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小沢報道の不思議さ

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連日小沢幹事長の金と政治の問題で、マスコミの報道は常軌を逸している。鳩山総理が「戦ってください」発言や民主党の若手議員がだんまりを決め込んでいると言った報道が出ていて、なにか魔女狩りの様相を呈している観もあり。

僕はこのブログでも書いているけれども、政権交代は120%肯定しているし、いまいち鳩山総理のリーダーシップが弱いということろがあるにしても、前原大臣や原口大臣をはじめ、しっかり仕事をしていると思う。

例えば、鳩山総理が戦ってくれと言ったことに対して、野党がケチを付けるのは仕方がないにしても、本来公平であるべきマスコミが批判すると言うのは、どういうことか。自分の信じている仲間を支援するというのは、政党という集団である以上当たり前のことではないか。民主党の若手議員が小沢幹事長に対して批判の意見が出てこないということも、自分を議員にしてくれた人は恩人であって、恩人に対して批判的な意見を言うわけがない。それは人として当たり前のこと。しかも、マスコミの記者は、おとなしそうな議員をつかまえて、今回の事件はどう思いますかと言うところしか報道をしないけれども、それだったら、石井一みたいな強面の議員になぜインタビューをしたりしないのか。

それに、最近連日検察OBが、テレビに出演して検察が一部マスコミに対してリークをしていないと言っているが、わざわざ公の場所で正直にマスコミにリークしてますよ~というわけがない。そんなことをいったら、それこそ検察の信用が落ちるだけで、自らのマイナスを言うわけがない。

また、小沢幹事長の疑惑問題についても、これが他の政治家ならばまだしも、ロッキード事件や金丸事件で政治と金の問題を一番身近なところでつぶさに見たり、直接体験していた当の本人が同じ問題をおこすと言うことはありえないわけで、同じ轍を踏むことは、しないだろうし、そういうことが起こらないように普通の人はすると思う。

しかも、今回のこの事件については、特に読売新聞と産経が露骨に検察側にたった記事を流しているようで、これでは我々国民はどちらが正しいのか良くわからない。それ以前に小沢幹事長の説明責任云々といったことが、野党をはじめ評論家が色々と言っているけれども、検察側の動きは、検察が自ら説明をしていることは一度もなく、検察OBがテレビに出てきて面白くない話を滔滔と述べているだけで、マスコミの報道の仕方も極めて不平等といわざるを得ないように思います。

今回の読売にしても産経にしても、反小沢というのは、よくわかるような気がする。

憶測でものを言えば、読売のナベツネにしても、従来自民党にべったりで中曽根元総理と仲がいいということもあって、公平であるべきジャーナリストと言う立場を忘れて、政治にさんざん口出しをしてきたわけで、そこでほとんど縁のない民主党が政権を握ったと言うことは、自分の発言が出来る場も無くなったから、今回全社をあげて民主党政権をつぶして、再び自民党に政権を握らせるきっかけを作っていると思われても仕方がない。

産経に至っては、親中政権である民主党に対して真逆の政治的立場にあるわけだし、かつ、民主党政権が成立したときに、産経の記者がTwitterでこのままではすまないよとTweetしていると言うことから考えると、明らかに民主党政権をダメにしてしまおうということは、しない方が不思議だ。もちろん、これらの意見は僕の憶測で書いているので、この意見が間違っていれば指摘をして欲しいけれども、そう思っている人は結構多いような気がする。

今回、いわゆるフリーのジャーナリストである岩上氏上杉氏がTwitterで今回の一連の事件について言及しているけれども、明らかに大手マスコミの記者とは逆の立場で言及していて、彼らは検察リーク説をとっている。また、そのTweetには大変緊張感があり、嘘を書いているとは思えない。ま、僕は完全に小沢擁護の立場なので、逆にフィルタリングがかけらているのかもしれないけれども、それでも、検察からの直接の説明がなく、あくまでもマスコミでフィルタリングを書けられた報道しか分からないし、それに対して世間から検察リークと言われている以上は、検察も公の場で自分たちの説明をするべきだと思う。

特に日本のマスコミは、記者クラブと言う極めて閉鎖的な組織を有しているし、昔から根拠のない記事を出して、さんざん国民を洗脳してきたという歴史的な事実もある一方で、本当に正しい事実に基づいたニュースというものがわからず、どういう状況なのか全く分からない我々は、そういう意味で大変不幸だと僕は思う。

よく有名人がマスコミ嫌いになると言うのは、こういう事から見てもよくわかる気がする一連の報道で、まだまだこう言う状況が続くと思うと本当にうんざりする。マスコミは我々が愚民ではないということを良く知るべきだ。