2015/10/13
僕がこれはギタリストの名演だと思う7枚のアルバム独断と偏見でご紹介です。
僕は16の時からギターを弾き続けていて、いろいろなギタリストに刺激を受けてきました。今日はこのソロは半端じゃない!というギターソロが聴けるアルバムを独断と偏見で紹介します。(ちょっと癖がありますので、ご容赦ください^^)
Contents
- 1 リッチー・ブラックモア:Made in Japan Child In Time
- 2 ランディ・ローズ:Ozzy Osbourne Tribute Mr.Clowley
- 3 エリック・クラプトン:One More Car One More Rider River Of Tears
- 4 ジェフ・ベック:Blow by blow Cause We’ve Ended As Lovers
- 5 アル・ディ・メオラ:Elegant Gypsy全曲
- 6 ジョン・サイクス Whitesnake Crying in the rain
- 7 ジョン・ペトルーシ:ドリーム・シアター:Hollow Years Live At Budokan
- 8 ジョン・ペトルーシ:Liquid Tension Experiment Acid Rain
リッチー・ブラックモア:Made in Japan Child In Time
僕がギターを始めるきっかけになったアルバムは、リッチー・ブラックモアが所属したディープ・パープルのライブ・イン・ジャパンです。やはりライブアルバムの最高傑作の一枚と数えられるくらい実に素晴らしいのですが、その中で有名なのはハイウェイ・スター。
ただ、ギタリストとして縦横無尽に弾きまくるのは、僕はチャイルド・イン・タイム。ライブならではのグルーブ感が素晴らしいし、まさに縦横無尽に好きなことをやっているという感じがします。実際、こういうソロは珍しいし、まあ、少し似ているかなと思うのは、レインボーのオンステージのスティル・アイム・サッドがやや近いかなと。まずは、聞いてもらえるとわかります。
このライブの素晴らしいところはやはりバンドとして一体感。リッチーもディープ・パープルのメンバーのひとりとしてギターを弾いていますが、その中でチャイルド・イン・タイムのギターソロは絶品。全部アドリブですが、こういうソロは弾いてて気持ちいいだろうなあと思います。
ランディ・ローズ:Ozzy Osbourne Tribute Mr.Clowley
少しハード系で行くと、オジー・オズボーン・バンドのランディ・ローズのミスタークローリーのギタープレイは本当に素晴らしい。ランディの場合は、オジー・オズボーンとやる前にライオットに傷んだけど、その時はそんなにすごいと思わなかったし、まさにオジー・オズボーンにその才能を見出されて、ランディも才能を開花させたという幹事ですね。このライブでは、上記のリッチーではありませんが、トリッキーあり、超絶速弾きありと、若いギタリストが縦横無尽に弾きまくるという印象です。しかもソロがドラマチックなメロディを奏でていて、ハードな演奏の中に、哀愁が漂っていて、これは希代のそろだと思います。
エリック・クラプトン:One More Car One More Rider River Of Tears
リッチー、ランディ・ローズと続いたので、エリック・クラプトンについて。僕はクラプトンのライブで一番好きなのが、「One More Car One More Rider」このアルバムは、選曲といい演奏のうまさといい、大変なアルバムなんですけど、収録されている曲の中で「River Of Tears」という曲があり、ここでのクラプトンのギターソロは絶品。ブルースギターの泣きのギターはこう弾きなさいというくらいの素晴らしいギターソロを弾いてます。ソロとしては、最初はバラード系のソロが徐々に盛り上がり、クラプトンの泣きのギターはこう弾くんですよ!と言っているようなソロです。本当にすごいソロ。僕はこの曲を聴くたびにゾクゾクしてますもん。Youyubeでもこの曲はアップされていますけど、このアルバムのRiver Of Tearsのプレイが素晴らしい。このソロを聞くたびに、やっぱりストラトキャスターが欲しいなって思いますね。
この曲の素晴らしいところは、エリック・クラプトンがガンガン泣きのギターを弾いているところに、ドラムのスティーブ・ガッドが絡んでいくところが素晴らしいです。後半は必見ですよ!
エリック・クラプトンと来れば、あの偉大なジェフベック。ジェフベックという人は、ギタリストから見ると実にコピーのしにくいプレイをします。あとジミヘンもそうだな。どういうことかというと、ギターのフレーズというのは、練習とかしてると次にどの音を弾くのかというのはだいたい分かります。一番わかり易いのは、リッチーとかサンタナ。この二人はものすごくコピーしやすかったです。
ジェフ・ベック:Blow by blow Cause We’ve Ended As Lovers
ところが、ジェフベックという人のギタープレイは、次にどの音を弾くのか予想しがたいのです。それが彼の特徴でもあり、ベックたる所以ですけどね。彼のアルバムも、もうたくさん出てるんですが、ジェフ・ベックがボーカリストと決別してギターだけで表現していくという決意で発表したのがBlow By Blow。結局大ヒットをしまして、特にCause We’ve Ended As Loversは彼の代表作になりましたね。曲をあのスティービーワンダーが書いてまして、大変きれいなバラードをジェフベックが弾いてます。天才作曲家であるスティービー・ワンダーの曲を、表現者であるジェフ・ベックが素晴らしいギターを弾いてます。
アル・ディ・メオラ:Elegant Gypsy全曲
インストゥルメンタルだと、アル・ディ・メオラというすさまじい人がいました。一見
こんな感じで学校の先生みたいな感じなんですが、ギタープレイは超高速といっていいくらいの速弾きで、彼が与えた影響はものすごく大きい。僕もこの人のギタープレイを聞いておもいっきりぶっ飛びました。曲調は、フラメンコギターにロック的な要素を加えたもので、すごくカッコいいのです。僕は、プロにはならなかったけど(なれなかったけど)、誰に影響を受けたかと言われたら、いの一番でこの人の名前を挙げると思うね。
このアルバムはどの曲もいいけど、パコ・デ・ルシアとのアコスティックギターのバトルはすごいよ。この曲はおそらくエディ・ヴァン・ヘイレンに影響を与えてます。ヴァン・ヘイレンのセカンドでSpanish Flyという曲が入ってますが、間違いなくアル・ディ・メオラの影響を受けて書いた曲だと思う。とにかくこのアルバムはすごく良くできていて、本当に何回聞いたかわからない。
ジョン・サイクス Whitesnake Crying in the rain
あとはすごいギターが聴けるのは、ホワイトスネイクの「Whitesnake」でこの時のギターはジョン・サイクスで、このアルバムでのジョン・サイクスのギターは、ハード・ロックギターのお手本のようなソロがたくさん聞けます。特にオープニングのCrying In The Rainのギターソロは、やはりメロディといい要所々々に聞ける速弾きやドラマチックなストーリー性のあるギターソロは大変素晴らしい。
ジョン・サイクスは、デヴィッド・カヴァーディルと喧嘩をして追い出されて、ブルー・マーダーというバンドを作ってという流れになりますけど、ロングヘアのきれいな実にかっこいいギタリストです。曲も書けるし、ギターもすごくうまいけど、いつの間にか消えちゃいましたね。残念です。そもそもこの時のホワイトスネイクの成功は、この人の力が凄く大きい感じがしますね。デヴィッド・カヴァーデイルも、ロニー・ジェイムス・ディオと同様リッチー・ブラックモアに泣かされてきたから、ギタリストが台頭するのは嫌なのかも。
ジョン・ペトルーシ:ドリーム・シアター:Hollow Years Live At Budokan
個人的に今一番好きなギタリストは、ジョン・ペトルーシで、一昨年くらいからアルバムを買い集めて、結局ほぼすべてのアルバムをゲットしくらいに彼らのことが好きです。その中でストロングスタイルのギタリスト、ジョン・ペトルーシのギターが、僕の琴線に触れまして、ドリーム・シアターに関してはほぼ毎日聴いてます。
そんな中でこれはちょっと真似できないと思えるギタープレイをしていまして、Live At Budokanに収録されているHollow Yearsのギタープレイはちょっとすごいです。この曲はバラードなのですが、僕好みの徐々に盛り上がっていくところが本当に素晴らしい。特に後半のプレイはちょっと別の領域にいるんじゃない?と思えるくらいすごいプレイです。
ジョン・ペトルーシ:Liquid Tension Experiment Acid Rain
Liquid Tension Experimentはジョン・ペトルーシとマイク・ポートノイが中心になって結成したインストゥルメンタルバンドです。4人の凄腕が叩きこむような演奏が特徴なのですが、ここでのジョン・ペトルーシのギタリストは珍しくアドリブを弾いてるのですが、このギターソロを聴いていると、おそらくテクニックという点でこの人の右に出る人はいないんじゃないかと思えるくらいすごい。まさに叩き込んでくるようなギターソロで、聴き終わった後にため息が出ます。これも逆立ちしてもかなわない感じ。すごいです。