2016/06/23
4月に来日するディープパープルのことを考えてみました
このブログは最近はローリング・ストーンズ関連で多くの人が読んでくれてるんですが、実は「ディープ・パープル」で検索をすると何故か1ページ目にこのブログの記事が表示されます。よほどグーグル様に気に入ってもらえたようで、実際にこの記事がランディングページページになることがよくあります。ありがたいことです。
ディープ・パープル関連ベストアルバムはというと
ディープ・パープルに関しては、日本で最も人気のあるハードロックバンドだし、僕も洋楽にのめり込むきっかけになったのがこのバンドですから、ものすごく思い入れがあります。
このバンドは何度もメンバーチェンジを繰り返していて、現存のメンバーはドラムのイアン・ペイスのみという凄いことになっているのですが、このバンドから飛び出て成功した人というのが実はずいぶん少なくて、リッチー・ブラックモアとデヴィッド・カヴァーデイルだけで、実際にこの二人が作ったバンドがそれぞれ成功しているのです。
僕にとってディープ・パープル関連のアルバムでベスト5を出せと言われたら、
ディープ・パープル
- メイド・イン・ジャパン
- カム・ティスト・ザ・バンド
レインボー
- ライジング
- オンステージ
ホワイトスネイク
- ホワイトスネイク
この5枚です。その内2枚はライブアルバム。何故かディープ・パープル関連のアルバムはAmazonの輸入盤が案外安くて、そのあたりも紹介しながらレビューを書いていきます。
Made In Japan
Warner Bros / Wea (1988-10-12)
売り上げランキング: 121,313
このアルバムは、もうハードロックが好きな人には説明不要ですが、当時はメンバーは20代ですから、ドライブ感が半端ではありません。特にハイウェイスターのリッチー・ブラックモアのギターソロは歴史的な名演で、語り継がれるものだと思います。僕はギタリストなので、リッチー・ブラックモアのことを書くことが多いですが、チャイルド・イン・タイムのリッチーのギターソロも大変素晴らしい。凄く長い曲ですが、緊張感があって素晴らしいです。
Come Taste the Band
EMI Europe Generic (2001-02-22)
売り上げランキング: 81,586
リッチー・ブラックモアが脱退して、その後任として入ってきたのが今は亡きトミー・ボーリンです。この時のディープ・パープルは、このアルバムを出してから日本に来て、その時にトミー・ボーリンが日本に来る前に薬のやり過ぎで手を怪我をして、メタメタなステージをしたことで有名になりました。
もともとトミー・ボーリンというギタリストは、ジャズとかブルースを本来弾く人で、大雑把なカテゴリー分けをすると、エリック・クラプトンに近いギタリストです。それはのちに彼が発表するアルバム「Private Eyes」や、ビリー・コブハムのソロアルバム「スペクトラム」でとてつもないギターを弾いていますが、ディープ・パープルにいた事自体が不思議な感じがします。
ただし、彼の音楽的な才能は大変優れていて、このアルバムでも殆どの曲に関わっていて、どの曲も良く出来ているし、当時のディープ・パープルはデヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズのツインボーカルでしたから、この二人の個性をよく考えて作られている大変な名盤です。僕はディープ・パープルのスタジオ・アルバムでは、マシンヘッドやインロックよりも好きです。曲の良さでは一番だと思います。
Sbme Special Mkts. (2008-02-01)
売り上げランキング: 149,156
Rhino/Wea UK (2010-12-16)
売り上げランキング: 42,498
Rising
売り上げランキング: 1,374
まずはじめに書いておきたいのは、これ、Amazonのmp3ショップで買うとなんと600円!!!です。こんな素晴らしいアルバムが600円で買えるというのは奇跡に近い。
これも僕が高校1年か2年の時に初めて聴いて、それ以来30何年も聴いてきたアルバムで、僕の人生で最も多く聴いたアルバムです。ハードロックのアルバムとしては全く申し分がなく、リッチー・ブラックモアのギターと言い、ロニー・ジェイムス・ディオのボーカルと言い、コージー・パウエルのドラムと言い、非の打ち所がありません。恐らくこのアルバムに関わった人たちにとってもベストアルバムじゃないかと言うくらい良く出来ている。特にスターゲイザー、ア・ライト・イン・ザ・ブラックの一連の曲は曲の良さと言い、緊張感のある演奏と言い、大変素晴らしいです。
On Stage
Polydor / Umgd (1999-09-30)
売り上げランキング: 6,442
レインボーのライブアルバムですが、オープニングのキル・ザ・キングのスピード感は圧倒的です。あとリッチー・ブラックモアのギターソロで言うと、キャッチ・ザ・レインボーのギターソロが素晴らしく、こちらも歴史的な名演だと思います。
ちなみにこのライブは僕も参加しています。観客としてですが^^;
Whitesnake
Geffen Records (1990-10-25)
売り上げランキング: 40,146
846円
デヴィッド・カヴァーデイルが過去のしがらみをすべて捨て切って出したアルバムで、アメリカで大ヒットした歴史的な名盤です。このアルバムを聴いて思うのは、このアルバムのリードギターを弾いたジョン・サイクスの評価があまりにも低いということです。このアルバムでの、クライン・ザ・レインのギターソロは大変なソロです。ジョン・サイクスはこのアルバムを出した後、デヴィッド・カヴァーデイルと喧嘩をしてやめてしまいますが、もったいなかったね。ジョン・サイクスはホワイトスネイク脱退後ブルーマーダーというバンドをカーマイン・アピスらと結成しますが、すごくいいバンドでした。この人は曲がかけるので、もったいなかった。
以上駆け足でディープ・パープル関連の名盤をご紹介しましたが、どのアルバムも駄曲が1曲もないのでハードロックが好きな人は是非ゲットしてみてください。