2016/06/09
【レビュー】ドリーム・シアターのライブ「Breaking The Fourth Wall」はロック史上最高のライブ作品だと思う件
先日のドリーム・シアターのライブがものすごく良くて、移動中は「Breaking The Fourth Wall」を聞き、家にいるときは「Breaking The Fourth Wall」のDVDを見る毎日ですが、そのくらいこのライブはものすごく良く出来ていると思うのです。
Contents
「Breaking The Fourth Wall」は歴史的名盤
このライブがどれだけ良く出来ているかというと、ドリーム・シアターの演奏力はもう全く言うことがないんだけれども、ライブの構成がまず素晴らしいということを上げることができます。その曲の構成をニュー・アルバムである「Dream Theater」
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を中心にしたのが良くて、しかもオープニングにこのアルバムの1曲めと2曲めをつかって否が応でも盛り上がるような仕組みにしているのです。つまり、コンサートが始まるときに
「False Awakening Suite」
がかかり、
Enemy Inside
これが終わると、スピーディな「Enemy Inside」
が演奏されると、これは一気に盛り上がる。演奏はみんな素晴らしいんだけれども、特にギターのジョン・ペトルーシの低音を聞かせたリフが本当に素晴らしい。
カバーされている演奏も本当に素晴らしい
僕は、この「Enemy Inside」という曲を毎日聞いていまして、15歳からギターを弾き続けている僕としては十分刺激され、YouTubeで「Enemy Inside Cover」で検索してみると、ファンがカバーをしていて、しかもみんな見事に弾きまくっているのです。素晴らしい!ギタリストを相当刺激する曲だと思います、この曲は。
日本人もこんなに弾ける!みんな凄くうまいです。
この人達は、Breaking All Illusionも演奏していますが、見事に完全コピーしています。それだけ、演奏の上手い人達をDream Theaterというバンドは刺激を与えてると思うんですよね。僕もやりたいくらいです。
こんなに演奏を楽しめるし、ドリーム・シアター自体が半端ないくらいうまいので、楽器を上手に演奏に弾けるようになるためには、彼らをコピーするとものすごく上達すると思います。
スコアを発見!!
僕も彼らを見てギタリスト魂が刺激されまして、どうしても弾きたいと思い、Amazonで彼らのスコアを探したら、なんとありました^^
ペトルーシモデルもありました
因みにジョン・ペトルーシのギターは7弦なので(一般的にギターは6弦です)、どうやってチューニングするんだろうと思っているんですけれども、日本でも売っているのかなとチェックしてみたら、ありますね〜^^5万円以下のものもあったり、50万円超のものもあったりして、目移りをするんですが、僕がいいなあと思ったのは、
黒光りしたボディがかっこいいです。こちらは6弦なので僕でも弾けます^^
Breaking The Fourth Wallは3つのバージョンがあります。
とにかく彼らのこのライブ作品はほんとうに素晴らしいです。ぜひぜひ体験してほしいと思います。Breaking The Fourth Wallはデジタルミュージック、DVD、Blu-rayがあります。
【デジタルミュージック】
Breaking The Fourth Wall (Live From The Boston Opera House)
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【DVD】
ブレイキング・ザ・フォース・ウォール(ライヴ・フロム・ザ・ボストン・オペラ・ハウス)【2DVD】
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【Blu-ray】
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僕にとってDream Theaterの素晴らしさとは何か
Dream Theaterを僕が知ったのは、ここ数年で、たまたま彼らがレインボーの名曲「スターゲイザー」をカバーしていることを知りまして、そのアルバムを買って聞いてみると、曲の良さといい、演奏力が卓絶しすぎちゃっているといい、大作主義という、実に僕の好みにピッタリしてました。Dream Theaterが演奏するスターゲイザーはYouTubeにアップされているので、ご紹介します。
アマゾンでも売ってます。
Dream Theater Stargazer
Dream Theaterを聴いてて思うのは、演奏のうまさは素晴らしいのですが、何よりもバンドの一体感ですね。30年近くバンドを続けていますから、ソロアルバムやワンマンバンドにはない良さがあり、彼らを聴くとやはりロックはバンドかなあと思ってしまうのです。
このバンドの一体感はローリング・ストーンズに通じるもので、逆に言うと、リッチー・ブラックモアやイングヴェイ・マルムスティーンには全く無いもので、この二人が才能がある割には大成功しなかった理由は、バンドということがわからなかったということじゃないかなあと思っています。
ところが、Dream Theaterの場合は、このアルバムをチェックしてもらえばわかりますが、3時間の大作ですし、どの曲の平均で10分以上という長い曲なのに、全く飽きが来ないのです。これは僕の個人的な考えというか、感受性ですけれども、演奏に緊張感がありますから、聴き入ってしまうのです。
特に後半になると、オーケストラとの競演となり、20分もの演奏「Illumination Theory」は、すごいですよ。聴いてみてください。
このアルバムは、ずっとこの緊張感が続くので、ライブアルバムが好きな人には是非お薦めしたい1枚です。