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Mac App Storeオープン

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僕は、アップル社の事は無条件に好き。Googleは、一緒に仕事をしたことがありますが、社員、特に広告系の社員がいけ好かなくて嫌いだし、サービスでもメールじゃないとコンタクト取れないというのは、いかがなものかという感じ。ただし、ネットサービスは素晴らしい。恐らくネットに関しては世界一だと思う。

で、アップルなんですが、僕がMacを触ったのが、今から20年くらい前。この時にウィンドウズにするかどうか凄く迷ったのですが、今から考えるとこの時Macを選んだのは大正解。結局、このMacがきっかけで僕はITの世界に入ることになった。

アップルは、スティーブ・ジョブズが戻ってから完璧に蘇ったね。今は、Macの他に、iPod、iPhone、iPadといい、魅力的な製品を発表してますけど、その前は悲惨だった。会社そのものがボロボロだったし、ソニーが買収するという話まであった。

ただ、当時のMacユーザーはとても健気で、昔のMacはすぐにフリーズしたのですが、フリーズすると爆弾マークが出て、それが可愛いという人はいくらでもいました。あとは、Macユーザーは、アップルに対して熱狂的な人が多かったので、アエラでMacユーザーは阪神タイガースのファンに似ているということを書かれたこともあります。それは分からないでもないです。

話はガラっと変わってマーケティングの目指すところというのは、製品やサービスのイノベーションです。イノベーションというのうは、簡単に言うとライフスタイルを変えちゃうもので、製品やサービスがイノベーションの域まで行くと比較するモノがないので、独自性を歩むことが出来ます。ソニーのウォークマンとか、アップルのiPod、iPhoneとか、GoogleのGoogle AdWords、Gmailとかそうですな。スティーブ・ジョブズは何かの本かインタビューで、

ニーズやウォンツに対応するんじゃなくて、それを創りだすんだ

というようなことを言ったことがあると思うんだけど、いまさらながら、すごいなと思うのです。

僕はアップルが最初のiMacがスティーブ・ジョブズのイノベーション的な仕事の始めだと思います。このマシンは、今は当たり前ですが、フロッピーディスクをハードから外したマシンでした。当時は、フロッピーディスクないのかよと大騒ぎでしたが、いまだったら、フロッピーディスクを持ってる事自体珍しくなった。

その後のアップルの躍進は御存知の通りで、ええ!?という人がiPhone、持ってますからね。すごい時代になったものです。

で、今度は、アップルがMac App Storeをオープンして、でアプリケーションをダウンロードして購入することが出来るようになった。今までは、iPhone、iPadのアプリダウンロードを、Macでできるようになりました。早速OSをアップデートして、ダウンロード出来る環境にしました。ざっと見ると、iPadなんかよりも単価が高いですが、この手段がおもしろい。

恐らくアップルは、ソフトウェアの販売を、ほとんどダウンロード販売に移管することを考えてるような気がするんですよね。ネット時代においては、欲しいものだけをゲットするという流れになっていくなかで、環境問題を考えると、できるだけモノが使われないほうが望ましい。ということは、ダウンロードは時代の方向性に極めてマッチしてる。また、このMac Appは再ダウンロードOKなので、万が一の時でも心配がいりません。

これでどういう事が起こるかというと、メディアが不要になる時代が加速するんじゃないかと思うのです。つまり、ストレージでさえ、インターネット上に保管するというということになりつつあるわけですから、お客の利便性という点から考えると、ダウンロードの方が間違いなく便利だし。メディアをもつ方もなくしちゃった!ということもないので、おそらくそちらに進んでいくと思うし、アップルはそのきっかけを始めた感じがします。

インターネットが進化していくと、我々の生活は益々便利になっていくし、デジタル機器を扱っていく上で、それが便利か不便かということで線引きされると思う。そう考えると、いわゆるブローカーは不要になり、益々マーケットをソーシャルなモノに益々近づいてく、そういう時代になる。その中でアップルのサービス提供の手段は、ひとつのきっかけになる。

時代をつくろうとしている会社は、アップルといいGoogleといい観てるだけでも面白いです。