カーネーションのこと
おひさまも終わって、その後始まったのがカーネーション。先日も書きましたけど、コシノ姉妹を育てた小篠綾子さんの一生を尾野真千子ちゃんが演じているドラマでして、舞台は大正、昭和の大阪が舞台。
関西に住んでる友人から、コテコテの関西だからみづらいのでは?と言われましたが、僕は延年数でいうと2年くらい大阪に住んでいて、嫌なことは全くなかったというよりも、この2年間は毎日刺激的な日々で、実に楽しい時期でしたよ。
なので、カーネーションの舞台が関西だからと言って全然違和感を感じないし、岸和田ってこんなところだったんだという感じで新しい発見もあって、楽しいです。
ただただ、ドラマに関して言うと、残念ながらおひさまのように惹きつけられるということはない。僕は惹きつけられるちゃうと、何度も見ちゃうタイプで、おひさまに関しては、7時半のBSで見てから、8時のNHKで見るという感じになるくらい出てる人も好きだったし、話もいいしという感じで、随分楽しませてもらった。あとは土曜日って9時からBSでその週の再放送もするんですよ。おひさまの場合はそちらも見てました。
カーネーションの場合は、話を見る前からストーリーの展開がわかっちゃう感じ。だいたい連続テレビ小説の主人公は、頑張り屋で自分に降り掛かってくる運命に対して、正面からぶつかって自らの運命を切り開いて行くというパターン。おひさまのばあいは、主人公の陽子が太陽の陽子と小さい頃から言われて、自分に関わる全ての人明るく照らすという人生を送り、特に戦争の時は見てるほうがしんどくなるくらいでしたが、それでも陽子の類稀な性格の描写は実に素晴らしかった。それに真央ちゃんは本当にかわいい。
カーネーションは、尾野真千子さんという演技派女優が、連続テレビ小説の主役に大抜擢されたということで、気合が空回りしちゃってる感じ。それと、この前段に書いたけど、ストーリーの展開が大体わかっちゃう。男勝りだった糸子が、ミシンと出会い、洋裁の道に進み、コシノ3姉妹に多大な影響を与えた偉大な女性という感じでしょうか。
出演してる人たちは、小林薫さんとかすごく好きですよ。気の弱い人を演じさせたら、彼の右にでる人っていないだろうし、お母さん役の麻生祐未さんは、若い頃から好き(好みとして)。そのくらいなんですよね。出演者みんな好きっていうことになると、それはおひさまにかなわない感じ。ウェブサイトも、悪いけど、おひさまに比べるとお金をかけてないというのがよくわかります。そういうスタッフの熱意というものもあるんじゃないのかなと思いながら、カーネーションを見てます。(そこまでケチを付けるんだったらみるなってところでしょうが笑)