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バンド考

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今朝、散歩をしながらiPhone で音楽を聞いてて、たまたまレインボーの曲を聞いて思ったことを今日書きます。恐ろしくのんきなことですが笑レインボーというバンドは、リッチー・ブラックモアという極めて個性的でカリスマ性の高いギタリストが率いるバンドで、僕の一番大好きなバンドだった。

このバンドの名物は、メンバーチェンジでアルバムを出すことにメンバーが入れ替わったりしました。結局何度も何度もメンバーチェンジを繰り返すので、最後はもうリッチー・ブラックモア以外誰がいるのかわからないような感じになり、結局バンドも崩壊してしまって、リッチーは彼女と一緒にゆるいバンドを作り現在にいたってます。

このレインボーで最強のメンバーと言われたのは、ボーカルがロニー・ジェイムス・ディオ、ドラムがコージー・パウエルがいた頃で、アルバム的に言うとセカンド〜4枚目のアルバムまで。この3人がアーティストの個性と実際の実力が拮抗していて、ライブになると大変なライブになりました。僕もこのメンバーでのライブを高校生の時に見に行きましたが、追加公演の時の東京体育館でのライブは圧倒的でした。

とにかくバンド内で目立つということはいいんだけれども、やはりメンバーのミュージシャンの格っていうんですかね、同じレベルの人たちがバンドを組まないと音楽的にまとまりません。つまり、バンドに関していうとワンマンバンドはありえない。ありえたとしても音楽としていいものができません。だから、イングヴェイ・マルムスティーンがあれだけテクニックもあり、音楽家としても大変優秀なのに、常にワンマンバンドしかやらないからいいものができず、結局多くの人に支持されないということだ。

それらのことがよくわかる事例としては、レッド・ツェッペリンやクイーン。あと意外かと思われますが、ホワイトスネイクも。ツェッペリンは、ドラムのジョン・ボーナムが亡くなるとその時点でバンドを解散してしまいました。同じ音楽が作れないというのがその理由です。クイーンだって、フレディ・マーキュリーが亡くなると、音楽活動を休止してしまった。余人には代えがたいということだけど、それはそうだよね。後にポール・ロジャースとプロジェクトを組んだけど、やっぱりポール・ロジャースは、バンドの中で浮いてた。ホワイトスネイクもデヴィッドカヴァーディルのワンマンバンドだけど、サーペンスアルバスを発表したときは、どのメンバーもカヴァーディルに負けないくらいのメンバーで、バンドもしっかりまとまり、曲の良さもあり、空前の大ヒットアルバムになった。

実は来週あるバンドのレパートリーが演奏されるんですよ。そのレパートリーを演奏するメンバーは、そのバンドに所属していたボーカリストとギタリスト。そのバンドに最初から最後まで在籍したベーシストが亡くなり、その彼を追悼するために彼に縁のあった人たちが集うのです。どんなライブになるのか、今から楽しみにしてます。