2016/06/06
アル・ディ・メオラのORIGINAL ALUBUM CLASSICSは2,300円ちょっとという破格のCD BOX
昨日なにげにアマゾンをチェックしていたら、僕の大好きなギタリスト、アル・ディ・メオラの見たことのないジャケットがありました。目を凝らしてみると、アル・ディ・メオラがデビューをして5枚ソロアルバムをまとめたCDボックスということがわかり、価格があまりにも安いので早速ゲットしました。
Contents
アル・ディ・メオラ Original Album Classics Boxとは
早速ですけれども、アル・ディ・メオラ Original Album Classics BoxというCD BOXどういうものかといいますと、このCD BOXにはアル・ディ・メオラがソロデビューを果たしてから発表した5枚のアルバムが含まれています。僕の個人的な思い入れとしても、2,300円ちょっとでこの5枚のアルバムが手に入ると言うのは、すごいお得感があります。
この5枚のアルバムを個別で買うと、だいたい1枚あたり新品で1000円ほどしますので、5枚まとめて買ったりすると5,000円ほどしますから、このCD BOXは破格だと思うのです。
Land of the Midnight Sun
【収録曲】
- The Wizard
- Land Of The Midnight Sun
- Sarabande From Violin Sonata In B Minor
- Love Theme From ‘Pictures Of The Sea’
- Suite: Golden Dawn
- Short Tales Of The Black Forest
Elegant Gypsy
【収録曲】
- Flight Over Rio
- Midnight Tango
- Mediterranean Sundance
- Race With Devil On Spanish Highway
- Lady of Rome, Sister of Brazil
- Elegant Gypsy Suite
CASINO
【収録曲】
- Egyptian Danza
- Chasin’ the Voodoo
- Dark Eye Tango
- Señor Mouse
- Casino
Splendido Hotel
【収録曲】
- Alien Chase On Arabian Desert
- Silent Story In Her Eyes
- Roller Jubilee
- Two to Tango
- Al Di’s Dream Theme
- Dinner Music of the Gods
- Splendido Sundance
- I Can Tell
- Spanish Eyes
- Isfahan
- Bianca’s Midnight Lullaby
Electric Rendezvous
僕とアル・ディ・メオラ
僕も、少々ギターをかじる身として、15歳からギターを弾き始めて、これは逆立ちをしても真似ができないというギタリストが3人いまして、一人がリッチー・ブラックモア、もう一人がドリーム・シアターのジョン・ペトルーシ、そしてアル・ディ・メオラです。
アル・ディ・メオラを知ったのは、高校2年の時に、Elegant Gypsyが発表されて、あまりの速弾きに衝撃を受けました。当時フュージョンミュージックがクロスオーバーと言われていた時に、いわゆるスタジオミュージシャンが表舞台に出てきて、ロックギターには比較にならないギターテクニックが披露されていて、当時多感だった僕も、これはすごいと思いました。それまでハード・ロック好きだった僕が、フュージョンにのめり込むのはこの頃で、そこで巡りあったアルバムが、Elegant Gypsyです。このアルバムでは、ルックスとは裏腹の実にロック色の強いアルバムで、特にヤン・ハマーのシンセサイザーとの掛け合いは、ちょっとすごい緊張感が感じられますし、今や名曲となった、故パコ・デ・ルシアとのアコスティックギターバトル「Mediterranean Sundance」は、このアルバムに収録されています。
僕が思うにこのアルバムがその後のギタリストに与えた影響はものすごくて、例えば、このアルバムの後にあのエディ・ヴァン・ヘイレンがセカンド・アルバムでアコスティックギターを弾いていますが、まさにMediterranean Sundanceが影響を与えたとしか思えないです。その曲はSpanish Flyです。
また、一連のギターを速く弾くというギタリストが現れてきたのは、アル・ディ・メオラの「Elegant Gypsy」以降ですから、この人がロックギタリストに与えた影響は計り知れないと思うのです。ちなみに、僕が敬愛してやまないドリーム・シアターのジョン・ペトルーシもインタビューでアル・ディ・メオラの影響を受けたと語っていますが、まさにそのとおりだと僕も思います。
話をフュージョン全盛の頃をもう一度話すと、当時はリー・リトナーやアール・クルー、ラリー・カールトンと言った西海岸のイメージを彷彿させる、センスのある音楽が主流でした。ギターのカッティングも9thのコードがメインで、イメージ的には、ボズ・スキャッグスのボーカルがない曲という感じで、BGMにしたら最高というものでした。
ところが、アル・ディ・メオラの場合は、音楽系等でいうとラテン系で、難解な音楽ではなく、サンバのリズムとロックを組み合わせたようなもので、凄くシンプルでした。更に言うと、サンタナの音楽をもっとテクニカルにした感じです。ただ、リー・リトナーとかと比べると、ドン臭いところは無きにしもあらずでしたが、僕としては逆に荒々しさがあってすごく好きでしたし、こういうギターが弾けるようになりたいと思って、練習を重ねたら、少しは速く弾けるようになり、その時は本当に嬉しかったのを今でも覚えていますね^^
アルバム的には、アル・ディ・メオラに関しては、CASINOまで聴いて、CASINO自体が前作Elegant Gypsyと比べると僕にはピンとこなかったということもあり、その後気にはしているものののアルバムは特に買わないという状態が30年以上続きました。そんな中で今回のこのCD BOXは願ったりの状況でしたので、早速アマゾンで注文をしました。頼んだその日についちゃうといのがすごいですよね。届いたCD BOX早速開封しました。
で、中身がこちら。懐かしかったです。
セカンドアルバムのElegant Gypsyは、自分の人生でも特によく聴いたアルバムです。残りのアルバムもじっくりこれから楽しもうと思います。いい買い物ができました^^