ロニー・ジェイムス・ディオの誕生日
僕が購読しているブログで「愛しのロニー/My Dear Ronnie」というブログがあって、ロニー・ジェイムス・ディオへの愛情がたっぷりで、大変素晴しい。ファンはありがたいとつくづく思いますが、そのブログから7月10日が誕生日だということを知りました。
ロニー・ジェイムス・ディオという人は、ディープ・パープルを脱退したリッチー・ブラックモアが作ったレインボーというバンドの初代ボーカリスト。この二人が中心になって発表したRainbow Risingは、他の追従も許さないほどのハードロックの名盤であるばかりか、個人的なことを言えば、僕が音楽にどっぷり浸かるようになったきっかけになったアルバムです。
Rainbow Risingは、1976年に発売されたアルバムで僕が17歳の時ですな。オープニングのTarot Womanという曲を聞いて、感受性の高かった僕がどれだけ感動したか。レコード的にはB面にはStargazerとA Light In The Blackという曲は、それぞれ8分超のハードロックでは珍しいくらい長時間ですが、全く緊張感が途切れず、特にStargazerという曲は、僕の49年の人生で最もたくさん聴いたと思う。ちなみに今iTunes Storeでこのアルバム、600円で買える。これは大激安だと思うよ。リンクはコチラ。
タイミングが良かったのは、このRainbow Risingが発売された直後に、来日公演が決まり、僕は少ないお小遣いをなんとか工面して、東京体育館での追加公演。たしか、12月16日に二回行われたライブを見て、大感激した記憶がある。この12月16日のライブは、結局On Stageというレインボー初のライブアルバムに収録されました。
僕はもともとリッチー・ブラックモアというギタリストが好きだけど、それと同じくらい大好きだったボーカルが、このロニー・ジェイムス・ディオという人で、結局、彼がレインボーをクビになって、ブラックサバスに加入したときは大変びっくりしましたけど、当然のごとくアルバムも買いました。そのブラックサバスに加入して発売したアルバムがHeaven & Hellで、このアルバムもハードロック史上名盤の一枚になった。
このアルバムで何枚かブラックサバスでアルバムを出したロニー・ジェイムス・ディオは、ディオというワンマンバンドを作り、日本来日も果たした。僕も当然見に行った。このロニーという人は、大変ファンを大事にする人で、ライブも全力投球でした。通常ハードロックバンドのボーカルって、声の調子が悪いと高音を出さなかったりすることがあるんだけど、ロニーとボーカリストは、手抜きをしたことを、僕は10回近くライブを見ましたが、そういうところを見たことがないです。
また、レインボー、ブラックサバスとハードロックの王道を歩んできた人ですから、ディオのライブは、ディオの曲はもちろん、レインボーやブラックサバスの名曲を演奏するので、ものすごく盛り上がりました。その晩年、声が出なくなってしまったのか、いいパフォーマンスもできなくなったりはしたのですが、Dio At Donington UK: Live (1983 & 1987)のライブが一番調子のいい時で、すごく良く出来たライブアルバムだと思います。
そんな彼も癌には勝てず、亡くなってしまいましたが、実に偉大なミュージシャンでした。