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父親にとって娘は特別なんだよ

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今、NHKの連続テレビ小説「てっぱん」が、来月いっぱいで終わることになっていて、今は主人公にとって佳境に入ってきたんだ。

あらすじをざっと言うとね、このドラマの村上あかりという天真爛漫な女の子が主人公で、愛情いっぱいのお父さんと、これまたしっかり者のお母さん、そして頼りない兄貴二人という5人家族で育ったんだけど、ある日、祖母と出会うことで、自分が大好きな両親の娘じゃなくて、養女として育てられたということが判明。そして、高校卒業後自分探しのために大阪で就職をすることになったんだけど、大阪についたその日にその会社が潰れているということがわかり、祖母の家で厄介になる事になったんだ。そしてあれやこれやあって、祖母の家でお好み焼き屋さんをはじめることになり・・・・。というストーリー。

そして、先週、あかりの父親が突然あかりの店に現れて、そこから話が急展開。尾道にいる両親が大阪に来て、祖母と善後策をどうするかという打ち合わせをしているところを、明かりと鉢合わせをしてしまい、ここであかりは事実を知ってしまい、さあ、これからどうするかというところで、話が展開している。

ここで切ないのは、あかりのことが可愛くて仕方がない遠藤憲一が演じるあかりのお父さん。あかりに実のお父さんが現れてしまい、娘を取られてしまうんじゃないかという恐怖と焦燥感が出ていた。僕は二回彼女を取られそうになって、一回目は現実的に取られちゃって、二回目は僕がもの凄く荒れ狂ったことがあったけど、ああいう感じなのかね。実の娘と彼女じゃあ、ちょっと違うか。で、実の父親を演じる小市慢太郎もいい味を出していて、心中今まで育ててくれてありがとうございましたという感じがわかるので、僕も見てて涙が止まらなくて困っちゃったよ。

僕も2002年からだから、9年会ってない娘がいます。今年で17歳ですなあ。花の17歳ですよ。その上に二人兄貴たちがいるというのも、うちと重なってる。ただ違うのは、僕が世間的には、家族を捨てて女に走ったということですな。それでも、娘を忘れたことって不思議なくらいなくて、いつもどうしてるのかなということは思ってる。

だから、今回のこのドラマでのお父さんの娘への愛情って切実でね、実の娘じゃないから、余計ある意味可愛んだろうけど、凄い愛情が注がれてるんですよ。僕は、よく前の奥さんにお前は子供に愛情が足りないって罵倒されたけど、そんなことない。ただ、女に走ったし、そのことは全く後悔してないというよりも、これで良かったと本心から思ってる。

また、良く考えてみたら、AKBの主流になっているあっちゃんとか大島優子とかは、僕の息子たちと同世代。だから、この前友達に練馬のキャパクラに連れていってもらったんだけど、年齢を聞いたら、どういう話をしていいのかわからなくなっちゃった。

また、最近武井咲って騒いでるけど、彼女もうちの娘より一個上なのかな。なんか、すごく微妙な気持ちになるんですよ、悲しいことに。

話は娘に戻すと、今年17歳。一番感受性の強い時に、どうしているのか。僕はね、彼女の写真を一枚も持ってないんです。あっても、3歳くらいの時の写真が、実家にあるだけで、一枚もない。何回かおくってほしいってお願いしたですが、送ってくれませんでしたよ。ま、あっちは怒ってるからね。

恐らく僕が死ぬまで、子供たちとはあわないと思うね。そういう選択をしたし、違う選択をしたら、逆に悲しむ人もいるので、僕は悲しむ人を優先したい。でも、どっかで顔だけ見れたら、最高だなって思う時もあるし、今回の一連のてっぱんを見てると、そういう気持ちはものすごく強くなった。ただ、彼女たちは、事情が知らないにせよ100%僕のことを憎んでることは間違いない。だから、そう思うと、彼女と会うことは二度とない、と思うのです。

素直に成長してもらって、いい人と一緒になって、彼女の両親のようにならないことを切に切に神様にお願いするのみだし、今更ながらだけど、娘は特別な存在なんだなとつくづく思ってしまった。