2016/09/231 Shares

僕が独断と偏見で選んだリッチー・ブラックモアの名演ベスト5

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今はハードロックから離れているリッチー・ブラックモアですが、1970年代から2000年くらいまで演奏活動は多くのファンを魅了しました。僕もその1人だし、彼によって音楽の素晴らしさを教えてもらったと言っても過言ではありません。今日は僕の心を揺らしたリッチー・ブラックモアのベストプレイをご紹介しようと思います。

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僕とリッチー・ブラックモア

僕がレインボーが1976年に名盤「ライジング」を発表してから、ずっとリッチー・ブラックモアのことが好きでして、好きが講じてストラトキャスターまで買ってしまったほどです。

リッチー・ブラックモアのギターというのは、非常に癖があり、その癖が個性だったりするわけで、アルバムに収録される曲でのギターソロはほぼアドリブで弾いているという印象です。まずはポイントだけメロディは決めて、あとは彼の感性でソロを弾くというパターンです。したがって、ソロの出来不出来が実は激しくて、凄くかっこいい!ソロもあるけど、えー!それはないでしょというソロもあったりします。まあ、アドリブである以上それは仕方がないし、それがリッチー・ブラックモアの魅力でもあったりします。

もともとこのリッチー・ブラックモアという人は、人間もそうだけど、ギターも相当癖があってセンスの有るギターではありません。この人の世代だとカルロスサンタナとかプレイする音楽は違うけど、タイプは似てます。じゃあ、センスがいいというのうは、エリック・クラプトン、ジェフベックのたぐい。ハードロックだとジョン・サイクス、ジェイク・E・リーとか良いソロ、弾いてました。でも、リッチーの癖がワンパターンといわれようが僕のようなファンにはたまらない。ファンとはそういうものだと思います。

それで、僕は30年以上この人を聴き続けてきたのですが、僕が選独断と偏見でリッチー・ブラックモアの名演ベスト5をご紹介します。

リッチー・ブラックモアの名演:Child In Time

Made In Japan (Deluxe Edition)

この曲は、Deep Purpleの名曲ですね。曲調としてはバラード調の曲が徐々に盛り上がって最後はリッチー・ブラックモアのギターの独壇場になります。ボーカル部分ではイアン・ギランの熱唱が実に素晴らしいのですが、何と言っても素晴らしいのはリッチー・ブラックモアのギターで、縦横無尽のギターソロと言うのはこういうソロを言うんじゃないかという感じで、リッチー・ブラックモアのギターソロが実に素晴らしい。

YouTubeにもこの曲がアップされているので、ぜひとも聴いて欲しいです。このアルバムを出したのは1972年ですから、リッチー・ブラックモアが27才の時です。人生でも右肩上がり的な年齢の時のギタープレイは、本当に素晴らしい。躍動感のあるギタープレイはこういう演奏だと思いますね。

リッチー・ブラックモアの名演:Catch The Rainbow

On Stage

この曲はレインボーのファーストアルバムに収録されているスローバラード。ただ、ライブはしっかりライブバージョンになっていて、どんどん盛り上げっていくアレンジは秀逸です。この曲も半分以上はリッチーのギターソロなんですが、ハードロックの王道である徐々に盛り上がっていくというリッチーのソロは素晴らしいの一言。しかもボーカルがロニーでドラムがコージー・パウエルという最強のトリオですから、とにかく圧倒されてしまうのです。

この曲におけるリッチー・ブラックモアのギターソロの特徴はと言うと、非常に起承転結というものが感じられる、実にドラマ性のあるソロです。意味的には、スローなところはスローなのですが、ハードなところはしっかりハードで、更には実にエキセントリックなギターの叫びのようなところが随所に聴くことが出来まして、ソロを目をつぶりながら聴いていると、情景が浮かんでくるようなソロだったりしていて、そのすごいソロに、コージー・パウエルのドラムがグイグイ絡んできて、すごい演奏となっています。

リッチー・ブラックモアの名演:Stargazer

Rising (Remastered)

言わずと知れたレインボーの名曲中の名曲「Stargazer」です。この曲が素晴らしいのは、リッチー・ブラックモアのギターはもちろんいいのですが、ロニー・ジェイムス・ディオの熱唱も素晴らしいし、コージー・パウエルのドラムもパワフルで、この3人が揃って演奏するとすごいパワーになるということですね。個人的にも、ハードロックが好きになったきっかけとなった曲の一つでもありますし、恐らく僕の音楽人生で最も多くの聴いた曲だと思います。

ギターに関して言うとリッチーブラックモアのギターは、とてもバリエーションに富んでるギターを弾いていて、最初はボトルネックを使ったソロから、いきなり速弾きを弾き始めるころの展開がすばらしいです。ソロの終わりの方は決まったフレーズを弾く、リッチーの特異のパターンなのですが、そのメロディラインも素晴らしい。本当にこのメンバーでずっとやればよかったのにといまさらながら思います。

リッチー・ブラックモアの名演:Gate Of Babylon

Long Live Rock & Roll

好きなリッチーブラックモアのギターソロは?という質問に必ずトップに出てくるのがこの曲のギターソロです。このギターソロも、Catch the rainbowのところでも書いたようにギターソロに起承転結のあるドラマ性のあるギターソロです。

最初に中近東風のシンセサイザーをバックに歌うようなソロをリアピックアップで弾き、後半はフロントとリアのピックアップで音質を変えながら弾き、しかもそのピックアップの音質にあわせたギターソロを弾いているところに、リッチーブラックモアのギタリストとしての円熟を感じることが出来ます。ただ、このアルバムはあまり売れなかったために、その責任をロニーが取らされたといういわくつきのアルバムでもあります。

 

リッチー・ブラックモアの名演:Highwaystar

 

 

Made In Japan (Deluxe Edition)

この曲を聞いたときの衝撃は今でも忘れない。それくらいインパクトがあって、この曲で僕はギターを弾くようになりました。お決まりのフレーズですが、このソロは歴史的名演としかいいようがない。ハードロックギターの金字塔だと思います。とにかく聞け!という感じ。どれだけこの曲にインパクトがあるかというと、ある方が

1曲目の「ハイウェイスター」が流れ始めると腰が浮きそうになり、大袈裟な言い方をすれば、体中のアドレナリンがボコボコと音を立てて沸騰するような興奮を覚えたものだ。

と書いていましたが、まさにその通りで、異常な興奮したのを覚えています。それだけインパクトのある曲だし、演奏だし、ギターソロです。今でもこの曲を聴くと、あの頃を思い出して武者震いをしてしまうほどです。完成度の高さは半端ないです。

この曲の良さはというと、5人メンバーが全員20代であり、しかも音楽的なノリも、このメンバーで頂点に立っていた頃ですから、そのメンバーが一丸となってオーディエンスに対して叩きつけるような演奏をしていて、今聴いても痺れます。本当にすごい。

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