2016/06/080 Shares

ホワイトスネイクの新作「ザ・パープル・アルバム」はなんとディープ・パープルのカバーアルバムでした!

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ホワイトスネイクのニューアルバムは「ザ・パープル・アルバム」。なんと中身はデヴィッド・カヴァーデイルが在籍していた頃のディープ・パープルのカバーアルバムで、これは結構衝撃的で、早速調べてみました。

Contents

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「ザ・パープル・アルバム」の曲目

早速収録曲をチェックすると、これが実に秀逸です。まずはご紹介です。

  1. バーン(『紫の炎』1974年)
  2. ユー・フール・ノー・ワン(『紫の炎』1974年)
  3. ラヴ・チャイルド(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)
  4. セイル・アウェイ(『紫の炎』1974年)
  5. ジプシー(『嵐の使者』1974年)
  6. 嵐の女(『嵐の使者』1974年)
  7. ミストゥリーテッド(『紫の炎』1974年)
  8. ホーリー・マン(『嵐の使者』1974年)
  9. テイク・ユア・ライフ(『紫の炎』1974年)
  10. ユー・キープ・オン・ムーヴィン(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)
  11. 幸運な兵士(『嵐の使者』1974年)
  12. レイ・ダウン・ステイ・ダウン(『紫の炎』1974年)
  13. 嵐の使者(『嵐の使者』1974年)
  14. レディ・ラック(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)[初回限定盤ボーナストラック]
  15. カミン・ホーム(『カム・テイスト・ザ・バンド』1975年)[初回限定盤ボーナストラック]
  16. 幸運な兵士(オルタネイト・ミックス)[日本盤限定ボーナストラック]*初回/通常盤CDともに収録

というもので、これはいい選曲だと思いますし、よく考えてみたら、デヴィッド・カヴァーデイルがいた時のディープ・パープルはスタジオ・アルバムを3枚しか出してないということを今気が付きました^^

個人的には、ディープ・パープルはカム・テイスト・ザ・バンドが一番好みなので、そこから4曲収録されているのは、嬉しい限りですし、バーンにしても、ミストゥリーテッドにしても、デヴィッド・カヴァーデイルがいた頃のディープ・パープルを超えている名曲中の名曲なので、僕のように昔からのファンとしては懐かしくて嬉しい限りで早く聞きたいという感じです。

デヴィッド・カヴァーデイルがディープ・パープルに在籍していた時のアルバム

デヴィッド・カヴァーデイルが在籍していたディープ・パープルのスタジオ・アルバムを改めてご紹介をすると、

Burn

まずは、Burnですが、ロックの名曲としてBURNが収録されているのですが、非常に良く出来ていると思いますね。ディープパープルの作品の中でもトップクラスだと思います。この時期、すごい存在感があったイアン・ギランが脱退してしまって、そこに全くの新人だったデヴィッド・カヴァーデイルを見つけ出して、彼を起用したディープパープルの慧眼は改めてすごいと思いますね。よく、こんなすごい人を見つけたなと。今聴くと、デヴィッド・カヴァーデイルの初々しさがあって新鮮です。

Burn

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Stombringer

デヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズが加入すると、音楽の主導権がリッチー・ブラックモアからこの若い二人に移り、それが嫌でこのアルバムを最後にリッチーは脱退をしてしまいます。

Stormbringer

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Come Taste The Band

リッチーが脱退した後に、トミー・ボーリンを迎えて、デヴィッド・カヴァーデイル、グレン・ヒューズ、トミー・ボーリンの若い3人が中心になって制作したアルバムが「Come Taste The Band」です。個人的には僕はこのアルバムがディープ・パープルのスタジオ・アルバムの中では最高傑作だと思っていまして、曲の良さ、デヴィッド・カヴァーデイルとグレン・ヒューズのボーカル、トミー・ボーリンのギターの切れ、どれをとっても素晴らしい。個人的には僕の音楽人生で最も回数を聴いたアルバムの一枚でもあります。

カム・テイスト・ザ・バンド
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話を「ザ・パープル・アルバム」に戻しますと、PVが発表されていて、新しいギタリストジョエル・ホークストラを迎えてStormbringerが発表されています。演奏力のことを考えると、当時のディープ・パープルよりも今のホワイトスネイクの方が上手で、演奏もタイトな感じがしてとてもいいです。

 

ツィッターではファンはカバーアルバムに大歓迎

この新作に関してツィッターでチェックをしてみると、多くのファンも大歓迎ムード。それはそうだろうと思いますね。一部ご紹介をします。

なぜデヴィッド・カヴァーデイルはカバーアルバムを出したのか

この「ザ・パープル・アルバム」をデヴィッド・カヴァーデイルはどうして出したのかということを考えみたのですが、やはり、デヴィッド・カヴァーデイルもいい年齢になって、ディープ・パープルの呪縛から解き放たれたんじゃないかなと思うのです。

ずっとホワイトスネイクを続けてきて、第一線で活躍をしてきたわけですが、そのきっかけになっているのは、ディープ・パープルのリードボーカルだったということが一番大きい。しかし、常にリッチー・ブラックモアとの確執も噂されていて、そんな状態でディープ・パープルの曲なんて演奏できないよという、こだわりとかあったんじゃないかなと僕は推察します。

いい例が、ポール・マッカートニーのここ数年のライブを見てみると、ビートルズだろうがウイングスだろうが平気で演奏してるし、その演奏のパフォーマンスもたかいです。そんなポールも、ウィングスを率いていた時は、できるだけビートルズの曲はえんそうしないというこだわりがありました。当時のファンとしてはもっとビートルズの曲が聞きたいというニーズはあったと思うのですが、ポールは敢えてビートルズの曲はあまり演奏しなかった。ところが今はその部分が吹っ切れて、逆にいい感じになってきている。

デヴィッド・カヴァーデイルも同じじゃないかなと思うのです。年を重ねて肩肘をはらず、いいモノを、自分の選んだメンバーで演奏したい!というのがあったような気がしますね。個人的にはギタリストがもう少し強いといいんだけれども、ギタリストとの確執で泣き続けてきたデヴィッド・カヴァーデイルなので、そこはリッチー・ブラックモアクラスや、ジョン・サイクスクラスの人は起用しないでしょう、きっと。ギタリストの僕としてはなかなかつらいところですが。

ぜひ、このアルバムに関してはデヴィッド・カヴァーデイルのインタビューが読みたい感じがしますが、レビューを見てみると、リッチー・ブラックモアと和解したらしいですね。第3期のディープ・パープル、再結成すれば面白い。ボーカルがデヴィッド・カヴァーデイル、ギターがリッチー・ブラックモア、ベースがグレン・ヒューズ、ドラムはホワイトスネイクからトミー・アルドリッジ、キーボードは誰がいいかな。ドリーム・シアターのジョーダン・ルーデスとかだったら、他のメンバーを圧倒して、リッチー・ブラックモアがすぐ脱退しちゃいそう笑

「ザ・パープル・アルバム」の概要

で、今回のこのアルバムは様々なバージョンで発売されることになっていて、
まず発売日は

  • ヨーロッパが5月15日
  • アメリカが5月19日
  • 日本が4月29日

ということになってます。日本のファン、優先なんですね。素晴らしい。

発売されるパターンはいろいろあり、ammas.jpによると

通常盤に加え、ボーナス・トラックも追加したCD+DVDデラックス・エディション、LP、DL版も発売されます。リリース元は海外はFrontiers Music。なお日本盤限定ボーナストラックとして「幸運の兵士」(オルタネイトミックス)が追加収録される予定です。

とのこと。こちらもアマゾンでチェックをしてみると、

こちらは6,264円。こちらは、LPレコードの2枚組で、これにさらに24bit/96kHzのハイレゾ音源をダウンロード可能なクーポンコードを封入した完全生産限定盤1,000セットというものです。あまり、こちらは魅力がない^^

ザ・パープル・アルバム【初回生産限定盤CD+DVD(日本語字幕付)/日本盤限定ボーナストラック収録】
ホワイトスネイク
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こちらは4,320円。Amazonをチェックすると、特典はこのバージョンが一番よい感じがします。引用をしますと、

  • 初回盤DVDにはアルバム制作を追ったドキュメンタリー、最新ミュージッックビデオ4曲を収録! (ドキュメンタリー日本語字幕付)
  • 初回盤CDには『カム・テイスト・ザ・バンド』から「カミン・ホーム」「レディ・ラック」の2曲をボーナストラックとして収録!
  • さらに日本国内盤限定ボーナストラックとして「幸運の兵士」(オルタネイトミックス)を追加収録!

ドキュメンタリームービー、見てみたい気がするし、ボーナストラックはかなり魅力的です。

ザ・パープル・アルバム【通常盤CD/日本盤限定ボーナストラック収録】
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こちらは2,808円。DVDがついてないだけですね。収録曲は、上記の初回限定盤セットと同じです

アマゾンで「ザ・パープル・アルバム」をチェックをしてみると、既にハードロック部門で1位だそうです。すごいね。僕もこのアルバムが欲しいので、初回限定盤のCD+DVDをポチりました^^