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平沼・与謝野新党がブームを起こせない理由

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このブログでも、一番見てもらえる記事は龍馬伝関係です。まー、ツイッターでも龍馬伝が放映される日曜日の夜は、ものすごい展開になります。タイムラインがもうUstream並とはいかなくても、Tweetがもう連続的に流れて見てて楽しいし、僕も時折参加したりしている。

与謝野さんと平沼さんが中心になって新党を結成しました。与謝野さんに言わせると、今のままでは日本は沈没してしまうということだそうです。ただ、僕は思うんだけど、今の日本をダメにしてしまったのは自民党であると言うことは国民は知っています。それは去年の総選挙で我々国民は、自公政権を崩壊させた。国会議員が思っているほど、国民は馬鹿ではないのです。

で、今回、平沼・与謝野新党は全く期待されていない。ひとつは物理的な事が原因で、平均年齢が70歳近くで、しかもこの新党を応援しているのが中曽根91歳、ナベツネ84歳、石原慎太郎77歳。石原慎太郎がいうには、我々は戦争を知っている。国も憂えているということを言ってましたが、日本の政治家で憂国家じゃない人はいないだろうし、戦争を知っているというのは、俺はバブルを経験したんだと言っているようなもので、何を寝言を言ってるんだということです。

日本の政治家は、明治維新とか戦国時代の好きな人が多いです。明治維新が後世にも評価されるのは、明治維新の原動力になった人たちの人物的な魅力もあるでしょうが、もうひとつの要因は、年齢だと思う。よくあの若さであれだけの大事業が成し得たということです。

ちなみに1868年に明治維新を成立したときにその原動力となった人たちは何歳だったのか、後学のためにも調べてみました。

新政府側

  • 西郷隆盛 40歳
  • 大久保利通 38歳
  • 小松帯刀 33歳 
  • 桂小五郎 35歳
  • 伊藤博文 27歳
  • 山県有朋 33歳
  • 坂本龍馬 33歳
  • 中岡慎太郎 30歳
  • 後藤象二郎 30歳
  • 岩倉具視 43歳
  • 三条実美 31歳

幕府側

  • 徳川慶喜 31歳
  • 勝海舟 45歳
  • 近藤勇 34歳
  • 土方歳三 33歳

当時の老中が何歳だったかわかりませんが、政治の現場にいた人たちは、恐ろしく若い。もちろん、若いからいいと言うことは言いません。ただ物事の実行や何かを考える、或いは新しいものを作り出すということは、やはり中堅の人達の方が老人よりも優れている。年とっている人はその豊富な経験や知識を若い人が誤らないように手助けをすると言うことの方が、あっていると思う。

翻ってみれば、自民党に関して言えば、山本一太とか世耕さんとか、河野太郎とかそういう人達がもっと全面に出てこないといけないと思うのですが、せいぜい河野太郎の声が少し入ってくるだけで、これと言った動きも見られない。

結局自民党が民主党の今の受け皿になり得ないというのは、こういう事だと思うのです。