ごちそうさん」は、今終戦の混乱期を描いてますが、この戦争の責任は国家に迎合したマスコミにも大いにあるわけで、今のマスコミの報道の仕方を見ていると、昔と全く変わらないと思いました。
(追記:2014年3月11日 14:08)
ハーバード大教授「撤回理由ない」 STAP細胞論文で
僕もそう思います。