2016/06/06
マイケル・シェンカーのオン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリードは、ギターといい、バンド感といい、選曲といい、ベストライブと言える件
マイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックの最新ライブアルバム「オン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリード」が到着をしましたので、早速聴いていますが、良いです。すごく良いです。最近のハードロックのライブアルバムでは相当良いです。
Contents
「オン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリード」とは
去年(2015年)に来日したマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックは、僕は残念ながら見逃してしまったのですが、今でも後悔していまして、どうしても彼らのライブが聴きたいなあと思っていたら、「オン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリード」が発表されると、真っ先に購入をしたのでした。ちなみにこのライブは3パターンありまして、
CD
DVD
Blu-ray
の3つです。実はDVDもゲットするのですが、それは色々と事情がありまして、これはまた後日お話させていただきます^^
このライブ、とにかく選曲が素晴らしいです。つまり、このアルバムはUFOの名曲、マイケル・シェンカーグループの名曲、スコーピオンズの名曲、そしてテンプル・オブ・ロックの曲でセットリストが構成されているので、昔からマイケル・シェンカーのことを知っている僕としては十分楽しめました。選曲はマイケル・シェンカー自身のベストと言ってもいいと思いますが、オープニングがArmed and readyだときっと発狂したと思います笑。収録曲は次のとおりです。
- Ocean Odyssey -Intro
- Doctor Doctor
- Live And Let Live
- Lights Out
- Where the Wild Winds Blow
- Natural Thing
- Before The Devil Knows You’re Dead
- Victim Of Illusion
- Lovedrive
- Coast To Coast
- Vigilante Man
- Rock My Nights Away
- Saviour Machine
- Too Hot To Handle
- Only You Can Rock Me
- Lord of the Lost and Lonely
- Rock You Like A Hurricane
- Rock Bottom
- Horizons
- Attack Of The Mad Axeman
- Communion
- Blackout
マイケル・シェンカーの去年のライブに行かなかったことはすごく後悔しているんです。それほどライブをチェックすればするほど、充実しているのがわかるのです。そのことは、こちらでも記事にしてあります。
マイケル・シェンカージャパン・ツアーライブ初日のセットリスト
今回のマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックのジャパン・ツアーをチェックし続けて思ったことは、やはりマイケル・シェンカーはすごいということでした
開封の儀
では、早速このアルバムを聴くために、開封しました。
このCDは2枚組でして、それぞれフライングVがプリントされていて、なかなかかっこいいです。
左側に表示しているのが、今のメンバーですね。良いメンバーを選んだと思いますね。現在のメンバーは
マイケル・シェンカー – ギター
ドゥギー・ホワイト – ボーカル
ハーマン・ラレベル – ドラムス
フランシス・ブッフホルツ – ベース
ウェイン・フィンドレイ – キーボード、リズム・ギター
でドゥギー・ホワイトは、レインボーのボーカルですし、リズム隊はスコーピオンズです。メンバー的にはすごく安定してますし、その安定感がこのライブを聴いているとよくわかります。
特におまけがついてないのですが、来月になると、映像も見れますので、今から楽しみにしておきます。
「オン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリード」のいいところ
オン・ア・ミッション~ライヴ・イン・マドリードは僕にとって待望のライブアルバムだったのですが、実際に聴いてみると、非常に高品質のライブアルバムだと思いました。そのいいところはと言うと
- バンド感があるということ
- 選曲が素晴らしい
- マイケルシェンカーのギターの切れ味が抜群である
といったところがあげられます。
バンド感があるということ
マイケル・シェンカーという人は、UFOを脱退してから現在に至るまでほぼソロ活動を続けています。(もちろん、マイケル・シェンカー・グループという活動も含めてですが)個人的には、マイケル・シェンカー・グループのファーストアルバムの出来が良すぎたこともありましたし、マイケル・シェンカー自身がワンマングループを望んだこともあって、他のメンバーとの釣り合い取れなかったことから、マイケル・シェンカーだけが目立ってしまって、音楽そのものにアンバランス感が僕にはありました。そういうこともあって、何年もこの人の音楽を聴くことがなかったのですが、去年来日するということでマイケル・シェンカーズ・テンプル・オブ・ロックを調べるために、この動画をYouTubeで見て、びっくり。バンドとして凄い一体感を感じました。
この動画もそうだし、今回のアルバムを聴いていると、ドゥギー・ホワイトのボーカルがバンドにすごくフィットしています。レインボーの時はリッチー・ブラックモアに遠慮しているところもあって何かおどおどしている感じがしましたが、今回はそんなところは全く無く、バンドのフロントマンとして自信を持って歌っているところが良いです。あと、スコーピオンズのリズム隊が実に安定していて、その分ドゥギー・ホワイトとマイケル・シェンカーが精一杯暴れられるという感じなっています。
選曲が素晴らしい
このライブの良さは、選曲が絶妙だということです。冒頭にも書きましたが、マイケル・シェンカーが在籍したバンドの曲を収録されています。僕にとってもお馴染みの曲ばかりで、このライブに行ったら楽しめただろうなあと今さらですが、後悔してます。
あと、スコーピオンズの曲も数曲演奏をしているのですが、実際にマイケル・シェンカーがスコーピオンズに在籍したのは本当の初期ですから、今回演奏しているスコーピオンズの曲は、マイケル・シェンカー自身が直接関連したというわけではありません。どういう感じで演奏をするのかと思って、聴いてみましたが、マイケル・シェンカー自身はしっかり自分なりに消化していて、いい感じです。
マイケルシェンカーのギターの切れ味が抜群である
このライブアルバムの主役は、なんといってもマイケル・シェンカーです。おそらく彼自身が最も気に入っている曲を演奏しているんでしょうけれども、マイケル・シェンカーのギターの切れ味が半端ないのです。特に別次元のソロと思ったのが、UFO時代の楽曲であるLights OutとRock Bottomで、久しぶりに僕はマイケル・シェンカーのギターソロを堪能した感じです。あと、Rock You Like A Hurricane はスコーピオンズの大ヒット曲ですけれども、あのおなじみのイントロ部分のリフがかかると、さすがの僕も膝が震えました。
いずせよハードロックのライブアルバムとしては相当質が高いというか、最高レベルのものじゃないかなと僕は思いましたね。それは、何度も書きますけれども、曲がいいし、バンドがよくまとまっているので、しっかりしたバックでマイケル・シェンカーがギターを縦横無尽に弾いていて、ロックの好きな人にとっては最高だと思います。