My Music Vol.2 Prism
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僕らが若い頃の音楽シーンと今の音楽シーンの違いは、ギターヒーローがいるかどうかの違いだと思うね。とくに僕が高校の時は、ロックとJAZZとの融合という動きがあって、ギタリストだった僕はもの凄く刺激を受けた。今考えると、エリック・クラプトンの良さがこの時に分かれば、もう少しギタリストとして幅が広がったんだろうけど、当時はハードロック命だったし、リッチー・ブラックモアは速弾きの神様と思っていたので、クラプトンの良さは受け入れられなかったですなあ。
で、リッチー・ブラックモアをコピーしながら、クロスオーバーミュージック、のちのフュージョンにも興味があって、そのきっかけとなったのが、和田アキラ率いるPrismだった。
当時の和田アキラという人は知る人ぞ知るギタリストで、この新人バンドに森園勝敏が参加しているということもあり、注目されてました。当時の森園勝敏という人は、日本のロックギタリストでは最高峰にいた一人で、そんな人が無名バンドであるPrismに参加しているということもあって、もの凄く注目されてました。
それで、このアルバムを手に取り、ファーストアルバムということもあり、今から考えるとギターソロは相当計算されていて、ここでこういう弾き方をするのかということでも、大変勉強になるアルバムでした。それ以前に、5曲目以降がハードな曲なのですが、ここで和田アキラ先生が、速弾きが全開。僕はリッチー・ブラックモアが最も指の早いギタリストだと思っていたのに、その何倍も早いギターソロに打ちのめされ、曲の良さもあり、僕はこのPrismというバンドが凄く好きになったし、自分も和田アキラのようになろうと、それこそ練習をしたので、僕も相当指が動くようになった。しかも、僕の目指す音楽はこれだと思い、Prismのコピーバンドを結成した。なので、僕は今でもこのアルバムの1曲目のMorning Lightから4曲目のLove Meまでは、今でもほぼ完璧に弾けます。ただ、このバンドは、ベースの子がキーボードの女の子に惚れてしまって、女の子はそれを嫌がってバンドがダメになっちゃいましたけどね。この前の同窓会でキーボードの子と30年年ぶりに話をしましたよ。
それでこの和田アキラさんというひとがどれだけすごい人かというと、Youtubeで「和田アキラ」と検索するとたくさん動画が出てきます。
僕はこのPrismに刺激を受けて、さらにこの種のフュージョンを聴き続け、さらにすごいアーティストに出会います。それは次回のこのシリーズで。