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株価600$超えのApple

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先日新しいiPadを発売して、既に販売台数の総数が300万台。売れに売れているAppleですが、その結果現金がたくさん集まってきて、今後450億ドル(約3兆7500億円)を株主に還元すると発表し、その結果ナスダック市場ではAppleの株は600$越えということで、なにかすごいことになってきてる。

このブログでも何度も書きましたけど、ジョブス前のAppleを知っている僕としては実に今のAppleの状況は感慨深いものがありますね。僕がパソコンに興味を持って初めてMacを買ったのがパフォーマー550という機種。当時はスティーブジョブスも追放されてましたが、使いやすさとかもあり、瞬く間に僕もMacFanになった。

ところが、このMacも、今のMacと違ってOSがあまりにも安定せず、すぐにフリーズするというものでした。これはコンピューターとしては最悪で、馬鹿なMac雑誌はフリーズすると表示される爆弾マークがかわいいだ、Sad Macは可愛いだとか、作業中のフィリーズに備えて常に保存する習慣をつけよう!みたいなことを言ってました。要は不良品だったわけです、当時のMacは。

ただ、Macはフリーズするけれども、使いやすいし、アイコン等もセンスがいいし、遊び心もあるので、多くのファンがいました。AERAとかでもMacユーザーは阪神ファンと一緒であると。つまり、Macは当時の阪神タイガースのように弱くてだめチームだけど、愛着があるということで、たしかにMacだったら何でも買うという人はたくさんいましたし、Appleはそういったファンにおんぶにだっこ状態で、OSを直そうとしませんでした。

そんなテキトーな当時のApple社だったので、どんどんだめになっていくわけです。そりゃあ、コンピューターとしてMacは使いものにならないし、アップルファンからバカにされていたWindows95マシンは安定してましたからね。一時はSONYが引き取るという話もあったくらいです、真偽はともかく。そんなダメAppleに追放されたスティーブ・ジョブスが呼び出され、最初に発表されたのがスケルトンのiMac。僕も娘に買いましたよ。可愛かったです。

それから皆さんが御存知の通りAppleは大進撃。これは、スティーブ・ジョブスがシンプルがすべてに優先するという思想が、このインターネット時代に見事に合致したことだと思うのです。これは、iPhoneとか見てればわかるけど、起動も早いし、使いやすいし、ウィルスも来ないし、便利だし、日本だったら、買うときにお金がかからないというところもあり、爆発的に普及しました。

Appleも出す商品が、イノベーションをおこしているので、値段も壊れない。これは大きいですよね。買うほうは、ショップでも、エンドユーザーでも定価で買う。品薄になると、オークションとかで法外な買い物をしたりする。それだけ価格支配力をメーカーが持っているというのは稀有な例だと思うね。

それはパソコンにしても、どんどん値崩れしてるでしょ。また、Android端末も価格競争になってる。ところが、アップル製品に関しては、基本的には価格が崩れることは無いし、そもそも製品も割高ということも無いので、適正に儲けているということですね。メーカーとしては理想的だと思います。

ただ、若干心配なのは、iPhone4Sの時もそうだったし、今回のiPadもそうでしたけど、ネーミングに対していまの経営陣はあまり神経を使ってないという印象があります。iPhone4Sの時は、マーケットはiPhone5が出るんじゃないかとものすごく期待をしましたが、結果はiPhone4S。株価は随分下がりました。iPadもそう。マーケットやファンはiPad3だって大騒ぎしたけど、結局普通のiPad。こちらも株価を下げた。

スティーブ・ジョブスは、そういうところは抜け目がなくて、今の経営陣はそういうところまで気持ちというか頭が回らないような印象を受けるんですけどね。大丈夫でしょうか。

今は調子のいいAppleも、マイクロソフトやヤフーを見てもらえばわかるけど、いつまでもいい状態が続くわけじゃないし、それはAppleはかつては潰れそうな状況だったわけで、その点はよくわかっていると思うけど、できるだけ期待以上のことをしてくれることを、Appleファンの一人として期待するばかりです。

ちなみに僕が持っているアップル製品は

  • MacBook
  • MacBookAir
  • iPhone3GS(iPod touch化してます)
  • iPhone4
  • iPad(初代)
  • AirMacExpress

こんな感じです。なお、エロビデオ専用にVAIOがあります笑