2016/06/11
今週の週刊朝日ジミー・ペイジインタビュー「レッド・ツェッペリンの音楽はオーケストラなんだ」という記事
最近レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジが来日をしてプロモーションをしていたのですが、なかなかメディアには出てこなくて、たまたま週刊朝日の中吊りにジミー・ペイジの名前を発見。早速ゲットしました。
Contents
偉大なレッド・ツェッペリン
レッド・ツェッペリンというと、もうとにかく我々の世代においてハードロックバンドとしては別格的な存在で、他のディープ・パープルやブラック・サバスにしても、格が違いすぎるというところがありました。
ただ、ジミー・ペイジに関して言うと、ギターが下手くそだということは再三言われていることで、僕も正直に言って上手だとは全く思わないのですが、やはり彼の作曲家としての才能やアコスティックギターのリフの上手さと言うのは伊達ではありません。
彼がどれだけかっこ良かったかというと、
この人のレスポールの持ち方は、一種独特でみんな真似をしました。それだけかっこいい。
ジミー・ペイジのインタビュー
その偉大なジミー・ペイジがインタビューに答えていて、ほおと思ったところを引用します。
ジェフ・ベックについて
ーあなたはと共に世界3大ギタリストとされるジェフ・ベックとはヤング・ボーイ時代からお友達とか。
12〜13歳の時から親友さ。最近はあってなかったけど、東京で4月、彼のコンサートを観に行ったよ。
これは確か僕も知っていて、写真も残ってました。年取ってもかっこいい人はかっこいいですね。
Awesome click…! m/ RT @RossHalfin Jimmy Page & Jeff Beck backstage in Tokyo at Jeff Beck’s show, April 2014. pic.twitter.com/TAeS7GoHJA
— Fretbored (@FretboredX) 2014, 4月 24
ー名曲を次々と世に出した秘訣は?
当時はシングルを出すのがふつうだったけど、僕らは出さなかった。アルバムを重視した曲作りをしたんだ
これは当時のビートルズに対抗した戦略だったと思いますね。
レッド・ツェッペリンの功績とは
ーLZがロック界に残した最大の功績は何だと?
中略
LZはバラエティーに富んだ、音楽の要素がつまっている、教科書のようなバンドだ。それをロックというのか、LZという音楽なんだけど、功績というのは、次の世代に音楽を伝えてきたことではないかと思うね。
僕も全くそのとおりだと思っていて、ビートルズの後に、レッド・ツェッペリンとキング・クリムゾンが登場して、この2つのバンドが後のロックバンドに与えた影響は計り知れないわけでして、ああいうハードな音楽は、まずエリック・クラプトンのクリームと言うバンドがあり、それを更に進化させたのがレッド・ツェッペリンで、そのリーダーでもあるジミー・ペイジのアーティストの手腕は凄いと思うのです。
僕個人がおすすめするツェッペリンのアルバム
僕も彼らの音楽は大騒ぎするほど熱狂的なファンではありませんが、
Atlantic / Wea (1994-08-18)
売り上げランキング: 9,676
僕はこのアルバムがツェッペリンでは最高傑作だと思っていまして、曲の良さ、ロバート・プラントのボーカル、パワフルなジョン・ボーナムのドラミングは素晴らしい。特にオープニングのアキレス・ラスト・スタンドのかっこよさは比類がない。このアルバム、アマゾンで991円。激安です。
Rhino / Wea (2007-11-21)
売り上げランキング: 27,356
これは、彼らが全盛期の時のライブを映画化した時のサントラ盤ですが、実質的にライブ・アルバムで、ライブ・アルバムとして最強じゃないかと思うくらい好きです。オープニングのロックンロールや、天国への階段は当然のごとく収録されていて、こちらもロバート・プラントとジョン・ボーナムが特に素晴らしい。
来日の目的はリマスタリングのプロモーション
今回の来日の目的というのが6月7日に発売されるレッド・ツェッペリンのリマスタリングされた初期3枚のアルバムのプロモーションで、このリマスタリングしたアルバムも3パターンあって、簡単にまとめると
SDエディション | Dエディション | Sエディション | |
価格 | 21,600 | 3,024 | 2,160 |
アルバム | ◯ | ◯ | ◯ |
おまけCD | ◯ | ◯ | |
その他おまけ | ◯ |
この場合
SDエディション=スーパー・デラックス・エディション
Dエディション=デラックス・エディション
Sエディション=スタンダード・エディション
で、それぞれスーパー・デラックス・エディションの中身をご紹介すると、
『LED ZEPPELIN』
レッド・ツェッペリン<2014>
中身がもっとすごくて、
●『LED ZEPPELIN〈Super Deluxe Edition / レッド・ツェッペリン【2014リマスター/スーパー・デラックス・エディション】』
【CD1】最新デジタル・リマスターによるオリジナル音源(紙ジャケット仕様)
【CD2】パリ、オリンピア劇場で行われた1969年10月10日のライブ音源(未発表音源)
【LP1】最新デジタル・リマスターによるオリジナル音源(180g重量盤LP/初期ジャケット再現)
【LP2&3】パリ、オリンピア劇場で行われた1969年10月10日のライブ音源(未発表音源)
【DLカード】HD音源のDLカード(オリジナル 96kHz/24bit/ライブ 48kHz/24bit))
【特典ジャケット】ハイ・クオリティ・プリント・ジャケット(LPサイズ・シリアルNo.入り)
【豪華ブックレット】未発表の貴重な写真とメモラビリアを含む特別ブックレット
【プレス・キット】アトランティック・レーベルの初期プレス・キットのレプリカ
Disc-1
- Good Times Bad Times
- Babe I’m Gonna Leave You
- You Shook Me
- Dazed And Confused
- Your Time Is Gonna Come
- Black Mountain Side
- Communication Breakdown
- I Can’t Quit You Baby
- How Many More Times
Disc-2
- Good Times Bad Times/Communication Breakdown
- I Can’t Quit You Baby
- Heartbreaker
- Dazed And Confused
- White Summer/Black Mountain Side
- You Shook Me
- Moby Dick
- How Many More Times
『LED ZEPPELIN Ⅱ』
●『LED ZEPPELIN Ⅱ〈Super Deluxe Edition〉 / レッド・ツェッペリン Ⅱ【2014リマスター/スーパー・デラックス・エディション】』
【CD1】ジミー・ペイジ監修、最新デジタル・リマスターによるオリジナル・アルバム(紙ジャケット仕様)
【CD2】レコーディング・セッションによる別MIX(5曲)、バック・トラック(2曲)、完全未発表曲(すべて未発表音源)
【LP1】最新デジタル・リマスターによるオリジナル音源(180g重量盤LP/初期ジャケット再現)
【LP2&3】レコーディング・セッションによる別MIX(5曲)、バックトラック(2曲)、完全未発表曲(すべて未発表音源)
【DLカード】HD音源のDLカード(96kHz/24bit)
【特典ジャケット】ハイ・クオリティ・プリント・ジャケット(LPサイズ・シリアルNo.入り)
【豪華ブックレット】未発表の貴重な写真とメモラビリアを含む特別ブックレット
Disc-1
- Whole Lotta Love
- What Is And What Should Never Be
- The Lemon Song
- Thank You
- Heartbreaker
- Living Loving Maid(She’s Just A Woman)
- Ramble On
- Moby Dick
- Bring It On Home
Disc-2
- WHOLE LOTTA LOVE
- WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE
- THANK YOU
- HEARTBREAKER
- LIVING LOVING MAID(SHE’S JUST A WOMAN
- RAMBLE ON
- MOBY DICK
- La La
『LED ZEPPELIN Ⅲ』
●『LED ZEPPELIN Ⅲ〈Super Deluxe Edition〉 / レッド・ツェッペリン Ⅲ【2014リマスター/スーパー・デラックス・エディション】』
【CD1】ジミー・ペイジ監修、最新デジタル・リマスターによるオリジナル・アルバム
円盤や抜型の加工を再現した見開きLPレプリカのジャケット仕様
ジミー・ペイジ監修、最新デジタル・リマスターによるオリジナル・アルバム
【CD2】スタジオ・アウト・テイクおよび未発表楽曲(すべて未発表音源)
【LP1】最新デジタル・リマスターによるオリジナル音源(180g重量盤LP/初期ジャケット再現)
【LP2&3】スタジオ・アウト・テイクおよび未発表楽曲(すべて未発表音源)
【DLカード】HD音源のDLカード(96kHz/24bit)
【特典ジャケット】ハイ・クオリティ・プリント・ジャケット(LPサイズ・シリアルNo.入り)
【豪華ブックレット】未発表の貴重な写真とメモラビリアを含む特別ブックレット
Disc-1
- Immigrant Song
- Friends
- Celebration Day
- Since I’ve Been Loving You
- Out On The Tiles
- Gallows Pole
- Tangerine
- That’s The Way
- Bron-Y-Aur Stomp
- Hats Off To [Roy] Harper
Disc-2
- IMMIGRANT SONG
- FRIENDS
- CELEBRATION DAY
- SINCE I’VE BEEN LOVING YOU
- Bathroom Sound
- GALLOWS POLE
- THAT’S THE WAY
- Jennings Farm Blues
- Key To The Highway/Trouble In Mind
このリマスタリングアルバムについてジミー・ペイジはこう答えてます。
前回のCD化は、アナログテープをそのまま録音しただけだったから、音質的にものすごく不満があったんだ。それから20年が経って、技術も発達した。今度こそは良い音質で皆さんに聞いて欲しいという思いがあった。LZには、いろんな音楽の要素が入っている。だから良い音質で聴かないと、楽曲の良さが伝わらないんだ。ただ、テープを選んで聞いて、余分な音をカットするという作業は膨大だった。完成までにとても時間がかかってしまったよ。
というもので、相当の力作のようです。確かにこの3枚のアルバムがその後のツェッペリンを形づけたわけですからね。
このLED ZEPPELIN Ⅲの予告動画はこちらです。
この夏ロバート・プラントが来日することに触れると、
(2007年にLZを再結成したので、また再結成するかどうかについては)今は答えられないよ。でも僕はまたギターを弾こうと思っている。どういう形かわからないけどLZの曲はやるよ。「幻惑されて」は絶対やるだろうし、
というもので、2007年のライブは
かっこいいですね^^
「幻惑されて」はこちら。
すっごくロックしてる。かっこいい。
是非、日本に来て欲しいものです。