2016/06/09
花燃ゆ第1回の視聴率16.7% と史上3番目の低さですが、コンテンツさえしっかりしていれば「世話ない!」
昨日は、NHK大河ドラマの花燃ゆの視聴率が16.7%と、史上3番目の低さというニュースが報道されました。ファンとしては心配なニュースなんですが、その辺りを色々とチェックしてみました。
Contents
花燃ゆ第1回の視聴率16.7%というニュース
まずは、この16.7%という視聴率は、日本経済新聞の「「花燃ゆ」初回視聴率16.7%で振るわず 」によると、
4日始まったNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の初回視聴率(総合テレビ)が関東地区で16.7%、関西地区で16.9%だったことが5日、ビデオリサーチの調査で分かった。関東地区では1989年の「春日局」(14.3%)、77年の「花神」(16.5%)に次いで低かった。
というもので、史上ワースト3位というもので、ファンとしては実に心配な数字ではあります。
ツィッターではどういう声が聞こえるかご紹介をすると、
引き続き「花燃ゆ」録画を視聴中。初回視聴率が芳しくなかったらしいがそんなの気にしなくていいと思う。私がそうだったように『幕末ホームドラマ』というキャッチコピーとヒロインのあの「みなさ~~~ん」で引いた視聴者
いたのかも。でも実際に観てみたら次回録画予約した私です(笑)— おふく (@ofuku_chandayo) January 5, 2015
花燃ゆ、第一回の視聴率出てた。CG使った演出はともかくとして、今の時代にこそ必要なメッセージがたくさん投げかけられるから絶対見た方がいいと思う。昨日は家族四人揃って見た。家族全員が見るのは最近では龍馬伝以来かな。「人はなぜ学ぶのか」という問いかけにハッとさせられました。
— ごきげん (@gokigenikaga) January 5, 2015
実はネットでは検索されている花燃ゆと吉田松陰
インターネット上では、その低視聴率の割には意外と注目をされているようなのです。というのは、僕のMacBookにはGoogle Trendsのスクリーンセーバーをインストールしているんですが、なんとMacBookの画面に
と表示されていまして、実は多くの人が気にしているじゃないかと思うのです。ちなみにGoogle Trendsでそれぞれのキーワードを調べてみると、
このグラフを見る限り、いきなり急上昇しているということがわかります。ちなみに去年の大河ドラマ「軍師官兵衛」ではどういうグラフが描かれていたかというと、こんな感じ。
恐らく「花燃ゆ」も同じような形状のグラフになると思います。
花燃ゆの弱点
上記のツィッターでも言及している人がいましたけれども、幕末モノに関して言うと、スターはなんといっても坂本龍馬で、その次に高杉晋作、西郷さんという流れになると思うのです。高杉晋作単独のドラマって見たことがないのですが、あの激動の長州を引っ張っていくというか、引きずり回したのは高杉晋作だし、最終的に明治維新の原動力となったのが西郷さん。この3人に比べると、他にも偉い人は沢山いましたけれども、やはり影が薄くなってしまう。
ましてや吉田松陰の妹である文が歴史的に何をしたかということは何もない。同時代の篤姫と較べても全く地味で、内助の功として松蔭、久坂玄瑞、小田村伊之助を支えたひとなので、実に地味というか、歴史的には具体的に何もしていない女性なので、その点が大河ドラマヒロインとしては、実に地味であることがこのドラマの最大の弱点なんだと思います。
そのことに関しては、井上真央さんも十分認識をしていいるようでして、井上さんはこの役を演じるにあたって毎日新聞の記事「大河ドラマ花燃ゆ:「幕末男子」支えた無名のヒロイン、真央「責任重大」」では
「正直、主人公がなぜ吉田松陰ではないんだろうと思った」
「何かを成し遂げたという特別な女性ではないので、いかようにもできる役。私自身が演じることで、文さんを知ってもらえると思うので、責任は大きい」
と語っています。
時代は日本で最も躍動感のあった時代
文が大変なのは、時代の狂気を敢えて体現しようとした吉田松陰を支え、その吉田松陰の信念をそのまま引き継いだ久坂玄瑞の妻になるも、久坂も蛤御門の変の敗亡の責任と取って切腹。この戦いで幕府対長州全体が戦うという、実に大変な時代に生きたということです。文は後に毛利家の奥女中として直接毛利家とも関わるなど、かなり時代に翻弄されいきます。
明治維新が成立をして、明治10年までに武士の反乱があったにしても、最もそれを肯定したのが長州藩だったということを司馬遼太郎さんが言ってます。それは明治維新に至るまで、それこそ長州藩自体が革命化してしまい、幕府と戦ってまけるわ、四国艦隊に攻めこまれて大敗するわと、袋叩き状態でボロボロになっているところを、坂本龍馬の仲介で薩長同盟が成立し、そこで一気に革命を成し遂げて、戊辰戦争によって新しい政府が出来るまで、長州は本当に苦労するわけで、長州人は新政府成立を自分たちが今まで苦労した上での成果物という、意識が強かったらしいですね。それは薩摩と同盟を組まなければ絶対に長州藩は滅亡してましたし、戊辰戦争にしてもその発端となった鳥羽伏見の戦いでは、圧倒的に幕軍の方が兵隊の数は多かったのに、戦意の差で勝利をもぎとったという、実にギリギリの状態が続きましたから、気持ちは凄くわかります。。それをつぶさに見て、かつ、そのまっただ中の1人が杉文という女性なので、そこをいかにうまく描けるかが、このドラマの勝負になるんじゃないかなと、思っています。すごく期待をしてます。頑張れ!