京都
日本でどこが一番好きかと聞かれたら、僕は京都です。基本的には、関西は好きで、昔関西に1年ちょっとすんでいた事があるけれども、嫌な思いをしたという事は一度もなかったし、もちろん、怖い思いもしなかった。怖いと言えば東京の方がよっぽど怖い思いをしてると思う。
昔、大学のときに僕はスキーをやっていて、今の体型を考えると考えられないくらいまじめにやっていて、シーズンになると山に籠ってずっと朝から晩までスキーをするという、それは今とは考えれないくらい優雅な生活を送っていた。栂池という白馬のスキー場は、今は知らないけど、僕が学生のときは、男はだいたいナンパ目的でくるようなスキー場でした。そんなスキー場の民宿でバイトをしてたんだけど、この栂池というスキー場は、関西のお客さんが多くて、僕がシーズンを過ごした限りは、恐らく90%以上は関西の人でした。
東京生まれの東京育ちの僕は、関西の人とコミュニケーションをとるのはこのときがはじめてで、ただ、関西は大阪の人と、神戸の人と、それと京都の人ってすぐわかるくらい個性的。大阪の子はさすがにのりが良かったし、神戸の子はたまたまだったのかもしれないけど、お嬢様みたいなところがあり、京都の子が一番庶民的で、個人的にもすごく仲良くなって、スキーから帰ってきても、京都の子はわざわざ僕に会いにきてくれたりして、その後音信不通になりましたが。まあ、スキー場ではかっこ良く見えても、山から下りると何だ、こいつはと思ったんでしょうね笑
社会人になって、特に金融の世界にいたときは、恐らく主要なところはすべて行ったと思う。行ってないのは、四国、中国、北陸くらいかな。あとはほとんど行った事があるのですが、沖縄と京都というのは、僕にとっては独特で、特に京都は新幹線から降りて京都駅を出たときの雰囲気は見事に他の都市と違います。それと鴨川。あの雰囲気は恐らく日本には絶対にないものだと思う。
京都は日本で最も古い都市でしょう。平城京から平安京に遷都されてから、明治維新で天皇陛下が東京に移動するまで日本の都は京都でした。司馬さんが面白いコラムを書いてますが、京都は昔から日本の都だったということもあり、秩序があるんだそうです。ところが大阪は秀吉が作った街だから、アナーキーだと笑
確かに京都は整然としていて、街全体に落ち着きがあります。それと歴史の古い都市ですから、歴史ファンにはこたえられない。京都ホテルはもともと長州藩藩邸のあったところだときくと、へえと思わず関心してしまうし、清水から産寧坂に移動して高台寺の方に向かって右を見たら、なんと坂本龍馬とお田鶴様が密会した明保野亭に巡り会ったときの感動は今でも忘れられない。あとは、京都御所に行ったときに、静寂感というか、鬱蒼とした雰囲気に驚いてしまった。驚きながら、蛤御門を見物に行ったら、よーく見ると門には銃痕の跡があり。これは、蛤御門の変の時に、幕府と長州が戦った時の跡です。
この蛤御門の変というのは、池田屋事件で新選組が脚光を浴び、それに怒った長州藩が京都に上ってきて、そこで起きた戦争で、明治維新に大きな影響を与えました。ですので、僕は蛤御門に行くこと自体が凄く感慨深かったのですが、まさか銃痕まであるとは思っても見ませんでした。
京都にはこういう歴史好きを狂喜させてしまうところなんですが、僕は春に行ったことがありません。真夏に行ったときは、あまりの暑さに倒れそうになりましたが、春の京都はいいみたいです。僕は醍醐寺の桜を見てみたい。ここは、豊臣秀吉が死ぬ前に家族や大名を読んで大花見をしたことで有名です。テレビで見てても醍醐寺の桜は素晴らしそうです。
ところで昨日はタバコを15本吸いました。いつもと違う夢も見てない。