2017/01/09
初めてきたフランス・ルーブル美術館はあまりにも広く、また、質の高い作品ばかりで圧倒されました
2016年11月21日は、ルーブル美術館に行ってきました。ルーブル美術館は世界で一番と言われてもおかしくない美術館ですし、実際に行ってみてわかったことは、とにかく広い。しかも、その広い場所にこれでもかと言うくらい圧倒的な作品があるので、感覚を麻痺させながら、美術館の中を巡ってきました。
Contents
メトロであのルーブル美術館にたどり着きました
ルーブル美術館は、セーヌ川の北に位置していて、ホテルからはメトロを使って行きました。
ルーブル美術館は、もともとルーブル宮であったところを美術館に直したそうですね。
ところで当日は、朝から冷たい雨が降り、
この本に書かれているカルーゼルからの入り口がわからず、結局ピラミッドの前で並んだのでした。ただ、ルーブル美術館の開館時間が9時なので、10分ほど前から並べば、意外と前の方で並んでいられるという状態だったので、早めに並んでいたほうが良いと思いますね。入るまでの流れというと、まずはメトロに乗って、
なんとかルーブル美術館にたどり着き、9時になって入館をしました。
メトロを降りて地上に上がると、目の前に見えてくるのが、あのルーブル美術館でした。さすがに写真や動画などで見たことはありますが、現実にルーブル美術館が目の前にあると、これは結構感動するものですね。それくらい建物に圧倒感がありました。
ルーブル美術館の入り口はピラミッドなのですが、その対称的な場所にカルーゼル凱旋門があります。こちらの門は1800年初頭に完成したものですから、日本では江戸時代に出来たものですね。雨が降っていたので、そばまでいけませんでしたが、こちらも威容がありましたよ。
そして9時になり、荷物検査をして、ピラミッドを下ると、地下いっぱいに広がる入り口に、またまた圧倒されました。
ルーブル美術館ドゥノン翼をとにかくわからず彷徨いました
そして、入り口でパリ・ミュージアム・パスを見せると、中に入りました。「ルーヴルはやまわり」にも書いてある、あまり知られていないエレベーターに乗って、入場5分後に、モナ・リザに巡り会えました。これはこの本のおかげでした。エレベーターも誰も乗りませんでしたし、こんなところにエレベーターがあるとは誰もわからないと思いますね。
こちらは正面から見たモナ・リザです。時間が開館直後ということもあり、あまり人もいませんでしたが、それでも多くの人がモナ・リザを僕みたいに写真を撮っていました。
モナ・リザの周辺には、レオナルド・ダ・ビンチの絵画がありました。モナ・リザをみると、ダ・ビンチの個性がわかる感じがします。
聖母子と聖アンナ
洗礼者聖ヨハネ
サモトラケのニケを発見(大げさですが^^)
個人的にルーブル美術館では、サモトラケのニケがどうしても見たかったのです。正直絵画の知識と言うものは殆ど無いですし、教科書などで頭にあるのはサモトラケのニケくらいしかないという事もありますし、やはり実物をどうしても見たいと思っていたのが、サモトラケのニケでした。
サモトラケのニケがどれだけ凄いものなのかというと、紀元前190年ごろ作られたということからも、当時のギリシャの文明の高さというものがわかります。これはギリシャにあるサモトラケ島で1863年に発見されたんだそうです。
ではいろいろな角度から写真を撮影しましたので、御覧ください。
このサモトラケのニケが鎮座している場所は「ダリュの階段踊り場」にありますが、遠くから見ても素晴らしい。置き方のセンスと言うものも感じますね。
ルーブル美術館のあまりの広さに迷い続けた中で出会った美術品
この後は、あまりの広さに戸惑いながら色々な絵画に出会いました。それぞれが迫力があり、とにかく圧倒されました。写真を撮ったものだけでもご案内します。
ミロのビーナス
まずはミロのビーナスは、誰でもが知っていると思いますが、あっさり発見しました。ミロのビーナスも、やはり紀元前に作られ、1820年に発見されて、ルイ18世に献上され、ルイ18世がルーブル美術館に寄贈して現在に至るんだそうです。1820年って日本の明治維新が起きる70年近く前です。時代感覚がおかしくなりそうです。
ルイ14世の肖像画
今から思うと、色々なところを行ったり来たりしていて、当初計算をしているような感じで美術心を見れなくなってしまいました。そこから撮影した美術品としては、まず、ルイ14世の肖像画。1700年ごろの作品だそうです。
更には、中世の甲冑がありました。これはおとぎ話とかでも出てくるようなもので、誰が身に着けたものかわかりませんが、僕は見入ってしまいました。
ガブリエル・デストレとその姉妹の一人
どうにかこうにか歩いていると、やっと見たことのある絵画を発見。「ガブリエル・デストレとその姉妹の一人」です。
この作品は1597年に制作されたものです。日本では豊臣秀吉が朝鮮半島に出兵していた頃ですね。ガブリエル・デストレは右の女性で、フランス国王アンリ4世の寵姫です。
フランソワ1世の肖像画
この余りにも有名な「ガブリエル・デストレとその姉妹の一人」のそばにあるのが、「フランソワ1世の肖像画」こちらの作品は1530年だそうです。古いなー。
スペードのエースを持ついかさま師
この作品も何かで目にする作品ですよね。
ジャック=ルイ・ダヴィッドの作品
フラフラしていると、ジャック=ルイ・ダヴィッドが出てきました。ジャック=ルイ・ダヴィッドはルーブル美術館にしては新しくて、フランス革命の終わり頃ナポレオンが登場した時に新古典主義として様々な作品を出しています。
ホラティウス兄弟の誓い
サビニの女たち
そして最も有名なのがナポレオン1世の戴冠式です。こちらは中国人の団体が写真を撮りまくっていました。
ルーブルで実物を見たいと思っていた絵画に遭遇
ここまで来るとかなり疲労感が漂ってきまして、フラフラの状態で歩いていると出会ったのが、ルーブルで見たいと思っていた2作品でした。まずはグランド・オダリスク。
そして、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」です。さすがにこの作品は圧倒的な迫力がありました。
これでとりあえず美術品を見たのですが、ため息をつくと遠くにまたサモトラケのニケの銅像がありました。サモトラケのニケは近くから見ても、遠くから見ても僕の心を揺り起こす感じがします。
そしてルーブル美術館を出ました
これで、次のスケジュールがありましたので、ルーブル美術館を出ました。地下にはダ・ヴィンチ・コードで登場したピラミッド。
この地下は本当に商業的というか、ブランドを大事にする所のショップが沢山ありました。
アップルストア
ヴィトンもあります。恐らく爆買する人たち向けでしょうね。
ルーブル美術館を回って思ったこと
ルーブル美術館はとにかく広いので、いかに効率的に見て回るかということで駆け足で主に美術品を見て回りましたが、フランスがエジプトなどからふんだくってきた大昔のものも、今考えると見ればよかったかなあと思っています。ただ、時間を気にしないで、それこそ、ディズニーランド感覚で来ないと駄目な感じがします。結果的に2時間で見て回りましたが、あとで、やはりこういうものも見たいという思いはあるので、次回来るときはもっとゆっくり見て回りたいと思いました。
ルーブル美術館を見るにあたって参考にしたもの
今回これだけの美術品を見るために、基礎知識がないとつまらないですから、少し勉強をしました。一番参考になったのが、YouTubeの動画と、冒頭にご紹介をした「ルーヴルはやまわり」でした。こちらはご紹介しますね。
リック・スティーブスの動画
まずはリックスティーブスの動画。リックスティーブスはヨーロッパ中心に観光地を紹介している動画をアップしているのですが、こちらはそのルーブル編。
BBCのルーブル特集
それとBBCのルーブル特集。これはすごく中身が濃くて、勉強になりました。
ルーヴルはやまわり
後はルーヴルはやまわり。有地京子サンの本はよく書けていると思いました。
このブログに掲載されている写真などを動画にまとめました
今回ルーブルでは相当な数の動画と写真を撮影したのですが、その際に動画もまとめましたので、YouTubeにアップしました。