厚顔無恥という言葉がありますが
いやー、ワールドカップサッカーは、今回は面白いっすね。下馬評の高いところがぼこぼこに負けていて、順調なのって南米のチームくらいじゃないか。フランスだって、今やチームの中はバラバラだし、ドイツやスペインが負けちゃったりしているし。僕なんかへそ曲がりだから、強いチームが負けるとうれしくて仕方がないんだよね。しかも、今朝はデンマークに勝っちゃった。
日本代表チームに関して言うと、はっきり言って本田とか、こいつナルちゃんじゃないの?というくらい見ていて、気持ち悪いんだけど、それでも、カメルーンに勝ったのはビックリしました。ただ、アフリカ勢も勢いがつくとものすごいパワーになるけど、計画的な対応をされちゃうとだめな感じがしますな。
昔、スペインが世界中の海上権を握っていた頃、いわゆる大航海時代です。あの頃スペインは無敵艦隊という世界で一番の海軍を持っていたんだけど、それを諸事正確なイギリス海軍が、この無敵艦隊を翻弄して撃滅することでスペインという国は急激に国に勢いがなくなってしまい、イギリスの時代が始まる訳なんだけど、今回のカメルーン戦ってこの関係がすごく似ていて、日本は選手力では負けるから、チーム力で勝負をしたという感じでしょ。日露戦争だってそうだ。連合艦隊が日本海でバルチック艦隊を迎え撃つときに、敵の数はロシアの方が圧倒的に多かった。でも、連合艦隊は作戦勝ちでバルチック艦隊をやっつけちゃった。
ただ、オランダについては、やっぱり相手の実力が上だったけど、それでも善戦はしたよね。だってさ、体つきとか見てても、どう見ても相手の方が上だし、質量ともにオランダが優位だったと思うよ。
そこで僕は思うんだけど、今回ワールドカップ直前まで岡田監督を辞めさせろという声が大きかったと思うんだけど、なんかカメルーン戦で日本が勝っちゃうと、マスコミは手のひらを返すくらい岡田監督を賞賛し始めた。これはあんまりだと思うよ。だって、南アフリカに行くまでは、どれだけ岡田さんをマスコミは叩いたのか。で、勝つと官軍じゃないけど、岡田さんは一晩でヒーローになってしまった。このマスコミの切り替えの早さって、すっごいよな。こういうの厚顔無恥っていうんだよね。ちなみに厚顔無恥ってどういう意味かというと「恥知らず」とか「盗人猛々しい」という意味ですな。これが日本のインテリの世界だと思うと、こんな人たちの書いたものをまともには読めませんということです。
これで日本も1次リーグに突破した訳で、下馬評が低かったという事もあり、岡田さんの株は急上昇だと思うけど、これからどうなるんでしょうか。