英語の勉強を始めました
今まで50年生きてきて、なんとなく形になったのは、高校までの英語と、宅建の免許くらいかな。僕を知ってるひとほど、うそでしょうというかもしれませんが、僕は中学高校までは英語がすごく得意で、真面目な話90点以下はとったことがありません。30年以上前の話ですけど。
そんな感じなので、僕は真面目に英語の先生になろうと思ったこともあったのです。ただ、評定平均が低いので、英語学科がある学部には推薦してもらえず、結局違う大学にいったんだけど、浪人をしても英語は得意だったな。テストとかは英語は得点源でした。現国はだめだったなあ。宅建も、これは真面目に勉強したし、自己採点で48点という生涯こんなことはないだろうと思われる位高得点でした。宅建は50点満点なので。
で、僕は英語も宅建も暗記ってしたことがないのです。英語にしても宅建にしても、いわゆる英語脳、法律脳みたいなものを養った勉強方法でした。なので、僕は本当に暗記をしなかったんです。というよりも、子供の頃から暗記が苦手でどうしたら暗記をしないで済むのかということは、勉強をしている間はずっと僕のテーマでした。
じゃあ、このなんとか脳というのはどういうものかというと、僕的な解釈をするとですね、例えば、法律であれば、法律的に考えると正しいか間違いか、もっと細かく言うと民法で言うと正しいか間違っているかという判断ができるかどうかということだと思うのです。
宅建の問題は、四肢択一でこのうち正しいものはどれか、或いは間違っているのはどれかという問題です。で、宅建レベルの法律脳でこの回答が法律的に正しいかどうかという観点で考えると、大体正解でした。だから、都市計画法の用途地域はどの建物がどういう地域で立てられるのかという問題なんだけど、法的にどうかと考えるとまず正解。
英語にしても、英文解釈だったら、仮に1000語で書かれている文章を読むときに、そのうちわからない単語はせいぜい10〜20語くらい。ということは、文章の前後を読めばある程度どういう意味を行っているのかということがなんとなくわかる。例えば日本語の文章でも、読めない漢字があっても文章の前後を見れば、この読めない漢字もどういう意味の言葉かわかる。英語も同じだというわけです。それは、英語に関しても、宅建にしても同じことを僕は人から言われました。
で、今回もう一度英語をやってみようかなと思ったのは、やっぱり、英語の文章が読めないと、面白くないということですね。特に僕はまだネット系の仕事をかじっているので、そうなると英語が読めないと面倒なんですよね。というわけで、英語の勉強を始めてます。
読んでる本は、こちら。旺文社の英文標準問題精講。
これは僕が英語が高校の時に得意になるきっかけになった本です。これを10回位繰り返して読めば、それなりに英語も読めるようになるだろうと、今から楽観してます。この本は初版が1933年!これは昭和8年です。なので、はしがきの著者の原仙作先生の文章がいいのです。ちょっと引用します。
なるほど、学問に王道があろうはずがない。しかし少なくとも、幾つかの優れた方法、捷径(しょうけい)はあるはずだ。先輩諸氏の良参考書多きを顧みず、屋上さらに屋を架して、あえて小著を編さんしたのは、実にこの捷径の一つを提唱せんとするためにほかならない。
素敵な日本語だと思いませんか?ちなみにこの「捷径」なんて既に死語になってるけど昭和一桁にはこういう文章が流通しているんですね。ちなみにこの言葉、goo辞書で調べたら、
- 目的地に早く行ける道。近道目的を達するてっとり早い方法。
- 早道。近道。「立身の―として」
という意味です。知りませんでした。
すごく昭和の匂いがプンプンして僕はすごく楽しんでるんだけど、どういう人の文章が紹介されているのかという写真つきのリストもあって、これも昭和臭くていいんですよ^^
これが一年続くかどうかみものです笑