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毒舌仏教入門その1

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僕は、稀代の女の人好きだけど、年をとるにつれて、ほとんど行動をしなくなりましたが、やっぱりきれいで知的な女性は、いいですねえ。見てるだけでもうっとりしちゃう。松下奈緒ちゃんはそういうタイプだなあ。そんな僕だから、まずクリスチャンは無理。平気でモーゼの十戒、破っちゃうからね。今まで何度も破ってきましたからね(って自慢にもなりませんが)

ただ、そういう倫理的な問題はどっかにおいておいて、宗教心というのはものすごく興味が有るんですよ。過激な例でいうと、宗教のために自爆テロってやっちゃうし、それこそ布教活動ってどの宗派も熱心ですよね。たくさんその宗教に帰依する人を増やすことで、その宗教にどういうメリットがあるんですかね。中学の同級生も、今ハワイで布教活動をしている。どうして、人は信仰をするんだろうと思うのです。

僕も、ある仏教系の宗教になんども誘われて、そのたびに断っていたら、ものすごく罵倒されましたけどね。いいのかね、宗教者が、自分の思い通りにならないからって人を罵倒したりしてもいいのものかね。その団体をネットで調べたら、信濃町に本拠をおく宗教団体を襲撃したらしい。

で、毒舌仏教入門というのは、僕の大好きな今東光和尚の法話をまとめたものです。僕はいずれの宗教にも属していないけど、宗教心というものには興味があって、このお坊さんの本をたまに読むんだけど、仏教という宗教は悪くないような気もします。この記事でも、この本を読んでほおと納得したことを書こうと思います。

この本を読んでもらえればわかりますけど、様々な例をあげて仏法とは何かということを説明してるので、大変わかり易い。しかも平易だし、さすが今東光和尚という感じです。難しいことをことさら難しく説明するのは、簡単だけど、難しいことを簡単に説明するという大変。その異能ぶりを発揮してます。

まずは宗教小説とはなにか。このお坊さん、面白いことを言ってます。

では、本当の宗教小説とはどういうものかというと、「南無阿弥陀仏」も「南妙法蓮華経」も何もないけれども、読んでいるうちに何かしら法味がわかってくればいいんです。
たとえば、吉原の花魁のことを書くとします。この花魁という商売はつらい商売で、お客の選り好みできないんだ。その点、芸者には嫌なやつに口説かれても振るだけの自由がまだあるんだけれども、女郎っていうのは合理的強姦みたいなもんで、金さえ出されりゃ、どんなに嫌な客でもとらなきゃらんのよ。目をつぶってその勤めをする…この苦界の勤めというものは、本当に多情仏心なんだ。仏法の方に適ってるんですよ、わたしに言わせりゃあね。そういうもんです。

ね、凄く分かりやすいよね。花魁と芸者を例に武侠的な考え方を説明しているわけです。とにかく、この今さんもそうだし、宇野千代さん、瀬戸内さんはなんていうのかね、男女の機微っていうか、手っ取り早く言えばセックスとかそういう事に関して、深いところで理解をしているというか、本人たちもそういうものが好きなんだけど、そこから生まれてくるいやらしさを超越しちゃってるところがあって、そのあたりが人間として面白さが醸しだされてるような気が僕はするんだよね。

一方で、いわゆるビジネス書とかも、なんて言うんだろ、勝間和代とか本田直之が書くような本は質の悪い漫画と一緒で、表面的な内容しかなくて、どうしてこんな人を日本のマスコミがちやほやするのかよくわからん。若い人達にはよーく言っておきたい。あの人たちは色々なビジネス書を書いてるけど、あの人の書いていることを実行しても、うまくいかないし、例えば勝間さんみたいにそもそも女性で女優とかそういう派手な仕事だったらまだしも、普通に働いてて2回も離婚している女は、それ自体ろくなものじゃないということ。

ただ、頭のいい人だから、Twitterとかを使って、多くの人からコストを使わずに情報を引き出すという離れ業はすごい。それにこの人にまとわりついている書評ブロガーが、アフィリエイトほしさででたらめ書いてますからね。その点注意しないいけないし、本当にひどいものですよ。

離婚で思い出したけど、西武の石毛って3回くらい離婚してるんだけど、確か。この人、選手時代は素晴らしかったけど、結局ダイエーに移って、二軍監督になったけど、解任され、オリックスで監督をやったけど、全然ダメだったでしょ、だから、なんども離婚してる人っていうのは、僕も1回したけど、ろくなものじゃないのです、普通は。

とにかくビジネス書は、事実を書いてある本を読んだほうが刺激になる。一方で自分の思想や精神を書いてあるような本は、変な方向に導くので、やめましょう。全く無意味ですから。

ま、人の悪口はここまでにしておいて、まともな人間の本を読みましょう。この今和尚は、プレイボーイの編集長の人生まで変えちゃったほど、すごい人ですし、この仏教入門は薄いし、平易なしゃべり口調ですから、すぐに読めますよ。

ちなみに、仏教入門とは関係ないけど、毒舌日本史もなかなかの本で、今和尚の博学さとか他と違った歴史観が楽しめます。