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民主党代表選

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菅総理大臣が退陣を明言して、早々に民主党の代表選挙が事実上始まった感じ。しかし、この盛り上がり感のなさはどういうことかね。本来だったら、鳩山政権が次の衆議院選挙まで続くんだったんじゃないのってことだとおもうんだけど。

僕はね、自民党と公明党の自公政権は全く評価してないんだ。まず、人間的に嫌なやつばかりだし、石原幹事長の間延びした顔を見ると本当に変な顔をしてるなと物理的に嫌悪感を感じるし、そもそもこの日本がだめになってしまった最大の原因は、自民党であり、それをサポートしてきた公明党にあると思うわけ。

少し脱線すると、今回の地震による放射能漏れの問題。これだって、電力会社がとんでもない組織だということもそうだけど、原発を国策として推進してきた自民党については、なぜどのマスコミも指摘しないんだろうね。民主党も自民党のせいでどれだけ苦労してると思ってんだってことを何故言わないのか。不思議だ。ちなみに僕なこの前原さんの姿勢が一番正しいと思う。

で、話を戻すと、2年前の衆議院選挙は、民主党を支持したし、民主党政権が樹立したときは興奮した。しかも、鳩山さんも政権として独自性をアピールしたし、それはそれで僕は高く評価してる。対外的にCO2削減とかどちらかと言えば親中政権になったのも、従来のアメリカに従属する政治姿勢よりは、政権の独自性があって、これで国が変わるんじゃないかということは強く感じた。

ところが、鳩山政権はいつの間にかレームダック化し、小沢さんは小沢さんで数を背景に実に傲慢な政党運営をはじめて、政治の金の問題でこの二人には表舞台を退いてもらい、菅政権が成立した。

菅総理に僕が期待したのは、何と言っても、菅さんが落選の経験がある痛みを知っているであろうということが期待されたことと、総理を目指してきた旧野党での唯一の政治家であったということ。僕としては満を持しての登場でしたが、結局彼は人と相談するということの知らない人であり、総理としての資質は残念ながらないということがよーくわかった。

それで今度新しい代表ということで、いろいろな人が顔を出してきてる。ただ、本命なのは前原さんだけど、ここも結局2年後に衆議院選挙をやったら、民主党はきっと負けると思っているから、前原さんは出ないって言ってる。まだ、49だし。10年くらい待ってもいいと思うよ。それでも60前だし。

ただ、一方で危惧しているのは、小沢さんが数の背景で政権に妙な影響力を行使しようとすること。本来日本の場合は議院内閣制だから、総理が一番力があるはずなのに、田中派から経世会の流れで、結局数で圧倒するやり方は絶対ダメだし、そういう傲慢な政治は僕は見たくないね。

今の流れで行くと、野田さんが代表になりそうだけど、財務大臣としてもそれほど斬新なことをした感じもしないし、彼が自公との大連立を考えてるようだけど、そのあたりどういうメリットがあるのか、どうして大連立なのかということをもう少し話をしてもらわないと、支持しかねますなあ。

結局いまのところ、政権が変わっても何も変わらないということがよくわかったし、それではあれば二大政党制というのが、果たして日本のためになるのかということも疑問がわくような感じがしますね。それに二大政党制がどうだとか言ってるけど、戦前の日本は立憲政友会と立憲民政党という2つの政党が政権を担い合ってた。ところが、それぞれ党利党略という範囲から抜けきれなくて、その受け皿として軍部が台頭して、結果的に日本という国は存亡の危機に陥ったということも忘れてはいけない。

あと世界的な政治の流れを見てると、オバマさんにしても、中国にしても、政治家の指導力が以前と比べてると落ちてる感じはします。特に中国は政治主導の国だけど、鉄道事件で国民の大きな反発を招いたし。実際には中国が公開してないだけで、本当はいろんなことが起きてるのかもしれないけどね。

とにかく、新しい民主党の代表は、速く日本を良くしてもらいたいと心より思うし、そうすることで次期総選挙でも頑張って欲しいと思うのです。