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パフォーマーとしての井上真央

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最近のこのブログは、「おひさま」ブログになりつつあるけど、それはこのドラマが実に良く出来ているし、岡田恵和さんのシナリオを役者の皆さんが120%以上に表現していて、これは陽子の親友である育子役の満島ひかりちゃんも言ってましたが、どの人も役に入りきってる感じがよくわかる。特に井上真央ちゃんは、主役だから、前に書きましたが、その存在感はドラマの中で重きをなしている。

おひさまのサイトにいくと、真央の部屋というコンテンツがあり、出演者を堪能できるようになっているのですが、そこで傑出しているのは、真央ちゃんの存在感。僕が勝手にスクリーンショットを紹介します。(NHKの方へもし著作権の侵害の場合は、お手数でがお申し出ください。即座にアップしている写真は削除します)

今こんな表情が出来る女優さんはいるだろうか。そういうショットが結構あるのです。一部を紹介します。

こうやって見てると、井上真央という人は、眼力(めぢから)のある人だと思う。ここまで来るとある意味天性のモノなのかな思うくらい素晴らしいパフォーマンスを彼女は見せてくれてる。このまま、慢心せずすくすく育って欲しい。変なドラマなんかにでないで、宮崎あおいちゃんのようにしっかり仕事を選んで、ひたすら大女優の道を歩んで欲しいものです。

このパフォーマーの資質というのは、ミュージシャンだったら音楽をその人を通して出てくると、10のものが100にしたり、200にしたり出来ることだと僕は思うんだけど、役者だったら、どれだけ見てる方に映画なりドラマなりに思わず入り込んじゃう、迫真の演技が出来ることだと思う。真央ちゃんに関しては、僕は無条件ですごいパフォーマーだなと尊敬すらしてます。世の中どれだけ頑張っても、日の目を見ないアーチストがどれだけいるか。日の目を見ないアーチストって、自分勝手な事をしてるケースが多いですけどね。

ミュージシャンだと、Jeff Beckというギタリストがいます。大変なテクニシャンで、僕のヒーローのひとりでもあるんですけど、彼は曲が書けない。書いてもいい曲が書けない。ところが、人からもらった佳曲を実に素晴らしい曲にしてしまうというすごい人なのです。彼の曲で有名な曲で「Cause We’ve Ended As Lovers」という曲があります。僕が若い時一生懸命コピーした曲ですが、この曲はスティーヴィー・ワンダーがベックに贈った曲です。ちょっとライブ見てみて。

日本を代表するギタリストである渡辺香津美、和田アキラも演奏している。

僕は、沢山のライブを見ているんだけど、これは絶対に真似できないというか傑出しすぎていると思ったのは、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズ。僕ははっきり言って、彼らを見るまでは、その音楽がいいとは思ったことがなかった。でも、日本に来日したときの彼らのパフォーマンスを見たら、なんていう人達なんだと本当にびっくりしたことがある。それだけ素晴らしいパフォーマンス。

結局役者にとっては優れたシナリオ、ミュージシャンにとってはいい曲があることで、作品をもっといいものが出来るということだと思うのです。
その点、気の毒なのは、上野樹里ちゃんで、僕も最近は見なくなりましたが、江は本当に酷い出来で、どんなに上野樹里ちゃんが頑張ってもシナリオがメタメタだし、江姫自体が、歴史的に何もしてない人で、たまたま徳川家光と天皇陛下の母になる娘を生んだだけで、姉の淀の方のように徳川と対峙して豊臣家を滅ぼすといったこともない。
歴史的に有名にならなかったというのは、結局生前何もしなかったということであって、江姫のような役をやらされている上野樹里ちゃんは、本当に気の毒。田渕久美子が偉そうにこの役は上野さんがすぐ思いついたとか言ってましたが、失敗したね。また、田渕さんは江姫のことを生物学的な勝利者っていってましたが、詭弁。生物学的な勝利者なんていません。お気の毒としかいいようがない。
とにかくおひさまに関していうと、来週終戦を迎えます。悲しい別れがたくさんあるみたい。また、号泣する準備をしておかなくっちゃ。