この国の政治
近日中に菅総理が、内閣を改造するとのことで、ひとつは停滞している政治をリセットするということが目的とのことで、トドのつまりは仙石官房長官を更迭して、野党等に国会審議に参加させることが目的のようだ。
僕は、正直言って日本の政治とそれを取り巻くマスコミにはがっかりしてるのです。
まず、この日本をダメにしてしまった原因は、やっぱり政治。しかもバブル以降一時小泉さんの時に少し浮揚しそうになったけど、結局自公政権に大きな責任がある。しかも政治に世襲を組み入れたことで、政治にダイナミック感が喪失させてしまった。
そんな自公政権を退場してもらうべく、我々国民は民主党政権を成立させた。長い日本の歴史で武力を伴わずに民主的な選挙で政権が交代したというのは大変歴史的なものであり、僕もものすごく興奮した。もちろん、民主党のマニフェストに危惧がなかったわけではない。あんなにバラマキをしても大丈夫?という心配はあった。
ところが、鳩山政権は、鳩山さん自身と小沢さんの政治と金の問題で崩壊。その後継政権として菅内閣が誕生した。ところが菅内閣も、菅総理がの唐突な消費税発言で、参議院選に惨敗。その結果にじれ国会となってしまい、与党は野党に対して、低姿勢にならざるを得なくなってしまった。ただ、まともな政治をする場合には、強力な野党も必要といえば必要だけどね。
そして菅内閣は、支持率が30%を割ると言うことになり、結局死に体内閣になりつつある。僕個人の意見を言わせてもらえば、マニフェストの根拠を我々に伝えるべきだと思うのです。つまり、こんなバラマキ政策はこういう根拠があって、公約にしましたよ。ただ、こう言うことが原因でこれらは難しい。申し訳ございませんでしたと。
結局掲げた政策が実行できないということは、失政なわけですから、その原因を究明し、それを民主党に投票した我々に対して報告をし、改善策をどうするのかということを明確に伝えるべきだ。
それともうひとつ気に入らないのは、政治観の人間性の問題。
去年の小沢さんの新年会には民主党の議員が160人集まったと聞きますが、今年は少し減って120人。残りの40人はどうなったの?ということです。つまり、小沢の立場が悪くなったと思って、残りの40人は参加しなかったということで、これは人間としてどうなの?と思うのです。蓮舫はそのうちの40人だけど、さもありなんという感じだね。また、小沢が復活したらどうするんですかね。またしっぽを振っていくんだろうか。なんか、こういうどうして政治家にはコウモリのような人が目立つんですかねえ。
ただ、菅総理が、小沢さんを排除するのは正しい。それは政治の信頼性を損なっているのは、小沢さんだし、今回の件についても国民に理解をしてもらう努力をしてないんだから、なにを盾にとろうと、言い訳にしか聞こえないからね。ここは白黒はっきりしてて、いいと思う。管さんが没落したら、小沢系が出てくるだけですから。
ま、誰かが自民党は最悪だけど、民主党は最低だって言ってましたが、なんかそんな感じですなあ。ただ、政治がこれだけ低迷していると迷惑をするのは国民だから、この国をちゃんと出来る人は出てこないんでしょうか。
マスコミは、表面的なことばかり取り上げててもうお話にならない。
今日も、ニュースを見ていたら、政権を取る前に小沢さんと菅総理がどっかに釣りにったビデオを流して、こんなに仲睦まじかったのが、どうしちゃったんでしょうかとやってました。おいおい、これって本気で流してるの?というのが僕の意見で、ひとつの目標を達成したら、仲間割れなんて平気で起こりますよ。明治維新、ロシア革命どれも、大願成就したあと、もめてるじゃないですか。あまりにも歴史を知らない日本のマスコミは、今からでも遅くないから、司馬遼太郎を読めといいたい。今の時期だったら、翔ぶが如くでもよんでもう少し歴史を勉強しろ。
つまり、もう面倒だからあまり書きたくないけど、西郷さんと大久保利通が対立して、西南戦争が起きちゃったし、地味なところでは、木戸孝允と、前原一誠が対立をするという、ロシア革命だって、立役者の一人だったとロッキーは、革命が成立後どう言う運命をたどったか。こう言うのはあたりまえにあること。マスコミの皆さん、我々は愚民じゃないですよ?