2016/06/06
ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアのソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」は、ピンク・フロイドファンはもちろん多くの音楽ファンを納得させる出来でした
ピンク・フロイドのギタリスト、デヴィッド・ギルモアが9年ぶりとなるソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」を発表しました。早速聴いてみましたが、僕のように新しいピンク・フロイドファンも十分満足できるアルバムでした。
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デヴィッド・ギルモアのソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」の印象
ロジャー・ウォーターズがピンク・フロイドを脱退してから、ピンク・フロイドの顔はデヴィッド・ギルモアであることは疑いのないことだと思います。特にピンク・フロイドの「対」以降に関しては、デヴィッド・ギルモアのピンク・フロイドでの位置はとてつもなく大きいというか、僕から見ると、ピンクフロイド=デヴィッド・ギルモアというイメージがあります。
今回のデヴィッド・ギルモアのソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」を聴いみると、ピンクフロイドがから引きずっているピンク・フロイドらしさに、デヴィッド・ギルモア自身の音楽性を加えたというところがあり、大変な力作になったなあというのが僕の率直な感想です。
このアルバムの良さは、曲がいいということと、デヴィッド・ギルモアのボーカルも味があり、デヴィッド・ギルモアのオーソドックスなブルースギターも堪能できて、更にはピンク・フロイドから継承している独特の世界観が音楽に組み込まれているということです。非常に楽しめるアルバムだと思います。
デヴィッド・ギルモアのソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」の一部がインターネット上で公開されています
今回のデヴィッド・ギルモアのソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」については、インターネット上で一部公開をしています。僕もこれらのインターネット上のメディアをチェックして、今回購入しましたが、大正解でした。ご紹介をしますね。
Rattle That Lock
Today
2曲公開をされていますが、これらの2曲を聞いただけでも、後期のピンク・フロイド=デヴィッド・ギルモアと言わざるを得ない感じがします。でも、優秀なミュージシャンである以上それは当然のことだし、僕は大いに彼を支持します。
デヴィッド・ギルモアはRattle That Lockツアーを開始
そしてデヴィッド・ギルモアはソロアルバム「Rattle That Lock(邦題:飛翔)」を発表すると、早速ヨーロッパツアーをスタートさせています。すでにYouTubeには動画がアップされていて、ああ、デヴィッド・ギルモアはギタリストなんだなと思える、味のあるギターソロを聴くことができますよ。
Comfortably Numb
Today
また、このツアーのポスターが凄くかっこいいのですよ。
David Gilmour faz primeiro show em 10 anos – veja setlist > http://t.co/tdFXs05C7K pic.twitter.com/qRRZdjjrYY
— TMDQA! (@mdiscosqamigos) September 13, 2015
日本に来てくれないでしょうか。絶対に行きたい。そう思わせてくれるし、実にこの人はギタリストとしても成熟して、かっこ良くなりました。
Rattle That Lockツアーのセットリスト
もちろん、有名なミュージシャンですから、セットリストもわかっています。2部構成となっていて、もちろん、Rattle That Lockからの選曲も多いのですが、ピンク・フロイドの曲も多数演奏をしてます。さすが人気アーティストはすごいということを改めて感じさせるセットリストです。
Set1:
- 5 A.M.
- Rattle That Lock
- Faces of Stone
- Wish You Were Here(Pink Floyd song)
- A Boat Lies Waiting
- The Blue
- Money(Pink Floyd song)
- Us and Them(Pink Floyd song)
- In Any Tongue
- High Hopes(Pink Floyd song)
Set 2:
- Astronomy Domine(Pink Floyd song)
- Shine On You Crazy Diamond (Parts I-V)(Pink Floyd song)
- Fat Old Sun(Pink Floyd song)
- Coming Back to Life(Pink Floyd song)
- On an Island
- The Girl in the Yellow Dress
- Today
- Sorrow(Pink Floyd song)
- Run Like Hell(Pink Floyd song)
Encore:
- Time(Pink Floyd song)
- Breathe (Reprise)(Pink Floyd song)
- Comfortably Numb
Rattle That Lockツアーで演奏されたのピンク・フロイドの曲
このライブでは22曲も演奏されて、そのうちピンク・フロイドの曲は、12曲ということですから、これはライブは楽しかったと思います。ちなみにライブで演奏されたピンク・フロイドのアルバムをご紹介すると、やはり名盤から何曲も演奏されているということですね。是非日本に来て欲しいと改めて思いました。
様々なバージョンがあるRattle That Lock(邦題:飛翔)
さて、今回発売されたRattle That Lock(邦題:飛翔)は、何度も書いていますが、コンセプトアルバムとしても優れているし、ギタリストデヴィッド・ギルモアとして聴いても楽しめる、素晴らしいアルバムです。
そんなRattle That Lock(邦題:飛翔)ですが、CDが売れなくなった今日、メーカーは色々とオマケ商法でファンの心をつかもうとしています。僕もおまけ付きを買おうかなと迷ったのですが、最終的にはアルバムのみとしました。
今回発売をされているRattle That Lock(邦題:飛翔)は
- 初回限定盤(CD+Blu-ray)
- 初回限定盤(CD+DVD)
の2つがあります。これらにはどんなおまけが付くのかというと、
- 32Pハードカバー・ブック
- 48Pハードカバー・ブック
- 『失楽園(Paradise Lost)』(第2巻)
- ポスター
- ポストカード
- ピック付
一番最後のピックと言うのは、結構魅力的だったりします。
こちらは熱狂的なファン向けですね。
一方で、音楽が聴ければいいという僕みたいなファンは、こちら。
輸入盤もありますよ。
輸入盤だと、1200円ちょっとで買えるので、これだけ質の高い音楽をゲットするには安いと思います。
まとめ
デビッド・ギルモアのニューアルバムRattle That Lock(邦題:飛翔)は、ピンク・フロイドファンの人は、絶対に気に入ると思います。それだけデビッド・ギルモアの世界は、最近のピンク・フロイドに最も近い音楽性があります。
また、ギタリストとして彼のプレイは、実にオーソドックスなブルースギターです。プログレッシヴ・ロックとブルースギターというのはあまり結びつかないというイメージがあるのですが、見事にあの独特のピンク・フロイドワールドの中でデビッド・ギルモアのブルージーなギタープレイが実によくて、彼のソロを聴くというだけでも、買っても損がないと思います。久々にスケールの大きいアルバムが登場した感じで、僕は興奮しながらこのアルバムを聞いております。