Webサービスの4つのポイントその2「クラウド」
クラウドコンピューティングは、去年色々と本も出たりマスコミ等でもかなり大騒ぎしたのですが、日本での大騒ぎも最近は沈静化したようで、あまり聞かなくなった。今更だけれども、日本と言うのはラテン系の血をひいてるのかと言うくらい、熱しやすく冷めやすいです。
で、クラウドコンピューティングなんですけれども、御存知のない方にご案内をすると、例えばワードで文書を作成をした場合に、そのデーターをパソコン上で保存をすると言うのが今までのやり方で、当たり前とされてきました。クラウドコンピューティングということになると、アプリケーションもインターネット上におかれて、アプリケーションによって作成されたデーターもインターネット上に保存されるというものです。今のパソコンは簡単にいうとインターネットに接続される作業をするだけの端末になるということになります。
このクラウドコンピューティングのメリットは、例えば従来会社で作業していたけれども、時間が無いから家で作業をすると言うことになった場合に、そのデーターを最近だとUSBメモリにいれて家に持ち帰り、そのUSBメモリを家のパソコンに挿して作業をすると言うことでしたが、クラウドであれば、データーもそれを作業するためのアプリケーションはインターネット上にあるわけですから、インターネットさえ接続できれば、どこでも作業をすることができるということで、作業の効率化を図ることが出来るわけです。
このクラウドコンピューティングの完成形という事にはなってはいないと思うけれども、例えばこのブログだってクラウドコンピューティングの一つです。ブログを作成する場合には、おそらくどのブログにも搭載されていると思うけれども、下書きと言う機能があります。これは清書したものをアップする前に下書きしたものは、パソコン上に保存されるのではなく、ブログのサーバーに保存されることになります。また、今流行っているTwitterでもパソコンで楽しん出る人もいますが、移動中にiPhoneでタイムラインをチェックしたり、Tweetしてるわけで、この作業と言うのは、Twitterのサーバーをインターネットを通じて操作していると言うことです。
やや、進化形としてはオフィスアプリケーションで文書や表計算をしたりとするもの。今、一番メジャーなのは、Googleドキュメントで、MSオフィスと比べるとまだまだ使い勝手などに問題や改善点は沢山ありますが、それでも先行している。マイクロソフトもWindows Azureと言うものを開発するとのことで、「マイクロソフト クラウド」で検索してみると次のようなマイクロソフト御用達のコラムにゆきついた。その前文を引用しますが、この人、あまり頭のいい人ではない。というか、MSの本質がはっきり出ているところが面白い。MSの本質と言うのは、インターネットのことがよくわかっていないということだ。
クラウド コンピューティングは、今や IT 業界の一番の関心事と言えます。ただ、SaaS, PaaS, IaaS に始まり、AaaS (Architecture as a Service)、BaaS (Business as a Service) … のように、様々な企業が各々の考えをクラウドに関連付けて話を行うため、ベンダ側はまだしも、利用者側はクラウド コンピューティングは何を指すのか分かり難くなっているのではないでしょうか。
IT業界と一般ユーザーのギャップは、簡単なことで業界の場合は技術的なものが先行していると言うことを良しとするもので、知らない人は自分で調べてくれと言う態度にあります。わからなかったら、人に聞いてくださいということは、結局その人にそういう作業をせよと言う事を強いることであり、ブランドと言う点で考えると一番最悪なことだ。これは例えば僕が三越に行き、有名なバームクーヘンが出店していると思うけれども、どこにあるんですか?ということを三越の受付で聞いたら、あの人に聞いてと言われるもので、三越の受付の人がそんなことをするわけがないのです。場合によっては私がご案内させていただきますが、お時間頂戴してもよろしいでしょうかというかもしれない。しかし、IT業界ではこういう事がまかり通ってる。
結局このITの専門家と言われる人たちは、初めて見た人には分からない言葉を使うわけで、このコラムはWindows Azureを拡販するための紹介コラムなのですが、この時点で既にMSのクラウド戦略はお寒い状況だとしかいいようがない。
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