2016/06/080 Shares

低視聴率を行ったり来たりの花燃ゆですが、これからは右肩上がりに上がっていくだろうと言える3つの理由

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花燃ゆ井上真央

2月8日に放映された花燃ゆ第6回「女囚の秘密」の視聴率は13.3%と、最低視聴率だった第5回が12.8%から微増でした。ただ、この時代のことを考えると、これからは上がっていくだけだろうと思ってまして、その理由を3つ考えてみました。

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低視聴率のニュースとツィッターでの声

まずは視聴率微増のニュースは、今のところ報道しているのが、スポニチのみです。

これは、何が原因だったのかと考えているのですが、一つは前回が異常に視聴率が低かったということもあるから、上がるしかなかったんじゃないかということと、もう一つは井川遥効果ですかね。

ツィッターでは、このニュースではどういう声が聞かれるかというと、これから上がっていくんじゃないのという声が見受けられます。

「安倍ゴマスリ大河」と言うのはよく見かける。安倍さんが山口県出身ということもあって、そういうことをいうわけで、視野が狭いなあって思いますね。こういう人に限って歴史をよく理解してないんじゃないかって思います。

色々とツィートを見てみると、けなしている人は、何か違う目的でそういうことをしている感じがします。

これから徐々に視聴率は上がっていくだろうといえる3つの理由

相変わらず、13%前後の視聴率を推移している花燃ゆですが、この辺りは最低ラインと言う感じがするんです。というのは、やはり日本史的にこの時代のことを考えると、どう考えても面白くないわけがないのです。その理由は3つ上げることができるので、そのあたりを今日は書きたいと思います。

花燃ゆの視聴率がこれから右肩上がりになる3つの理由ー松下村塾のメンバー

松陰が、野山獄から出されて、玉木文之進から引き継いで松下村塾を再開させます。そこに集まったメンバーが、その後の革命長州藩の中心となって藩自体を引っ張っていきます。生き残るメンバーが少ないというのもいい。
花燃ゆに登場する松下村塾のメンバーは

  • 高杉晋作(病死):高良健吾
  • 久坂玄瑞(自刃―蛤御門の変):東出昌大
  • 前原一誠(処刑―萩の乱):佐藤隆太
  • 伊藤博文:劇団ひとり
  • 吉田稔麿(闘死―池田屋事件):瀬戸康史
  • 品川弥二郎:音尾琢真
  • 野村靖:大野拓朗
  • 入江九一(戦死―蛤御門の変):要潤
  • 赤根武人(処刑):阿部亮平
  • 寺島忠三郎(自刃―蛤御門の変):鈴木伸之

こんなかんじで、ほとんどの人が明治維新を見ないで亡くなってるんですよね。それも私利私欲ではなく、侵略されないための日本を作るという目的ですから、そのあたりも後世からも大きく評価されているわけです。この辺りをどう描いていくのかというのは、注視したいです。

花燃ゆの視聴率がこれから右肩上がりになる3つの理由ー幕府にも井伊直弼が登場

幕末は長州が中心になって、京都の調停に工作をして、幕府いじめをするのですが、それに対してふざけるな!と言って登場してくるのが、井伊直弼です。彼としても幕府を守るために必死だったし、それを成し遂げるだけのリーダーシップもありました。彼が幕府を守るために、安政の大獄を実行し、松陰を処刑するというのは有名な話しです。この安政の大獄は、松陰だけじゃなくて、弾圧は大名や公家にまで及ぶ大規模なもので、それを企画して実行した井伊直弼の人間としてのスケールの大きさを感じさせます。ここもどういう描かれ方をするのかどうか。ちなみに松陰に関して言うと

  1. 朝廷に無断で日米修好通商条約を締結したことに激怒
  2. 老中である間部詮勝の暗殺を企てるも、桂小五郎らの反対に遇い、頓挫
  3. 倒幕を口にして野山獄に収監
  4. 安政6年江戸に檻送され、処刑

という流れになります。その強力なリーダーシップをもつ井伊直弼を、チーム篤姫の高橋英樹さんが演じるということもあり、これは凄く楽しみです。

花燃ゆの視聴率がこれから右肩上がりになる3つの理由ー長州の暴発

松陰によって革命化された松下村塾のメンバーが、藩の主流となり、暴発を始めます。確か司馬遼太郎さんの「竜馬がゆく」の中で竜馬が長州は馬鹿だけど面白いということをいうシーンがあるのですが、確かにこの藩が暴発することで日本が変化していったことは事実です。大きな事件を列挙すれば

  • 高杉晋作英国公使館焼き討ち
  • 下関戦争
  • 8月18日の政変
  • 池田屋事件
  • 蛤御門の変
  • 馬関戦争
  • 1次長州征伐
  • 薩長同盟
  • 2次長州征伐→高杉晋作らの活躍で幕府側が惨敗
  • 大政奉還
  • 王政復古の大号令
  • 戊辰戦争

とこのように幕末の大きなイベントには長州が全て絡んできて、その絡んでいる人物の中心となったのが松下村塾のメンバーであるということもあり、異様な存在感を示しているんです。そして明治維新が成立して…という流れになり、新政府が出来上がるのに最も大きな力を使ったのが長州藩であり、時代の主人公とも言うべきですので、やはりこの時代は本当に面白いのです。後は、冒頭にも書きましたが、脚本家の力なのかなあと思います。