2016/06/06
レインボー再結成!2016年リッチー・ブラックモアズレインボーのセットリストを独断と偏見で予測してみました
2015年の音楽シーンで、僕が一番興奮をしたニュースは、リッチー・ブラックモアの2016年ハードロックへの回帰というニュースでした。ヨーロッパでライブをするということですが、どんな曲を演奏するのか、独断と偏見で予測してみました。
Contents
リッチー・ブラックモアがハードロックに回帰した理由を考えてみた
今回、リッチー・ブラックモアがハードロックをやろうと思った背景はなんだろうとずっと考えていたのですが、まずはリッチー・ブラックモア自身がブラックモアズ・ナイトもいいけど、大音量のロックもやりたいなあと言うのがあったんじゃないかと勝手に想像をしています。
それと、やはり70歳になったという筋目というところで、ロニー・ロメオという若いけれども、優れたボーカリストを発見したということもあり、こいつのバックで思いっきりギターを弾きたいという想いにかられたんじゃないかなと思うのです。
今度のハードロックの回帰と言うのは、ブラックモアズ・ナイトをスタートさせて20年ぶりということもあるので、新しいメンバーでのライブは期待が募るばかりです。特に今回期待しているのは、リッチー・ブラックモアが20年ぶりのハードロックを演奏するということもあって、今までためていたものをガーッと出すだろうということと、新しいボーカルのロニー・ロメロのパフォーマンスも、YouTubeで見ましたが、やはりこれはかなり期待ができるほど、ボーカリストとして安定してます。リッチー・ブラックモアが新しいボーカリストは、ロニー・ジェイムズ・ディオがフレディ・マーキュリーに会った感じと言っていましたが、たしかにそうかも。個人的にはスコーピオンズのクラウス・マイネに似てるかなあと思いました。トーンがきれいなボーカリストです。
まずはロニー・ロメオの動画がYouTubeにアップしているので、ご紹介します。リッチー・ブラックモアもいい人を見つけましたね。
ロニー・ジェイムズ・ディオ時代のオープニングナンバーだったKill The Kingも見事に歌いこなしています。
リッチー・ブラックモアのボーカリストを見抜く力がすごすぎる
このようにレインボーの新しいボーカリストであるロニー・ロメロの素晴らしいボーカルを聴いていると、リッチー・ブラックモアのボーカリストに対する慧眼は、すごいなあと思うのです。今まで、リッチー・ブラックモアと一緒に活動をしたボーカリストは、この世界では圧倒的な存在感を示しているんですよね。ディープ・パープルで言えば、イアン・ギラン、デヴィッド・カヴァーデイル、グレン・ヒューズがいましたし、レインボーでもロニー・ジェイムズ・ディオ、グラハム・ボネット、ジョー・リン・ターナー、ドゥギー・ホワイトといった、完全にハードロックのボーカリストとして大きな足跡を残しています。個人的にはドゥギー・ホワイトは個性が弱いなあと思っていましたが、今年来日したマイケル・シェンカーのテンプル・オブ・ロックのボーカリストとして圧倒的な存在感を示してました。やはり才能を開花したんだろうと思います。
今度、ロニー・ロメロがレインボーに参加をして、彼の動画を見てみると、レインボーのナンバーを歌っていますから、来年6月に行われるライブはすごく楽しみです。ロニー・ロメロは「Loads of Black」というバンドでいい声を聞かせています。僕も聞きましたけれども、良いですよ。
フルアルバムもYouTubeで聴くことが出来ます。かっこいいです。
ちなみにロニー・ロメロ率いるLord Of Blackは今年の10月に行われるラウドパークに参加しますよ。
新生レインボーはどういう曲を演奏するのか
さて、期待感満載の新生レインボーですが、リッチー・ブラックモアに言わせると、レインボーやディープ・パープルの曲を演奏したいということを言っていたので、どういう曲を演奏するのか、妄想がつきませんが、どんな曲が演奏されるのかということを、僕なりに予想をしてみました。ただ、リッチー・ブラックモアは、barks.jpに掲載された記事で
リッチー・ブラックモア「セットリストはレインボー7割、ディープ・パープル3割」 #BARKS https://t.co/SB8jz84rNH pic.twitter.com/zfw5wLva7R
— BARKS編集部_編集長 (@itm_barks) March 2, 2016
レインボー7割、ディープ・パープル3割ということです。しかも、Stargazerを演るということですから、ドイツとイギリスのファンが羨ましいですね。
予想のもととなるのは、それぞれのボーカリストがいた頃のセットリストです。
ロニー・ジェイムズ・ディオ時代のセットリスト(1976年12月2日東京体育館)
- Kill The King
- Mistreated
- Sixteenth Century Greensleeves
- Catch the Rainbow
- Lazy
- Man on the Silver Mountain
- Startruck
- Stargazer
- Still I’m Sad
- Do You Close Your Eyes
グラハム・ボネット時代のセットリスト(1980年2月9日Alpexpo, Grenoble, France )
- Eyes of the World
- Love’s No Friend
- Since You Been Gone
- All Night Long
- Lost in Hollywood
- Lazy
- Man on the Silver Mountain
- Will You Still Love Me Tomorrow?
- Long Live Rock ‘n’ Roll
ジョー・リン・ターナー時代のセットリスト
- Spotlight Kid
- Fool for the Night
- I Surrender
- Can’t Happen Here
- Catch the Rainbow
- MISS Mistreated
- Difficult to Cure
- Power
- Blues
- Stranded
- Death Alley Driver
- Fire Dance
- Vielleicht das nächste Mal (Maybe Next Time)
- All Night Long
- Since You Been Gone
- Smoke on the Water
こうやって見てみると、過去のレインボーの曲で演奏されると予想できるのは、3人のボーカリストが共通して歌っているのは、
- Catch the Rainbow
- Man on the Silver Mountain
この2曲は絶対にやると思うんですよね。あとは、グラハム・ボネット時代とジョー・リン・ターナー時代に演奏されている
- All Night Long
- Since You Been Gone
この2曲もきっと演奏されるでしょうね。ディープ・パープルの曲はというと、レインボーの時に演奏をしているのが、MistreatedとLazy、Smoke on the Waterです。Lazyの場合は、全曲演奏するというわけではなくてさわりだけですから、全曲演奏をしているのは、MistreatedとSmoke on the Water。この2曲は確実に演るだろうと思います。
リッチー・ブラックモアが関わるバンドのセットリストと言うのは、オープニングではスピーディな曲を演奏します。ディープ・パープルで言うと、Highwaystarであったり、Burnであったりしますし、レインボーで言えば、Kill The King、Spotlight Kidだったりします。グラハム・ボネットの時は、オープニングがEyes Of The Worldは例外中の例外ですね。当時はオープニングはLost In Hollywoodだと思っていましたから、ライブでEyes Of The Worldがスタートした時はびっくりしたものです。ラストの曲はと言うと、いつも長いんです。20分くらい演奏します。ディープ・パープルで言うと、Space Truckin’、You Fool No One、レインボーだとStill I’m Sad、Lost In Hollywoodです。
新生レインボーのオープニングソングは新曲だと思う
新生レインボーのオープニングソングは何かということを考えてみると、僕は新曲を持ってくるような気がしてならないんですよね。レインボーが初来日した時と言うのは、名盤ライジングを出した直後だったんですけれども、その時、学校でも何を歌うんだろうというのが話題になったのです。結果は、新曲のKill The King。何だ、このかっこいい曲は!とびっくりした記憶があります。というのは、当時僕はオープニングはTarrot Womanだと思っていましたし、まさか新曲を演るとは夢にも思っていませんでしたから。
リッチー・ブラックモアとしても、新しいメンバーのお披露目と言うこともあり、すごいボーカリストを探してきたぞという感じで、ロニー・ロメロだけが歌い始める新曲のかっこいいのを演奏してくるんじゃないかなあと密かに期待をしています。
ラストの曲としては、これは希望として、ロスト・イン・ハリウッドを演奏して欲しいです。これはグラハム・ボネット時代のレインボーの名曲ですが、これがライブの最後に演奏をすると、凄くかっこよかったです。ただ、ボーカルの声の質という点であれば、スティル・アイム・サッドなんでしょうけれども、個人的にはロスト・イン・ハリウッドがかかると嬉しいかなあと思っています。
イェンス・ヨハンソンがいるからStargazerも期待できるかも
それと今回のレインボーで期待をしているのは、イェンス・ヨハンソンがいるということです。彼は相当実力のあるキーボードプレイヤーですから、イェンス・ヨハンソンだったら、Stargazerのバックを見事に演奏できるんじゃないかなあと思ってるんですよね。
Stargazerは、チェロとかが演奏に含まれているから、ライブで原曲通りに実現するのは難しいから、リッチー・ブラックモアが演奏をしたがらなかったということを聞いたことがあります。イェンス・ヨハンソンだったら、ものすごく上手だから、リッチー・ブラックモアも安心して、ギターだけに専念出来るんじゃないかなと思います。Barksの掲載された記事でもリッチー・ブラックモアはStargazerは演るよと言っていますが、それはイェンス・ヨハンソンの加入が大きいんじゃないでしょうかね。レインボーの歴代のキーボードプレイヤーとしては、ドン・エイリーレベルの人だし、自己主張が強そうという点では、今までレインボーにはいないタイプの人です。YouTubeにイェンス・ヨハンソンのソロがアップしているのでご紹介をしておきます。
僕とリッチー・ブラックモア
僕がここまで音楽が好きになれたのは、ひとえにリッチー・ブラックモアのお陰です。1976年にあの名盤「Rising」を聴いて、高校生だった僕は自分の体の中でマグマが爆発したような感覚になったのは、この時です。真剣にプロにもなろうと思って、必死でギターを練習をしました。今から思うと、自分の中で一番才能があったのは音楽だと思うので、続けていればよかったと今でも後悔をしていたりしてます。
それだけリッチー・ブラックモアには音楽の素晴らしさを教わったし、そのおかげで僕の人生は常に音楽が身の回りにあるという点では素敵な人生になったと今でも喜んでます。
リッチー・ブラックモアの今やっているブラックモアズ・ナイトは、今の僕の嗜好にはどうしても合わないので、この20年間ブラックモアズ・ナイトは聴いたこともなかったけれども、レインボーやディープ・パープルといった彼がハードロックギタリストとして活躍をしていた頃の音楽は常に身近にありました。
今度、ロニー・ロメロという若いボーカリストを見つけてきて、ハードロックをもう一度やってみたいという気持ちになったのは、40年来のファンとしては大歓迎です。このヨーロッパでのプロジェクトは大成功に終わるでしょうし、実際にチケットもソールドアウトになったと聞きます。その勢いで是非日本に来日して欲しいと、心から思ってます。ウドーさんでも、クリエイティブマンさんでも、是非プロモーターとしてリッチー・ブラックモアを日本に読んで欲しいと思います。
以前は、ハードロックは、僕は40過ぎたらダメだとずっと思ってました。ダメというのは、ちゃんとしたパフォーマンスが体力的に無理なんだろうということです。実際に、そう思ったのは、再結成をした時のディープ・パープルのライブパフォーマンスやディープ・パープルを脱退してドゥギー・ホワイトらがいるレインボーのあまりのライブパフォーマンスの低さにがっかりしたことがあったからでした。でも、おそらくリッチー・ブラックモア自身がこの時点でやる気が無くなっていたんじゃないのかなと勝手に想像をしています。
と言うのは、今年ホワイトスネイクの来日公演を見に行った時に、実に素晴らしいパフォーマンスをデヴィッド・カヴァーデイルが繰り広げたんですね。その様子はブログでも紹介をしています。
やはり、音楽は年齢じゃないということがデヴィッド・カヴァーデイルのパフォーマンスを見てつくづく思ったんですよね。どれだけ自分のやろうとしていることが好きか嫌いかということなんだと思います。
今回はリッチー・ブラックモアも、自らやろうと思って立ち上げたレインボープロジェクトだから、気合が違うと思うんです。来年の6月にはものすごいパフォーマンスが僕は期待をしています。
後は僕の願いは何度も書いていますけれども、他の日本のファンと同様、是非新生レインボーとして日本に来てライブをやってほしい。ギターは壊さなくてもいいから、あの独特のアクションがもう一度見たい。これが僕の来年の夢でもあります。
今回のメンバーは、リズム隊に関してはライブを見てみないとよくわからないのですが、ブラックモアズ・ナイトのメンバーということもあり、リッチー・ブラックモアが信頼をしている人なんでしょう。
ボーカルとキーボードは二人共実力のある人ですから、そこにリッチー・ブラックモアのギターが絡んで行ったら、とてつもないパワーが生まれるんじゃないかと今から本当にドキドキしてるのです^^
リッチー・ブラックモアはこのプロジェクトのことをどう思っているんだろうか
新生レインボーに関しては、リッチー・ブラックモアは気合は入っていると思うのです、そうでなければ、ブラックモアズ・ナイトで奥さんとのんびり音楽をやっていたでしょう。それを敢えて新しいボーカルを見つけてまで、今回のプロジェクトを立ち上げたことは並々ならぬ気持ちがこもっていると思うんですよね。
実際に、リッチー・ブラックモアの公式Facebookページでメンバーの写真をみると、ロニー・ジェイムズ・ディオやコージー・パウエルがいた頃のレインボーに雰囲気が似ているカンジがするのです。
このメンバーでRisingが生まれたんです。
今のメンバーはというと
And so the rehearsals begin…
Posted by Ritchie Blackmore Official Site on 2015年11月28日
なんとなく昔の雰囲気に似てる感じがすると思うのは、僕の気のせいでしょうか。今後も様々な情報が出てくることを楽しみに6月まで待っていようと思います。
6月の再結成レインボーのセットリストを予想する
こういう妄想記事は考えているだけでも楽しいのですが、独断と偏見で6月17、18、25日のリッチーブラックモアズ・レインボーのセットリストを予想してみました。自分の妄想で考えてみた新生レインボーセットリストですが、夢の様なものになりました笑なお、紹介をしたbarksの記事では、ロニー時代の曲が中心ということも言っているので、それを信じて僕なりにセットリストを予想してみますね。
- 新曲(あるいはKill The King)
- Mistreated
- I Surrender(Joe Lynn Turner)
- Catch the Rainbow
- Man On The Silver Mountain
- Stargazer
- Lost In Hollywood(Difficut to cureを含む)
アンコール
- Long Live Rock’n Roll(Since You Been Gone)
- All Night Long(or Power)
- Smoke On The Water
といったところでしょうか。ただ、リッチー・ブラックモアのライブの時は、ジョー・リン・ターナー以前は長い曲が中心でしたが、ジョー・リン・ターナーになると、コンパクトに演奏する傾向があったり、ドゥギー・ホワイトの時もそうだった感じがします。アンコールは難しいところでしたが、ミディアム・テンポの曲を追加しました。
あとは、どのくらい僕の予想と、実際のセットリストとフィットするのか、まずは6月17日のドイツでのライブを注目していこうと思います。