しかし、日本は本当に大丈夫なんだろうか
連日、民主党の小沢幹事長の報道が過熱していて、はっきり言って4億円という金額がそんなに巨額なモノとは思えないし、情報が錯綜していて何が何だか、はっきり言ってわからない。つまり、小沢側が嘘を行っているのか、検察がリークしてマスコミが踊らされているのか。自民党も馬鹿だから、これに乗じて、これからの日本をなんとかしていかないといけないのに、参考人招致だとか証人喚問だとか、これはどうなのという感じがします。
去年の9月に政権交代をしました。これは民主党がいいというよりも、自民党はもうだめだと、この人達に国を任せていても国は良くならないという国民の総意の結果であるということを考えると、この政権交代というのは、武力で政権が転覆しなかったという画期的なもので、これは今までの日本の歴史では始めてのことでした。
鳩山政権のつらさは、戦後60年にわたる自民党政権でたまった垢を取り除くという作業をしないと、政治をリセットできないということです。先日JALが破綻をしたのは、JAL自身にも大きな問題を抱えていたということもあるけれども、野放図に空港を作った自民党政権と官僚組織にも大きな責任があり、そもそもリーマンショックでお金を落とさなくなって売上が減ったということもあるけれども、国内の空港整備については、着々進んでいたわけで、採算も採れない空港を建築したところにも国策会社であるJALには大きな打撃を与えたというのは、国民は誰でもわかっていると思うのです。
しかし、馬鹿なマスコミは、政権を批判するということが使命だということを勘違いしているんじゃないの?というような無責任な批判を繰り返し、先程検察OBが事件の捜査は、疑いがなければやらないと明言していましたが、どう考えても恣意的な報道を無責任も流し続ける。受け止める我々としては、報道に対して素直に読むということができません。
少なくとも、今の日本の良くしたのも自民党でありながら、悪くしたのも自民党です。小泉政権が終わってから安倍、福田、麻生と極めて無責任な政治に対してNOを国民が突きつけて、政権が変わった。そのマスコミも、特にテレビのニュースを見ていると、事実を行っているのではなく、「~だという」という表現が多い。でも、それを普通に流して聞いていると、「~だという」という不明確な内容が「~だ」ということに刷り込まれてしまい、我々愚民は、あ~そうなのかと妙に納得をしてしまい、それが結局政権の支持率低下に連動してしまっている。
もちろん、鳩山総理にしても、毎月1500万も母親から貰っていたというのは、60歳の世間で言えばおじいちゃん的な年齢の人の行動とは思えないし、小沢幹事長にしてもあまりにも説明の仕方が下手すぎてどうにもならない。
それでも、今の閣僚の仕事ぶりを見ていれば、少なくとも自民党政権よりも官僚に投げっぱなしというやり方ではなく、大臣が主体的に動いて仕事をしているような気がします。なので、僕は今でも民主党を大変評価しているし、今の日本救えるのは、少なくとも自民党ではないということをはっきり言える。
ところが、今のマスコミの報道を見ていると、民主党を落としこむような報道が続き、これで民主党政権が崩壊して、また、自民党が政権をになったら、また同じ轍を踏むわけで、そうなると日本はもっともっと国力を落としていく。
とにかく今の日本は本当に景気を良くしないと、ダメなんです。こんな小沢がどうしたとか鳩山がどうしたかというよりも、早く政策を決めて民主党にしっかり仕事をさせましょうよということだと思うのですが、重箱の隅を楊枝でほじくるようなくっだらないことを連日垂れ流す、日本のマスコミ。本当に大丈夫なのかと今は心配です。