IT業界の明と暗
僕が属するIT業界の面白いところは、なんといっても変化が求められている、或いは義務付けられているところにあるので、新しいものが好きな人にとってはたまらないところがある。その最も顕著でニュース性が高いのはなんといってもアップルとグーグルで、どちらも会社としては僕はあまり好きではないけど、ドキドキ感を与えてくれるし、話題性も高い。
アップルに関して言えば、先日iPadを発表した。このハードは3月に発売されるようですが、発売当日すごいことになるんだろうなということは容易に想像出来ます。マスコミも大騒ぎするだろうし。僕は電子書籍リーダーとして凄く楽しみにしているけど、出てもすぐには買わない(つもり)。アップルの製品は、必ず外れるので、少しこなれてくるまで様子見をしようと思っている。
グーグルにしても昨日Google Buzzを発表した。巷ではTwitterキラーになるんじゃないかと言うことも、言われていますね。しかもGmailと連動すると言うところもあって、メインでこのアカウントを使っている人にとっては匿名性がなくなるので、どうなのかなという感じがするけれども、それでも新しいことをしていると言うインパクトはグーグルがどういう会社なのか、わかって面白い。Google Buzzについては、それこそ色々な人が言及しているので、検索してみるといいと思います。
・Google Japan Blog
コミュニケーションをさらに豊かに・・・ Google バズがいよいよ登場
・Tech Wave
Google Buzzはサル真似、それとも革命?
・TechCrunch Japan
Google Waveが未来なら、Google Buzzは現在だ
新しいことと言えば、今度のバンクバーオリンピックでグーグルマップと連動する企画がスタートした。これは実に面白い企画で、グーグルがいかにブランディングのことを考えているかと言うことが良くわかっている企画だ。
Google Japan Blog: 冬季大会をもっと楽しく ~ジャンプ台、ゲレンデをはじめ、競技の最新情報まで~
こういうある意味短期的にはお金にならないけれども、企業を認知させ続けるグーグルのやり方は、まさにブランディングを高めていく上では最高で、そのあたりページランキングというものを独自で開発したグーグルの面目躍如と言う感じです。
一方でOSとソフトウェアのバージョンアップしか、最近はやらなくなったマイクロソフトはアップルやグーグルと比べると随分地味な会社になってきている。マイクロソフトについては、前にも書いたけれども、他社でなにかおいしいものを見つけると、それを力技で吸収してきた会社で、本来ソフトを開発して、それを販売すると言うビジネススタイルだ。今はその範疇を超えてネットサービスや音楽配信などサービスを手がけようとしているところに、この会社がゆきづまっている原因だと思う。
先日ITMediaでマイクロソフトには革新のなさと内紛だけだと言うコラムが掲載された。
Microsoftは「革新力のなさ」と「内紛」で衰退している――元幹部語る
MicrosoftがiPhoneのような革新的な製品を作れないのは、部門間の内紛や、リスクの高いハード開発を避ける傾向にあると、同社の元幹部が語っている。
この記事に対してアルファブロガーと言われる人が意見を書いている。
一度ストーリーを作った老舗って大変だな
切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man’s Blog
Microsoftは「革新力のなさ」と「内紛」で衰退して…
Maimaikaburi