フランス/ニース旅行記:中世の雰囲気と圧倒的な絶景が素晴らしいエズ村
今回のニースの旅では、エズ村に行ってみたいという思いが強くて、後はどうやって行くかということでした。つまり、ツアーで行くか、自力で行くかということなのですが、せっかくなので自分たちで調べて、エズ村に行ってきました。
Contents
エズ村とは
エズ村は、ニースとモナコの中間にあり、町並みの素晴らしさと山頂から見た地中海の絶景の素晴らしさで有名なところです。
ニースからエズ村への行き方
エズ村への観光をするには、オプショナルツアーに申し込むという方法もあります。インターネットで調べてみると、エズ村へのオプショナルツアーはあります。ただ、少し割高というのとモナコもセットされている事もあって、自力で行くことにしました。
行き方としては、まずニース市内で走っているトラムという市内電車に乗ります。
このトラムで、まずVaubanというところまで行きます。このトラムには日本語で作られた素晴らしい路線図がありまして、

引用:ようこそツアー
Vaubanについたら、Vaubanバスターミナルに行きます。徒歩で数分くらいです。トラムの停車にはプリペイドカードが売っていて、1日券とか7日券とか売っているので、それを買った方がおすすめです。と言うのは、このチケットを買うと、エズまでの行くバス代も含まれているので、余計な出費がありませんし、ニースにいると、トラムはすごく利用しやすい乗り物なので、いちいちチケットを買っていると 、時間もお金ももったいない感じがします。また、エズ村にはニースの中心からもバスで行けるのですが、とても混むということもあり、確実に座れるということを考えると、Vaubanまで行かれることをおすすめします。
乗るバスについては82番のバスに乗り、「Eze Village」で降ります。時間は30分ほどです。
詳細については
Lignes d’Azur: Nice Côte d’Azur public transport – Home
でチェックできます。
VaubanからEzeまでの30分は、とにかく素晴らしい風景が展開されますので、風景を楽しみたい場合は、進行方向に向かった右側の席に座ることをおすすめします。動画を撮影しましたので、御覧ください^^
入り口から山頂のサボテン公園へ
エズ村入口周辺
バスがエズ村に着くと、テンションも上がっていたので、脇目もふらずエズ村に入って行きました。
入り口から中腹までの道すがら
ここから重たい身体を引きずって頂上のサボテン公園に向かいました。エズ村は、サン・ポール・ド・ヴァンスと同じように、「鷲の巣」と呼ばれていて、いきなり中世の世界に来てしまったような、不思議な気持ちになりました。
こういうOZの魔法使いに出てきそうな鎧がお店の前にありますが、こういうモニュメントがまったく不自然さを感じさせません。本当に不思議なところです。
そしてものすごい絶景が
更に登って中腹まで来たところから、地中海を見てみると、今まで見たことのない絶景が眼前に広がりました。
そして頂上に到着
更にここから少し登って行くと、頂上に達します。ここに来ると、更にもっとすごい景色が広がっていました。僕は、今回エズ村に来る前に、さんざん写真や動画を見ていたのですが、やはり現実は凄いです。冗談抜きで、過呼吸一歩手前の状態になりました。
頂上から見た橋です。どうやって作ったんだろうという感じの実に立派な橋です。
眼前に教会が見えていて、村の雰囲気と調和感が本当に素晴らしい。
シャトーエザでのランチ
エズ村には、シャトー・エザという5つ星のホテルがあり、後で写真をお見せしますけれども、シャトー・エザでのベランダで食べる食事は、眼前に広がる絶景としか言いようのない風景とともに味わえるということを調べてわかっていたので、期待をしながら行きました。
Château Eza – Hotel Chateau Eza | Eze Village | Site Official | Cote d’Azur
ここは日本にいる時にあらかじめ予約をしていて、とにかく晴れていないと風景が楽しめないので、神様に祈るような気持ちでこの日を迎えましたが、へとへとになるくらい天気がよく大変ありがたかったです。当時は、11時半くらいには、エズ村の頂上に上ってしまっていたので、時間も少々余ったこともあって、少し早めにシャトー・エザのカフェに行きました。
シャトー・エザへはホテルとは思えないような、中世の雰囲気を濃厚に残されていて、ホテルのロビーも映画のワンシーンのような、おとぎの国に来たような感覚に陥りました。
そして席に案内をされると、目の前は地中海の素晴らしい風景。こういう絶景はなかなか見られないと思ったので、とにかく目に焼き付避けるようにしました。
カフェで頼んだのは、アイスカフェオレとペリエを頼みました。テーブルのワンポイントとなった植物もフランスらしいおしゃれなものでした。
そして、お茶も飲んで、すっかりリラックスしてから、12時になったので、レストランに移動をしました。
僕らはお酒は飲まないので、まずはミネラルウォーターを持ってきてもらいました。
そしてパンが登場。
前菜の前にアミューズが出てきました。
前菜のスープです。
メインディッシュは魚でした。僕はフレンチは肉料理よりも魚料理のほうが好きなので、ありがたかった^^
デザートが登場。
このお皿は結構深い作りになっていて、パッションフルーツのジュースの中にバナナが入っていて、実に美味しかったです。
そしてコーヒーと紅茶が運ばれ、
プチフールがでてきました。
結局今回の旅では本格的なフレンチ料理はここだけでしたが、実に充実しておいしい食事でした。ごちそうさまでした。もちろんリピありです。ちなみにこのレストランでかかった費用はと言うと、137ユーロでした。日本円で言うと、1万5千円ほどですから、一人あたりは7500円ほど。やはり安くはありません。
ニースには電車で戻った
エズ村を堪能した我々は、82番のバスでニースの戻らず、83番のバスでエズ駅に向かい、エズ駅からニース駅に向かいました。
まずは、83番のバスに乗ると、エズ駅まで20分ちょっとで到着します。こちらがエズ駅で、かわいいですよね。この駅は無人駅のようで、駅のホームには、おしりを半分出している浮浪者がいました。
ニース行きのホームで待っていると電車が来たので、その電車に乗りました。
列車に乗ると15分ほどでニース駅に到着です。
そして、今回も珍道中だったのですが、なんとかニースの駅に到着です。ニース駅周辺はやや治安が良くないと言われていたので、バッグを前にしてホテルまで戻りました。
まとめ
今回のエズへの旅は、イメージをしていた以上のものを体験できて、実に有意義でした。芸術家が鷲の巣と言われる、エズ村に心を奪われたのは、芸術家でもない僕もよくわかったような気がしました。それほど、中世の情緒が実に素晴らしくて、まだまだ自分には感受性というものがあるんだなあと思った次第です^^これらの写真をスライドにもまとめましたので、よかったら御覧ください。